普段から思っていたことがある。
救急車や消防車などの緊急車両のサイレンが聞こえると、
すべての車が、道を譲り、それらの車の到着を求めている
人のためにすべての人々が協力する。
普段は交通ルールを破り、迷惑運転をしている車でさえ、
その時ばかりは道を譲る。
そこに居合わせた誰もが道を譲る。
これが人々の本当の姿なんではないだろうか?
助け合い、協力し合い、支え合う。
今回の震災を通して、人々の持っている
最も美しい部分が浮き彫りにされたように思う。
やがて時が過ぎ、日常が取り戻されてくると、
それらの美しい姿は影をひそめてしまうのかもしれない。
しかし、ほんの束の間のことであったとしても
今の日本の人々、そして国を超えて多くの人々が
助け合い、協力し合い、支え合っている。
これこそが人間の本当の姿なのだと思いたい。
そうではない人もいるにはいるのだろう。
しかし、ここまで多くの人々がまとまって、
何か一つの目的のために手をつなぐ光景を
私は見たことがない。
私たち人間というものの本当の姿。
それは本能と利己的欲求に満たされたものではなく、
理性と利他的な欲求で満たされたものであってほしいと
願わずにはいられない。
ジョン・レノンのイマジンや
ボブ・ディランの風に吹かれてが
頭の中で流れている。