東京の端っこ在住。
20才のフリーター長女を筆頭に、高2、中2(2023年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???
お暇なときにちらりと覗き見下さいませ。
こんにちは侍ままんです。
今朝はこんな記事を読んだよ。
確かに、そうよ。
韓国語の発音って日本人にはほとんど聞き取れません。
オ(ッ)=服 とか
厶(ル)=水 とか
パ(ブ)=ご飯 とか
《Googleで「服 韓国語」と検索したら音声が聞けます》
初めて聞いたら「え」ってなるよ。
それだけ
詳しいことは良く分かりませんが()で括った「余韻」に当たるような部分にちゃんと役割があって、そこまでが言葉なのね。
日本人としては、大事な部分ならもっとちゃんと言ってよって言いたくなりますが、日本語が口先の発音だけを音として認識するのに比べて、韓国語はその後の鼻から抜ける空気とか、喉の奥に半分飲み込んだみたいな「後ろの余韻」を大事にしている言語みたいです。
だから日本人にしてみれば、言葉だと思ってなかったところまでが言葉だった、みたいな感覚になります。
たぶん喉とか鼻の調子が悪かったら、しゃべれない言語だと思う(笑)
だから私なんか韓国語の発音をしてると、咽頭とか喉と鼻がつながる辺りとか、舌の付け根が異常に疲れてしょーがない。
日本語を話すときってたぶん舌先と唇の真ん中辺りしか使ってないんじゃないかな
こういうのが日本人が「無表情」と言われる所以なのでしょう。
それで思ったのが、日本人てそもそも多くを語りたがらない民族なんですよ。
時代劇なんかでも
・皆まで言うな
・言わずもがな
とかいう言い回しがあるように「全部を言うのは野暮」みたいな文化が長らく存在していました。
ようやく最近になって「言わなきゃ分かんねえよっ」っていう西洋風
の考え方がクローズアップされてきたくらいで、教育現場でさえも先生は大事なことを「1回しか言わない」国だったのです。
やばくねっ
そう考えていくと日本人というのは「話す」ことよりも「書く」言葉に価値を見出してきたのだろうな、ということに気付かされます。
これは「和歌」の発展と大いに関係があると思っていて、昔から自分の考えや思いを他人に伝ようと思った時、日本人はしゃべる代わりに「文(ふみ)にしたためる」ことを選んだのよ。
「枕詞」なんていうマニアックな文化が存在するのが良い例です。
【枕詞】
枕言葉とは、主として和歌に見られる修辞で、特定の語の前に置いて語調を整えたり、ある種の情緒を添える言葉のこと。(ウィキペディアより)
情緒を添える言葉。
「吾輩は枕詞である。
特に意味はない」
意味ないんかいっっっ
合理性を考えたら邪魔でしかありませんね。
かつての日本人女性は、そういう情緒を添える言葉の効果によって、和歌の中に「セクシー」を感じて萌えたというのだからスゴイよね。そして若干、怖いよっ
(たぶんね今で言うところの「愛してるぜベイベー」の絵文字くらいまでが枕詞だと思うわ 笑)
そういう名残からなのかどうかは分かりませんが、日本人はいまだにたくさんしゃべる人って好きじゃないですよね。
どちらかと言うとイケメンにはちょっと寡黙にしていて欲しいし、おしゃべりなオバはんは世界で最も忌み嫌われます(笑)。
天皇陛下もアメリカ大統領のようにベラベラ喋りません。
よって日本には【あまりしゃべらないことが尊い】という、基本理念が存在しているのは確かだと思うのです。
だから日本人の耳が悪いのは仕方がないのよ。だって、しゃべりたくないんだもん。
その代わり、漫画とか小説とかを書かせたらスゴイわけ。オノマトペとかはもう際限なく存在するんだから、それだけであらゆる世界が表現できちゃう。
メタアアア
ズギュゥゥゥン とか
効果音で作品名が分かる国なんて他にありますか(笑)
他にも、話す・聞く・書く・読むという4技能に加えて「行間を読む」「空気を読む」などという恐るべき特殊能力を、一般人に当然のように要求してくる国です。そして大体の人に、その力があるってのもスゴイことだからねっっっ。
ホグワーツ魔法学校でも教えてねえからっっっある意味、空を飛ぶより難易度高いと思うよ。
で何が言いたいのかというと、今からK-POPアイドルになりたいという人以外は、耳が悪かろうが歌が下手だろうが悲観する必要は全然ないよね、ってことです。
日本人には日本人の良さが絶対にあると思うの。ここにも書いたように特に「書く」ことに対しての執着は凄まじいよ。
わざわざ漢字、ひらがな、カタカナ、数字、ローマ字、あらゆる文字を使って微妙なニュアンスの違いを表現しようとしてるんだから。
もはや書くことに関しては【職人の域】だって。
こんな民族他にいる
今ね、ハングルを学んでいて強烈に思うことがあります。それは「韓国には漢字を捨てないでもらいたかった〜」
どういうことかというと
「アニョハセヨ」とは「こんにちは」の意味ですが、漢字で書くと「安寧ハセヨ(あんねいですか?)」ハングルだと「아뇨하세요」。
同じように「カムサハムニダ」も「ありがとうございます」の意味ですが、漢字で書くと「感謝ハムニダ(かんしゃします)」ハングルだと「캄사함니다」。
日本人なら絶対に漢字のほうが読みやすいし覚えやすい。なぜならば【意味】が分かるからよ。ハングルは発音は分かるかも知れないけれども、意味が分からないので日本人には非常に覚えづらいのです。
こういう風にどんな言語も一長一短。
ただし他言語を学ぶと、自国の言語の特徴が良く分かるようになって、新しい発見があるので楽しいです。
そして同時に、やっぱり母国語をもうちょっとちゃんと使えるようにならないといけないな〜と、反省します。歴史に侵食されずに残ってきた遺産ですから。
皆さまも他言語に興味が湧いたら、是非チャレンジしてみて下さい。完璧に出来る必要はありません。趣味で十分
日本人の変態度がとても良く分かるようになりますよ


