2025年冬至点は、

12月22日( 月 )の0時3分。

氣になるキーワードは、冬至・シリウス・大嘗祭・安曇磯良……

今から話すことはわたしの妄想なので、話半分に聞いて欲しい。

 

 

 

 

シリウス。

隠れたる神。

太陽の背後の隠れた太陽。

あるいはソティスと呼ばれたもの。

古代エジプトにおいては女神ソプデト。

ヒエログリフではソプデトは△( 三角形 )で表される。

 

 

**********

 

 

ずっと昔、変な夢を見た。

遠くにお椀を伏せたような形の山があって、

その向かって右側に銀色の鉄塔が建っており、

その左側の地面に「星」を描いた魔法陣があって、

そこで三島由紀夫が何かの儀式をやっているという不可解な夢だ。

起きてから考えた。

あの夢は何だったのか?

山と鉄塔と星の魔法陣──三島由紀夫は何をやっていたのだろう。

で、後日、驚くような発見があった。

 

 

 

 

たまたまエジプト風タロットカードをやっていて、

シリウスのカードを見つけたのだ。

細長い三角形。

その横に半円と星。

これを見た時「あっ!」と声が出た。

夢で見た風景と同じだ。

細長い三角形は、銀色の鉄塔。

半円はお椀を伏せたような形の山。

その下の星は「星」を描いた魔法陣。

そのまんまの配置。

あの夢で見た風景は──

あの構図は──シリウス!

 

 

**********

 

 

シリウスは

冬至の真夜中に、

真南から「東に20度」ほど傾いた南南東の空に輝く。

 

 

 

 

上の図は、

大嘗祭の際、建てられる大嘗宮の「悠紀殿と主基殿」両殿共通の見取り図。

パッと見てわかる。

神座と御座。

ちょっと斜めになっている。

御座は儀式の時に天皇が座すところ。

神座は文字通り「神」の座すところだろう。

でも変なのだ。

大嘗祭の儀式が行なわれるのは冬至の真夜中である。

むろん真夜中に太陽は出ていない。

と、言うことは大嘗祭において「天皇と共に座す神」はアマテラスではない。

冬至の真夜中、真南から「東に20度」ほど傾いた南南東の空に輝くのは……

そう。シリウスだ!

ふと思う。

冬至の真夜中に行なわれる大嘗祭とは、

アマテラスの化身たる天皇の「死と再生の儀式」であり、天皇は「シリウスの神」により「神性」を授けられるのではないか?

 

 

ちなみに大嘗祭とは、

天皇が即位後、一生に1度だけ行う最も重要な宮中祭祀である。

天皇は即位しただけでは「天皇」たり得ない。

大嘗祭において「シリウスの神」により神性を授けられて初めて天皇となるのだ。

 

 

 

 

アマテラスの化身たる天皇を、

天皇たらしめる「シリウスの神」とは安曇磯良である。

なぜ安曇磯良が?

その疑問に答えたのが『星の迷宮へのいざない』の著者・綾杉るな氏である。

綾杉氏によれば、

倭王の姓は「阿毎」であり、

もともとこの国の王は安曇族が祖であった。

そして神武天皇は安曇の姫から生まれていることから、

天皇家の祖も安曇族で、

その王たる「安曇磯良」の存在が、

後年「倭国」が滅び「日本国」の時代になると

倭国の歴史と共に消されていった。

つまり……

日本国元首たる天皇は、

倭国王「安曇磯良」からの神性を引き継ぎ、初めて天皇たる存在となると。

安曇磯良・シリウスから、天皇・アマテラス・太陽へ。

安曇磯良は天皇の背後に隠れ、

シリウスは「太陽の背後の隠れたる太陽」となったのだ。

あくまでもこれはわたしの妄想……

冬至の真夜中、夜空に輝くシリウスに愛と敬意を込めて。

 

 

**********

 

 

お知らせ

今年のブログは今日まで、とします。

12月23日( 火 )〜1月4日( 日 )までブログをお休みします。

ブログ再開は1月5日( 月 )となります。

皆様、今年は色々とありがとうございました。

どうか佳き年末年始をお過ごし下さい。

そして2026年もどうぞ宜しくお願い致します。

尚、コメント欄はお休みの間、閉じさせて頂きますのでご了承下さいませ。