最終回。

今回は「西門の対馬」である。

対馬は暖流に洗われ、海中にはサンゴ礁もある。

どことなく沖縄の西表島に似ていると荒俣宏氏は感じたという。

この島には古い古い文明の痕跡がある。

今から2000年ほど前、そこに生まれたのは大陸から入って来た

太陽と石の神聖文明

だった。

 

 

対馬には、

たくさんの神社がひしめいている。

これは、日本の神信仰とその祭祀が、対馬から出たことを物語っている。

 

 

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対馬には

八丁郭

はっちょうかく

と呼ばれる、奇怪な石塔がある。この石塔はとくに神聖視され、

オソロシドコロ

とも呼ばれている。

かつては禁足地であったが、今はその禁が解かれている。

八丁郭は「天道法師」なる神通力をそなえた僧侶の墓であり、

入定して生き仏( ミイラ )になったところと伝えられている。

八丁郭( オソロシドコロ )に潜入した動画があったので貼っておく。

 

 

 

 

八丁郭の掟は4つ。

①大声を出してはならない

②落とし物を拾ってはならない

③転んではならない

④入場の際は塩で体を清める

 

 

森を抜け、

さらに奥へ進むと「土足厳禁」の立て札がある。

そしてここにもルールがある。

「神様に背中を向けてはならない」

なので参拝し終わって帰る時は、後退りして、

八丁郭に背中を向けないようにして「土足厳禁」の立て札のところまで帰る。

もしこの時、ものを落としても拾ってはならないし、転んだりしたらアウトだ。

 

 

天道法師には、謎めいた伝説がある。

天道法師が生まれた時、その母は光をその身に受けて子を孕んだと。

この母は「ウツロ船」で対馬に漂着したと言われる。

対馬の北にある佐護に「天道女躰宮」があり、

お腹に日輪を置いた女性を形どった御神体を祀っている。

この「太陽を孕んだ女神」は天道法師の母であると思われる。

ちなみに天道法師の御神体は「赤米」である。

 

 

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対馬の豆酘( つつ )には、日本で最後の「亀卜師」がいる。

亀卜

きぼく

亀の甲羅を使う占いの起源は、中国にある。

日本には「鹿の骨」で占う鹿卜から、亀卜へと移行した経緯がある。

亀甲は鹿の骨よりも焼いた時のヒビ割れが鮮明に現れる。

そのため占う者に迷いや誤解が生じない。

それゆえ鹿卜から亀卜へと移行していったようなのだ。

ちなみに亀卜に使われる甲羅は浮甲( うかれこう )といって、海岸に打ち上げられた物に限るとされ、占いのために亀を殺してはならないとされていた。

( 日本においてはこれが困難でアオウミガメは捕獲して甲羅を得ていたそうな )

 

 

6世紀になり、

日本の祭祀を「卜部氏」が司るようになった。

この卜部の本拠地が「伊豆、壱岐、対馬」なのである。

ここに面白い話がある。

横山孫次郎『對馬亀卜談』によれば、

宮中で行なわれる大嘗祭の亀卜のために、

「伊豆亀卜の伝統下にあった小笠原諸島のアオウミガメの甲羅が使われた」と。

何とここで「東門の小笠原」が出て来るのだ。

そういうことか。

西門の対馬と、東門の小笠原は、亀卜で繋がっていたのだ。

東北と琉球は言語の類似性で繋がり、対馬と小笠原は亀卜で繋がる。

対馬と小笠原。

正確に言えば「対馬と伊豆諸島」だが、これは、

亀卜(きぼく )ライン

である。

対馬の国府跡が今は「厳原」( いずはら )と呼ばれているように、

対馬には「イズ」とつく地名が幾つかある。

 

 

対馬

太陽と石の信仰

卜部氏の亀卜

対馬と伊豆諸島は「亀卜」繋がり

 

 

もう1つ言えば、

中臣氏は対馬で生まれた卜部氏の同族である。

その中臣は鹿島神宮のある鹿島を拠点にしており、そこは「鹿卜」を行なう土地であった。さらに言えば……

 

 

 

 

悪路王首像。

延暦年間( 782-806年 )

坂上田村麻呂が陸奥で悪路王を討ち、

その首級を都へ持ち帰る途中に鹿島神宮に納めたとされる。

悪路王の首を鹿島神宮に納めた

対馬出身の中臣氏。

その拠点である鹿島神宮。

鹿島神宮に納められた悪路王の首。

悪路王には「蝦夷」のリーダーという伝説がある。

こうしてまた「西門の対馬」と「北門の東北」も繋がってゆくのだ。

 

 

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皇室が祖神とする天照大神。

その原型が対馬にあるという。

対馬では「アマテル「オヒデリ様」と呼ばれる日神が崇拝されて来た。

対馬と皇室。

その繋がりは他にもある。

宮中で亀卜を行なう集団は「対馬、壱岐、伊豆諸島」から出た者たちである。

亀卜は「国防」に通ずる。

国防。

すなわち日本を守ること。

ゆえに日本を守る亀卜集団は「四門」の1つ、対馬から選ばれたのだ。

 

 

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四門復活!

東門は、伊豆諸島〜小笠原諸島。

西門は、対馬。

南門は、沖縄。

北門は、奥州〜常陸。

この「四門」が呪力を発揮して、日本を守って来たことは間違いない。

今の首都は東京だから──

そう思うこと勿れ。

いまだに内裏は京都にあり、いまだに東京の「遷都宣言」は成されていない。

東京は遷都宣言をせぬまま首都となった。

おそらく「四門」は生きている。

目に見えぬ日本国防システムとして機能し続けている。

しかし、その四門を狙うかのような事象も起きている。

東北の東日本大震災。

対馬の韓国資本による土地買取の問題。

沖縄の首里城火災。

今、我々に求められるのは「四門」を意識し、その呪力を回復する事である。

東日本大震災が起きた時「東北魂」という言葉が飛び交った。

琉球ユタの末吉さんは「今こそ琉球魂の復活を」と訴えている。

そういうことなのだ。

我らが日本を守るために「東北魂を」「琉球魂を」蘇らせ、

国防のための「亀卜」ラインである「対馬と伊豆諸島」のシャーマニックな力を復活させる。それこそが目に見えないが強力な「四門復活」となるのだろう。

 

 

土日はブログをお休みします。 

皆様、どうか佳き週末をお過ごし下さい。