2025年冬至点は、
12月22日( 月 )の0時3分。
氣になるキーワードは、冬至・シリウス・大嘗祭・安曇磯良……
今から話すことはわたしの妄想なので、話半分に聞いて欲しい。
シリウス。
隠れたる神。
太陽の背後の隠れた太陽。
あるいはソティスと呼ばれたもの。
古代エジプトにおいては女神ソプデト。
ヒエログリフではソプデトは△( 三角形 )で表される。
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ずっと昔、変な夢を見た。
遠くにお椀を伏せたような形の山があって、
その向かって右側に銀色の鉄塔が建っており、
その左側の地面に「星」を描いた魔法陣があって、
そこで三島由紀夫が何かの儀式をやっているという不可解な夢だ。
起きてから考えた。
あの夢は何だったのか?
山と鉄塔と星の魔法陣──三島由紀夫は何をやっていたのだろう。
で、後日、驚くような発見があった。
たまたまエジプト風タロットカードをやっていて、
シリウスのカードを見つけたのだ。
細長い三角形。
その横に半円と星。
これを見た時「あっ!」と声が出た。
夢で見た風景と同じだ。
細長い三角形は、銀色の鉄塔。
半円はお椀を伏せたような形の山。
その下の星は「星」を描いた魔法陣。
そのまんまの配置。
あの夢で見た風景は──
あの構図は──シリウス!
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シリウスは
冬至の真夜中に、
真南から「東に20度」ほど傾いた南南東の空に輝く。
上の図は、
大嘗祭の際、建てられる大嘗宮の「悠紀殿と主基殿」両殿共通の見取り図。
パッと見てわかる。
神座と御座。
ちょっと斜めになっている。
御座は儀式の時に天皇が座すところ。
神座は文字通り「神」の座すところだろう。
でも変なのだ。
大嘗祭の儀式が行なわれるのは冬至の真夜中である。
むろん真夜中に太陽は出ていない。
と、言うことは大嘗祭において「天皇と共に座す神」はアマテラスではない。
冬至の真夜中、真南から「東に20度」ほど傾いた南南東の空に輝くのは……
そう。シリウスだ!
ふと思う。
冬至の真夜中に行なわれる大嘗祭とは、
アマテラスの化身たる天皇の「死と再生の儀式」であり、天皇は「シリウスの神」により「神性」を授けられるのではないか?
ちなみに大嘗祭とは、
天皇が即位後、一生に1度だけ行う最も重要な宮中祭祀である。
天皇は即位しただけでは「天皇」たり得ない。
大嘗祭において「シリウスの神」により神性を授けられて初めて天皇となるのだ。
アマテラスの化身たる天皇を、
天皇たらしめる「シリウスの神」とは安曇磯良である。
なぜ安曇磯良が?
その疑問に答えたのが『星の迷宮へのいざない』の著者・綾杉るな氏である。
綾杉氏によれば、
倭王の姓は「阿毎」であり、
もともとこの国の王は安曇族が祖であった。
そして神武天皇は安曇の姫から生まれていることから、
天皇家の祖も安曇族で、
その王たる「安曇磯良」の存在が、
後年「倭国」が滅び「日本国」の時代になると
倭国の歴史と共に消されていった。
つまり……
日本国元首たる天皇は、
倭国王「安曇磯良」からの神性を引き継ぎ、初めて天皇たる存在となると。
安曇磯良・シリウスから、天皇・アマテラス・太陽へ。
安曇磯良は天皇の背後に隠れ、
シリウスは「太陽の背後の隠れたる太陽」となったのだ。
あくまでもこれはわたしの妄想……
冬至の真夜中、夜空に輝くシリウスに愛と敬意を込めて。
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お知らせ
今年のブログは今日まで、とします。
12月23日( 火 )〜1月4日( 日 )までブログをお休みします。
ブログ再開は1月5日( 月 )となります。
皆様、今年は色々とありがとうございました。
どうか佳き年末年始をお過ごし下さい。
そして2026年もどうぞ宜しくお願い致します。
尚、コメント欄はお休みの間、閉じさせて頂きますのでご了承下さいませ。



