異業種で開業するときの開業動機
実際に開業する場合には、だいたい今までキャリアを積んだ
業種での開業が一般的です。
建設業の会社にいたなら建設業、飲食店で働いていたなら
飲食業というのが普通ですが、中にはまったく異業種での
開業ということもあります。
この場合に公的機関や銀行などから融資を受けようとすると
なんで今までの職種と違う分野で開業するのかを聞かれます。
貸す側から見たらやっぱり経験の無い(少ない)職種での開業
はリスクを感じることだからです。
もちろん経験が十分にあるとしても、開業後必ずうまく経営
が成り立つものではありませんが、異業種での開業となると
融資がむずかしくなる傾向があるようです。
ただ、異業種で開業したいという場合、何らかのそこに至る
動機があるはずです。
たとえば不動産業に従事していたけど、子供のころに祖母と
同居していて、一緒に遊んだり、肩を叩いてあげたりして
お年寄りと過ごすのが嫌ではなかった。そして寝たきりの老人の
御世話をするバイトを学生時代に経験して、いつかは介護
の仕事をしたいという気持ちがあったのが、日増しに強くなり、
またそのために貯めた資金ももそれなりに出来たので介護事業
を立ち上げる。・・などといった場合はどうでしょうか。
まったくの思いつきで異業種での開業を考えていることは
あまり無いでしょうし、仮にそうだとしたら開業動機がとても
弱いものとなり、融資担当者を納得させることは無理です。
前職とこれから興す事業との関連性が誰の目にも明らか
で、納得できるものならば異業種開業での融資も受けやすく
なります。
ですから異業種での開業を考えている方は、前職から
これから興す事業への流れが、不自然では無いような
開業動機を事業計画書に書かなければなりません。