こんにちは侍ままんです。
【令和2年コロナウイルスの乱】
により(笑)、やることがないのでマメに更新しております。
皆さま、ご覧になりましたか?
アカデミー賞作品賞受賞『パラサイト 半地下の家族』。
格差社会...。
東京に来て以来、我が家がひしひしと肌で感じている現実です。
同じクラスのAちゃんは毎回○○のライブに行ってるんだよ〜。
と言っていたと思ったら
Aちゃんちってマンションを何個も持ってるんだって。

マジか!!!

庶民の常識からすると、生きているうちに猫の額ほどの「マイホーム」を購入し、そのローンを払い終えることが出来たら、人はそれを【人生の勝利】と呼ぶのです。そのちっぽけな勝利を得るために我々はボロ雑巾となる。それが庶民の生きる道。
なのに、、、マンション多棟飼い???笑
どうやらAちゃん宅は、東京23区にありながら、公園のような敷地に錦鯉が泳ぐ池をお持ちだという。
それで有名難関塾に通っているので「くっそ頭が良い」らしい。そして一人っ子。
はい、金持ちの連鎖です。

なんかもうさ、東京の金持ちとは試合にならないんだよね。
同じ土俵にすら立ててない。

この前あった区議会議員選挙でも、地元の代表の方のプロフィールを見たら、東京の私大に入学後、英国なんたら大学に留学。トルコだかどっか海外の大学院修了、とか。
そこが名門校なのか、出たことがすごいことなのか全く分かりませんが、1つ確かなことは、
庶民じゃねえじゃん。

どう考えても、学歴が【努力のたまもの】って感じじゃあないんですよ。
ただの金持ちじゃああああん。

どうせ実家には錦鯉が泳いでるんでしょう?あなたっっっ!!!
庶民感覚皆無じゃああああああん!!!
そういう区議会議員選挙。
有無を言わさず、国立大学卒の方に1票入れさせて頂きました。

同志!!!

そんな日々を過ごす中で観た「パラサイト」。ちょっと吐き気がするほどに、絶望的な内容でした。いまの我が家には、直視出来ない部分が多々ありましたよね。
だけど、それが現実。
そしてこの映画のテーマだと思われるのは
金持ちに悪意なし
貧乏人に怠惰なし
こういうことです。
じゃあ、何が悪いの?
金持ちと貧乏人を分けるものは何なの???
それが全く分からないまま、貧乏人は地下へと戻って行くのです。
辛い。。。辛すぎる。

なんか、明日からどうやって生きていったら良いのか、分からなくなる不思議な映画でした。
そして、自分もこれを見たあとには、半地下に帰るような錯覚を起こすのです。けれども、それはある意味で間違いではない。
いま、私は高台にあるマンションの8階に住んでいます。でもそれは決してセレブを意味するものではなく、庶民の証。
東京のセレブとは、マンションを所有している人物ですから。
そして私はかつては、明らかに半地下の住民でした。子どもの頃の夢は、水道から出るお湯で顔を洗うことでしたので。(笑)
ああ。
果たして現在、私は半地下から這い上がれたと、言えるのだろうか。毎朝お湯で顔を洗ってはいるけれども、恐らく、3人の子どもを大学に行かせることは難しい。

いま、大学の学費っておかしくない???

収入に対する教育費のバランスとして、有り得ない金額になっている気がします。
どう考えても、普通のサラリーマンに工面出来る額には思えないんですよ。
住宅ローンも残ってるんだよ???!

あれは、一体誰を基準に設定している金額なの??誰か教えてっっっ!!!

留学とかさらに有り得ない。出来るに越したことはないけど有り得ない。

それなのに巷には「イマドキ大学に行かないなんてあり得なくない?」っていう謎のフレーズが飛び交っているのです。
あり得なくないよ!!!

そういう意味で「パラサイト」はただの架空の物語ではなく、我々自身の物語なのです。
そして世代別の感想を書かせてもらうと
親世代:ため息が止まらない

高校生:時計回りって何?何なの!!

中学生:やっぱり女は顔なんじゃない?

小学生:色々キモい
(ラブシーン?とか血まみれとか)

※我が家が見に行ったとき、18才未満は確実にうちだけでした。。。ご注意下さい。
(だって留守番したくないっていうからさ〜
)

結局は【みんなが幸せな社会】なんて、幻想に過ぎないんだよ

政治家さんが、身の丈に合った人生を推奨している国ですからね。そんなこたあ百も承知で、我々は一発逆転の機会を期待しているのですが、、、果たして我々はこれから、どこへ向かって行くのか。
貧乏も脅威だし、ウイルスも脅威だし。
春は憂鬱だねえ

以上「パラサイト 半地下の家族」でした。