ニュージーランド地震で多くの留学生が命を落とした、
富山の専門学校で卒業式が行われたそうだ。
奇跡的に助かった2名も参加したという。
彼らは今、何かを背負っているように見える。
生きることができた、未来への希望と、
亡くなった同志たちに対する罪悪感…
その二つを同時に背負っているように見える。
生き残った人々がこのような心境になるのは
めずらしいことではないようだ。
戦時中、各地に存在した強制収容所という名の
殺戮所から生還した人々の話を聞くと、
みな同じような心境に陥っていることがよくわかる。
そこまで悲惨な状況を、実際に体験したことがない私には
彼らのその心境を心底理解するということは難しいだろう…。
しかし、生き延びた人々が、生きているというその事実は
変わらない。罪悪感も感じるかもしれない。でも生きている。
生きている限り、彼らのその生には何らかの意味があるのだと信じたい。
そして同時に、亡くなった多くの人々の死に意味をもたらすことが
できるのは生き残ったその人たちに他ならないのだと信じたい。
そして、今回の大震災で生き残った私自身。
私も亡くなった人々の死を、意味あるものにできる人間の一人として
何かできることをしていきたい。
鬱々とした毎日が続くが、それを乗り越え、
少しでも良い未来を描いていきたい。