こんにちは侍ままんです。
私、自慢じゃありませんが、美容にお金をかけようと思ったことがありません。
大きな原因の1つには、自分で自由に使えるお金を稼ぐ前に結婚してしまったことがあげられると思います。
それに結婚してからは、親の協力が全く期待できない地を転々としながら、3人の娘を必死に育てていたので、美容室はおろか歯医者にすら行くのをためらうような月日が長らく続きました。
そんなわけで、いくらか手が空くようになった今でさえ、お金と時間を費やして現実を無視してまで(笑)『美しくなりたい』と思うことはないのです。
ところが娘たちはそうではないみたい。
イマドキはYouTubeなどに美容系動画が溢れかえり、美容整形に対するハードルも昔に比べてうんと低くなったように感じます。
そういう時代の流れの影響もあってか、目を二重にしたいとかアゴを削りたいとか、しょっちゅう姉妹で盛り上がっているご様子。
確かにねえ〜。
若ければ若いほど『見た目さえ良ければすべてうまく行く』と思いがちなんですが、3度の『出産』を経験した私に言わせると、
好き好んで体にメスを入れるだなんて、信じられません。
常々『妊娠・出産は病気じゃない』とか言われますが、、、病気じゃなくたって切ったり、縫ったり、点滴したり、注射したり、それはそれは過酷な体験をしますよね。
あれ以来私は誓ったんです。
『医療行為といえども、命に関わる場合以外は余計なことはしないに限る。』
そんな私の思いなど、どこ吹く風。
中3の次女が、鼻の横にあるホクロを取りたいと言い出しました。
確かにちょっと大きめのホクロで、気になると言えば気になる。でも〈女優〉にでもならない限りは、あっても構わない気もします。
だがしかし、自称韓国通の次女に言わせると『ホクロは取る時代』なんだとか。
韓国に行けば、ホクロなんか300円で取れるそうで、韓国ではホクロがあると「なんで取らないの?」というレベルだと言う。本当なんだろうか。。。
真偽は定かではないものの、確かにそこまでホクロが気になるのであれば、コロナ禍の誰もがマスクを着用している時に取ってしまうのが良さそうです。
そんなわけで、次女を連れて初めて『治療』以外の目的で、皮膚科に行ってきました。
昨年出来たばかりの近所の皮膚科医院では、いかにも初々しいメガネ男子の先生が、丁寧に説明をしてくれて、保険適応で1万円ちょっとで取ってくれると言う。夏場は手術の件数が少ないので、予約も取りやすいのだとか。
1万円というのは決して安くはありませんが、8月の誕生日プレゼントはホクロ取りで良いというので、手術をすることにしました。
一応未成年で麻酔を使うため、保護者の同伴が必要ということだったので、図らずも私はホクロ取り手術の一部始終を見学することになりました。
あのね結論から言うと、ブラックジャックを見てるみたいで面白かった。(笑)
ちょうど亮平様の『TOKYO MER』を見ていることもあって、このタイミングで生の手術が見られたのはとても貴重な経験でした。
作業としては、裁縫か工作とまるで同じ。
ちょっと親近感を覚えましたね。(笑)
私も使ったことがあるような、革製品に穴を開ける「パンチ型」の器具でホクロをくり抜いて、ピンセットで摘んでハサミでチョキチョキ。
ま、皮膚も『革(皮)』だからね。
唯一違うのは、血が溢れ出すことくらい。
やはり、医療と工作の一番の違いはここでしょうか。
もちろん部分麻酔をしているので、本人は全く痛くはなかったそうですが、見ている方は結構グロかったです。
ホクロを切除したあとは、血を拭いながら先生が一人でせっせと傷口を縫っていきます。
一針通すごとに皮ふを寄せているのか?キリキリと糸をしごくと皮ふが引っ張られて伸びる。
見ているこっちが「痛いよっっっ!!」。
そんな感じで4針縫って、最後は玉止め?(って言わないのか 笑)。
わずか15分程度の手術でしたが、ホクロを取るだけであれだもの。
心臓の移植手術なんて、どれだけ大変なことか!!想像もつきません。
お医者様!!さすが
ただ勉強が出来るだけじゃないですよ。
(当たり前だ!)
たかがホクロの切除ですが
まあ自分でやれって言われたら
多分、やらないと思う
驚いたのは、1万円を払うつもりで行ったのに、15歳までの保険診療は公費負担と言うことで、結局お支払いはありませんでした。
え?そうなの。
ホクロも公費で出してくれるんだ。
じゃ、あと30個くらい取れば?
ってのは冗談ですが。
これで次女さんが満足ならば良かったのではないでしょうか。
キレイに傷口が治るまでには、しばらくかかるようですが、その頃にはマスクを外せるようになっていて欲しいです。