「ほんとにそいつ。愛梨のおとこなの?」
俺は真実が知りたかった。
愛梨が好きでその人と一緒にいるならもう出る幕はない。
だから少しイラついた態度を取ってしまった。
そんな俺を愛梨は一度も見てくれなかった。
「もういいよ。あ~ちゃん。」
そんな沈黙を破ったのはその男だった。
あ~ちゃんだぁ???
あ~ちゃんなんてあだ名で呼び合う様な仲だと想像するだけで胸がはちきれそうだった。
「楽しい韓国旅行の続きしよ?」
そういって、男は愛梨の手を取って歩こうとした。
「あの…望くん待って!」
そう言って愛梨はこう言った。
「あの…忙しいと思うけど、暇が出来たら…ほんとに何もする事なくなったらでいいから……連絡して!!……いきなり何もなくなると心配になる…」
そう言い終えた愛梨の顔は真っ赤だった。
俺はこんな状況でも可愛いと思ってしまった。
「それじゃ!」
愛梨はすぐに俺に背を向け反対方向に歩きだした。
…って事は俺からの連絡がなくなって少なからず不安になったってこと?
「YES!!」
俺は小さく声で喜びガッツポーズをとった。
そして、すぐに愛梨の手を掴んだ。
「韓国旅行に来たなら、韓国の人が道案内しないと♪」
「あっおい!!待てよ!」
「お留守番よろしく!望くん?ガホの事よろしく~♪」
愛梨を引っ張る様にして俺は走りだした。
「よろしくって言ったってこれ(ガホ)どうするんだよ。」
少し走った所で立ち止まった。
久々にみたジヨンの横顔。
ジヨンは汗をかいたのか、手で汗を拭おうとした。
「はい。これ使って。」
私はハンカチを渡した。
「ありがとう。」
ジヨンはあの笑顔でハンカチを受け取った。
あまりにも笑顔が眩しくて思わず目をそらしてしまった。
愛梨からハンカチを渡されて、それを使った。
ハンカチはものすごくいい香りした。
…
…
さっきから愛梨の様子がおかしい。
目線を感じるんだけど、愛梨を見るとパッとそらされてしまう。
俺、今日の格好変かな…
↑※これではない
さっきからジヨンからの目線を感じる。
またあたし、顔真っ赤なのかな??
その唇舐める仕草、あたしには刺激が強すぎる!
「「あの~」」
ほぼ同時に話し掛けていた。
「愛梨からどーぞ」
「じっジヨンからでいいよ」
「そ?じゃあささっきの質問の答え。まだ返ってきてないけど」
「質問?」
「だから、あの望っておとことつきあってるの?」
「望くんとはそーゆー関係じゃないよ。ほらっ!あの…梓会った事あるよね?梓の弟なの!」
「ふ~ん(あの女仕込んだな)」
「だから、友達みたいな関係なんだ。」
「それほんと?!」
「うん。本当だよ!」
「ほんとに?ほ~んと?」
「うん!」
「………ほんと?」
「うん!」
「じゃあさ。愛梨俺とつきあわない?」
「うん!…………………えっ??」
「YES!まじで?!」
「えっ?ちょ!今なんて言ったの??」
「ん?つきあってって」
「…冗談だよね?」
「俺、じょうだんでそんな事いわない人」
「ジヨンってその…あの…私の事…その…」
「ん?すきだよ。愛梨のこと。」
「……………………へっ?なんて言った?今……」
あたしがそう聞くと、ジヨンが近づいてきて、あたしの顎を持ち上げた。
「もう一回言わせる気?」
あのS目線ジヨンで。
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