東京の端っこ在住。
21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは。
清々しいほどに、いつも大好きなテギョン君を追っている侍ままんです。
先日、末っ子三女が『高校に入る前に私も二重にしたい』と言い出した。
お前もかブルータス
次女が二重手術をした時には、まずはバイトをしてお金を貯めて、自分で情報を集めて、2箇所で見積もりを取った上で、信頼出来るクリニックを選んで施術をしたものです。全てにおいて私はノータッチでしたので中々の苦労だったと思います。
それを見ていた末っ子三女。
『私も次女ちゃんと同じところでいいや。お金はおじいちゃんからもらった合格祝でお願いします』100%他力本願で願いを叶えようとしております。
どうよ
私は今回の高校受験で思い知らされたのです。過去長女も次女も、受験に当たって必要なことは全部自分でやっていました。手続き等も全部自分で先生に聞いてきて、最後の最後、親にしか出来ない部分だけを『お願いします』という形で私に依頼してきたのです。私はそれが普通だと思っていました。
ところが今回三女の受験に当たっては、なぜか全てを私がやる羽目になったのです。『なんかめっちゃ大変なんだけど』志望校すらほとんど私が決めたようなものです。その間三女は『よく分かんねえし
』と言って口笛を吹いていました
『受験ってこんなだったっけ』
最後にしてめちゃくちゃ大変だった
誰だ
うちの三女をこんなポンコツにしたやつは
2人の姉に言われました。
『お母さん出来ないからって手伝ってたら、一生自分でやらねえよ
』
私の子育てのモットーは『野生でも生きていける強い子に育てる』だったはずです。
まさに上の2人は、その信念に従い武士道に近いほど厳しく育ててきました。お陰で今となっては、私が及ばないほどの強靭なメンタルと行動力を手にしていると認識しております。
それなのに。
三女ときたら、先人2人が苦労して開拓した2本の道を、時には右を、時には左を、自由気ままに何の苦労もなくスイスイと渡って来てしまったのです。
しまった
こいつ苦労してねえ
今になって気付いたことは、子どもに負荷をかけることよりも、甘やかす方が簡単だったということです。
ずっと逆だと思っていました
いちいち親が手を出すより、何でも本人にやらせた方が親も楽だろうと。でもそれは親自身の手が一杯だった場合のこと。
末っ子というポジションになれば親の手はガラ空きです。さすればタイムイズマネー三女がもたもたしているのを待つよりも、私がやってしまった方が早いのです。そして早く済めば、その分私は自分の時間が確保できる。ラッキー
私はそれが正しいと思っていました。
だがしかし、それは三女のためにならなかった。そればかりか三女がポンコツに育つということは、結局は自分の首を絞めることになるのです。
完全にやっちまいました
だがしかし唯一の光として、すでに三女はポンコツの雰囲気ではあるものの、ある意味頭の中がお花畑過ぎるので、いまから野生に放たれたとしても『気付かない』という可能性があります
そして温室育ちではあるものの、恐らくメンタルはギャル仕様なので、相当強そうな気がするのです。特にスルーする力がハンパない
かくなる上は、温室で育てた花をバレないように『そっと野生に置き去りにする』感じで、私の手から離してやろうと思っております。
きっと彼女ならば【セイタカアワダチソウ】の如く、異国の地にもすぐに馴染んで増殖していくのではないでしょうか
そういうわけで義務教育の最後、子育ての手切れ金として『ぱっちり二重のお目々』を贈呈して、私の子育て義務を終了させて頂きたいと思っております。
姉たちは言いました。
『それが甘いよっ』
だってもう面倒臭えのよっ
反論するのも面倒臭え。
これからは『可愛いだけじゃダメですか』とか言いながら、世の中と闘って行けば良いと思います。
がんば
15年間お疲れ様でした、私
