『負のスパイラル』
この言葉は我がブラックアウトローズに付きまとう言葉の一つであろう。
6人が6人共スパイラルに沿ってグルグル回っている状態が見て取れる。
その先頭を切っているのが投げっぱなしひっきーと言って過言ではない。
寝る時も覚める時も新聞と共に過ごし週末はバーケーにいそしむ28歳の彼。
そんな投げっぱなしにもこんな未来があってもいいだろう。
2009年4月 いつものごとく新聞配達をしていたところ車にハネられる。
辺り一面に新聞が舞う。
車から一人の男が降りてくる…。「君大丈夫か?」
「うっ、うぅ…、」
投げっぱなしは自分が操縦していたカブの下敷きになっている…。
「とりあえず病院だ!行こう」男は投げっぱなしを連れ病院へ。
投げっぱなしは全治2ヶ月の重症であった。
「全額こちらで負担します。なにかあったらこちらまで連絡を…」
と、その男は名刺を残し姿を消したのだ。
6月 投げっぱなしは完治し男に連絡しようと名刺に目をやる。
なんとあの男は任天堂の担当者であった。とりあえず連絡してみる。
「あのー、2ヶ月前の事故の相手の……、」
男は、「その節はすみませんでした。治療費、手術費、入院費を
あなたの銀行口座まで振り込みますので口座番号教えて下さい 」
投げっぱなしは慰謝料も請求したい心境ではあったが、
「口座番号は○○銀行○○支店………、早急にお願いします!」
男は「分かりました早急に致します。」
7月 男からお金も振り込まれ、また新聞配達に精を出す日々。
まさに順風満帆であった。
2011年1月 任天堂から『スーパーマリオデリバリーズ』が発売される。
このゲームソフトが世を席巻することになるとは…。
7月 発売半年で400万本達成。
投げっぱなしも『スーパーマリオデリバリーズ』購入。
ゲームの内容はマリオというキャラクターが新聞を配達をし続け、
最終的にクッパというキャラクターに新聞を無事届けるというもの。
投げっぱなしは「まるでいつものおれみたいやな~」
と思いつつ説明書をよく見るとプロデューサーはあの男。
自分をハネたあの男であったのだ。
神の悪戯であろうか?偶然だろうとその時はあまり気にしなかった。
2012年1月 この月を境に投げっぱなしの銀行口座に大金が振り込まれる。
その大金は任天堂からのものであった。
投げっぱなしはびっくりした。びっくりした。
その後も次々と振り込まれることとなる…。
『スーパーマリオデリバリーズ』はゲームに留まらずグッズ等も好調。
それに伴ない投げっぱなしの口座も右肩上がりとなる。
後に分かるのだが任天堂のあの担当者が投げっぱなしをモデルに、
『スーパーマリオデリバリーズ』を開発したのだ。
事故を起こしてしまったという背徳の思いから、
印税の数%を投げっぱなしへという話であったのだ…。
その金額累計約10億円である。
………ここまでは、イイ感じです。以降はバーケーに使わない限りは…。
頑張れ投げっぱなし!
可能性はある。
