データと広告 | Insider's Insight

データと広告

 良い広告にデータは必要なのか、という話をよく聞く。そして自分の周りでも話されてるし、自分もそれを良く考える。特に自分は調査が好きで、データが好きな人間。


 でも同時に、僕は良い広告にデータは必要ないと考えている。良きにせよ悪しきにせよ広告は感情に刺さるかどうかが勝負だし、論理ではせいぜい「実は当然ですよね」って事しか訴えられない。ただでさえ押し付けがましい広告というもので当然を訴えて誰が見るのか(PRは「実は当然」な事をどう訴えていくかってのは結構仕事の中でウェイトを占めてたりするんだけどね。)って思うし、だから広告にはサプライズがなきゃ。だからこそアイディアとかインサイトって言われるわけだし。


 でも(また逆接)さらに考えると、サプライズを探すときにデータを集めるってのは、絶対にはずしちゃダメな所を知り、それを訴えながらもそっから少しはずして意外性を出す、ってことだとも考えることができる。つまりデータがもし全部揃うならばどの程度当ててどの程度はずせば面白いのかも測定することが出来るのかもしれない…って思ったり。


 僕はPR屋だけど、広告がある種「自分を守るために」データをさばく技術を持ってるのは凄いと思うし(とはいえレベルは低いと思う…マシってだけで)、PR屋として自分を防衛する手段としては、データが絶対必要だと思ってる。PRやってる人間はあまりに定量/定性的なデータ処理が出来ない人間ばかりで、それこそ「データマイニング?は、なにそれ??何掘るの?」ってレベル。てかマイニング以前に調査のやりかた自体知らない。


 勿論広告は動く金額が大きいから保険の意味で、さらに言えばお互い責任を「世論」とか「みんなの意見」に押しやるために調査をやる必要みたいなのがある気もする。ただ「客のため」と思えば絶対額が小さかろうが多少エージェント使う最低金額があがろうがなんだろうがそういうところには金を有る程度使っていくべきじゃないかと思う。だってPRの戦略立てるのになんで机上でデキ組んでそれでプレゼンしちゃうわけ?意味わかんないでしょ?ってか広告が自分トコの金使ってFGIやってるんだから見せてもらえればいいのに。


 …とかね。ま、ぼちぼち今年末くらいから今持ってるクライアントに調査なんか提案していくつもりですよ(今の所は別の所で金一杯取ろうとしてるから。。。やることなくなったらね)。そう、特にPRが相手する客って小さい企業が多いわけで、そうしたらマーケまで部門として持ってられないわけです。でも一回一回の調査ならば予算的に出来る可能性があるわけで、やらないよりはそういうことはやったほうがいい(場合もある)わけ。そうやって調査やってくれればこちらの戦略立案にも役に立つわけだし、そうやって同じデータを共有していくことで同じ方向を見ることも出来る。勿論調査のデータって継続的にやらなきゃ本当の意味では生きないわけだけど。

 


そんな風に思うんだけどね。ってかひさしぶりやなここに書くの。ちゃんと頭まとめるのって難しい。