治療刺激による内臓への働きかけは自律神経反射を介して行われる。自律神経反射は求心路と遠心路によって3つに大別される。A)内臓ー内臓反射、B)内臓ー体性反射、C)体性ー内臓反射がある。治療に働きかける場合はC)体性内臓反射になる。
A)内臓ー内臓反射、内臓求心性神経を求心路で自律神経を遠心路とする。各内臓の局所情報は、自律神経を求心路を介して中枢(脳脊髄)で送られ処理され、反射性の自律神経遠心路を介して効果器(内臓)に送られてから効果器機能が調整される。胃腸管刺激などによる運動と消化液の分泌調節など、多くの内臓器官はこの反射により調節される。
B)内臓ー体性反射、内臓求心性神経を求心路で体性運動神経を遠心路とする。内臓からの求心性情報は、中枢神経系を介して反射性に運動神経活動を変化させ、骨格筋の収縮性を変化させる。内臓病変や機能低下で、背中に筋緊張が起こったり特異的な圧痛点などがある。手・足つぼの反射エリアに圧痛反応でどこの臓器に反応があるというのはこれだろうか?
C)体性ー内臓反射、内臓求心性神経を求心路で自律神経を遠心路とする反射。皮膚・関節・腱・筋肉などに加えられた治療(カイロプラクティック・鍼灸・マッサージ)刺激は、中枢神経系で統合されて自律神経を介して内臓機能に影響を及ぼす。つまり刺激を加えることによって内臓機能を高めていく。体性ー内臓反射は、更に①脊髄を介する脊髄反射②脳を介する上脊髄反射2つに分けられる。後者の手足の治療刺激による求心性入力は上行して脳幹で統合されて自律神経を介して全身性の内臓反射を起こす。自律神経は内臓器官の働きだけではなく、内分泌(ホルモン)・免疫・循環・汗腺にも分布しており治療効果は内臓だけに留まらない。
体表に刺激を与える
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自律神経反射(脊髄反射・上脊髄反射)
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交感神経優位又は副交感神経優位
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内臓器官の活動が活発になったり・低下する。
群馬県 伊勢崎市