自己資金が3分の1あっても困る時
自己資金は、融資を受けるために開業資金全体の3分の1以上は
用意して置かなければなりません( 日本政策金融公庫の場合 )。
ただし、どんな場合でも3分の1あればいいのか ?
このようなケースが実際にありました。
飲食店なのですが、ピザを焼く窯が特注で、とても高額なものでした。
設備費用の大半が、そのビザ窯に充てられています。
この状態で何が問題なのかというと、金融機関は( このときは
保証協会そして信金です )飲食店の営業許可が下りてから
融資実行するという対応をする場合があります。
営業許可が下りるということは、工事などがすべて終わった状況
を意味します。( すべて終わって保健所の審査があります )
分かりにくいかもしれませんが、すべてが終わってから融資が実行
されるということです。
ところが、先ほどのピザ窯は注文を受けてから制作に入るのですが
なにしろ高額のため、前もって全額支払いをしなければ制作には
入らないという事になっていたようなのです。
ここで困りました。
手持ちのお金では足りません。
借り入れは工事がすべて済んで営業許可が下りないと駄目。
工事は支払いが出来ないと進まない。
堂々巡りです。
これは実際に合った話で、結局ピザ窯の工事費を親戚に出資し
て貰って事無きを得たのですが、このような場合もあります(特に
保証協会を利用する場合 )ので、自己資金は多めにしておくことが
肝要かと存じます。