弱者にやさしい国 | 起業家応援行政書士 徳山孝一のブログ

弱者にやさしい国

今朝の読売新聞の投稿欄にカナダのバンクーバーの記事

が載っていました。



どういう内容かと言うと、投稿者は障害者の娘さんがいらっ

ゃって、その娘さんと一緒にバングーパーで行われた「国

際障害者ピアノフェスティバル」に参加したところ、その町が

障害者にとても優しい町であったということです。



車いす対応のタクシーが多いこと、市内を走るバスもボタン

ひとつで乗車口に折りたたみのスロープが出てきて車いす

でもすんなり乗車できることなどなど。



私も以前友人がドイツの動物園に行った時に、車いすを

使用している人がいると、みんなが自然にその人を最前列

に入れているのを見たそうです。



一度だけでなく、動物園だけではなく。



町、いや国全体がそういう意識になっているのでしょう。



それに引き替え、わが日本ではどうでしょう。



自分の事例を一つ紹介します。



障害者に関しての事例では無いのですが、自分の中で

はリンクするので。



かなり前の東京競馬場での出来事です。



「アイネスフウジン」が優勝した「ダービー」の府中競馬場

での話。



(古い話で恐縮です。余談ですがこの「アイネスフウジン」

の馬主は、後に事業が破たんして関連会社の社長二人

と共に府中のビジネスホテルで首をつって自殺しました。



彼らの最後の晩餐はテイクアウトの牛丼と缶ビールだった

そうです。)



当日は入場規制する制度がまだ出来ていなくて、たしか

20万人程の観客が押し寄せていました。



食事処、レストランなどは全く入れず、弁当・サンドウィッチ

の類も品切れ、仮に買えても食べる場所すらない状況。



当然トイレは長蛇の列です。



私はその時初めて男性トイレに女性が並んでいるのを

目にしてしまいました。



女性用のトイレの数が少ない上に、どうしても女性は時間

が掛かるため、なりふりかまわず男性用トイレに入って

きたわけです。



そして私がトイレに並んでいた時のことです。



私の5人くらい後に5歳くらいの男の子が並んでいました。



かなり我慢している様子で、そばにいるお父さんも「もう少し

だから我慢して !」と言いながらも困っている様子。



そこで私の番になったので、男の子のお父さんに先に入る

よう声を掛けたのです。



別に偽善者ぶるわけではありませんよ。



小さい子には我慢がかわいそうだっただけです。



そうしたら、私のすぐ後ろにいる男が「順番守れよ !」と

怒鳴りつけてきました。



確かに順番は守らなければいけませんが、世の中の事は

すべて杓子定規に当てはめてはいけません。



なぜ小さい子が困っているのに、そんなことを言うのか

余裕無さ過ぎでしょう。



で、どうしたかと言うと、私はお父さんに「良いから気にし

ないで入りなさい」と言った後、後ろの男の鋭い視線を

感じながら自分の番を待っていたという次第。



とくにその後ケンカになると言うことも無かったので、まあ

良かったのですが、日本人の心根が狭くなってきている

ことを象徴するような出来事です。



投稿されたカナダの記事を見て、随分前の出来事を

思い出してしまいました。