こんにちは侍ままんです。




中学校に続き、

小学校の卒業式も無事に終わりました。


思い起こせば、4年前。


栃木の過疎地域から、東京23区の過密地域に引っ越してきました。



前の小学校では年を追うごとに、新入生の数が減り、空き教室ばかりが増えていました。

ところが東京に来たら、新入生は年々増えていて、教室が足りなくなり、急きょ校庭にプレハブ棟を増設していました。




同じ日本で、こんなにも真逆の現象が起きているとは。驚き

国として「少子高齢化」を声高に叫んでいるのだから、もちろん東京でも子どもは減っているのだろうと信じて疑わなかったのに、むしろ増えてるってどういうこと???驚き



このように我々は東京で、様々なカルチャーショックと出会いました。



東京に来て一番印象的だったのは、学校の先生が「一個人」として働いていたことです。


田舎の学校では、全てのことが【学校として】決まっていて、そこに先生個人の意見が反映されることはほとんどありませんでした。


しかし東京では公立の小学校であっても、クラスごとに担任の先生によって微妙にルールが違っており、あるクラスではバレンタインデーにチョコを学校に持って来ても良いけれど、あるクラスでは禁止、というような具合でした。


あくまで、担任の先生個人の判断に任せるというのがこちらのスタイルなのです。


当然「○○先生のクラスいいなあ〜びっくり」となりますが、だからといって「不公平だ!!ムキー」とか「学校内でルールを一律にしろ!!ムキー」という声は上がりませんでした。



なんというか、

そういうところが「自由」でした。



ある時、保護者会の場だったか良く覚えていませんが「小学生は髪をレインボーに染めてもいいのか」という話題になり


「先生どうなんですか?」


保護者が担任に問いかけたところ

「小学校としては髪染めを禁止していないので、やりたかったら別に良いんじゃないですか?口笛」あっけらかんと答えていたのが印象的でした。

確かに中学校に入ったら【校則】というものが発生して、髪染めは禁止なのですが、小学生の間は特に禁止されていないのです。


これ、田舎だったら絶対に「禁止」って言われると思います。

だってまず、学校の先生で髪を明るく染めている人を見たことがありません。



東京の小学校の先生は、普通の会社員と同じレベルで髪を染めていると思います。



固定概念というんですかね。

田舎ではまだまだ学校の先生というのは【聖職者】であり、模範的生活から1歩でもはみ出たらいけないイメージがあります。



そういう点から見ても、東京の先生は【聖職者】よりはずっと【サラリーマン】のイメージに近いです。

【公務員】という大きな枠の中にはいるけれども、働き方としては割と「フリーランス」寄りだと思います。


『自分のやり方で自分色のクラスを作っていく』こういう考え方が根底にあるので、担任の先生が変わって懇談をする度、それぞれの先生の人間性が垣間見えるお話を伺うことができて、とても面白かったです。


授業外でもギターを弾いてみたり、黒板アートを描いてみたり、多才な先生も多いです。


そういうわけで、先生方は自分の色を出しながらとても楽しそうに働いてます。

だから(かどうか知りませんが)、卒業時の将来の夢に「学校の先生」と書く子が結構いましたね。



教師はブラックと言われ、希望者が減っているそうですが、私が東京の公立小学校で見た限りでは、学校の先生はやりがいのある素晴らしい職業だと思います。(いや、でも絶対に大変そうだし、相当な能力が求められるのは確かよ。驚き



是非、やる気と能力に溢れる若者がいましたら学校の先生を目指してみて下さい。



栃木の先生を含め、今まで子どもたちに関わって下さった全ての先生方に感謝を申し上げます。これで長きに渡る、私の小学校生活も終わりです。




今までありがとう!!

小学校!!!!チューキラキラキラキラキラキラキラキラ

さようなら日本国旗