ただの偶然なのか
神の思し召しなのか(゚Д゚;)




我が家の次女さんの
近ごろの宿題といえば
《相田みつをを音読せよ!》
(笑)




(゚Д゚;)


担任の先生の趣味なのか?
真相は良く分かりませんが
音読の宿題に教科書ではなく
相田みつをの詩を読んでこい
って言われてるらしい。



先生、やるな(-.-)y-゚゚


ままんは近ごろ、みつをブーム。
それを知ってか知らでか
そんな宿題。



そう、いまこそ
現代人は相田みつををもっと
リスペクトするべきです。
みつをなう!!(≧◇≦)
いまこそ!立ち上がれみつを!



ジャストなタイミングによる
学校をも巻き込んだ(?)
まさかのみつをブーム(゚Д゚;)
Welcome!!!(≧∀≦)ラブラブ



さて
ひねくれ者からすればですよ
相田みつをさんの詩なんて
《きれい事》にしか聞こえない
のかも知れないですけれど
いま!!なう!!
現代人に最も必要な栄養素(笑)
ですから!!
《きれい事》。




そもそも《きれい事》なんてのは
その辺にありふれていればこそ
価値が低いように扱われていた
だけで、
イマドキは《きれい事》なんて
ツチノコレベルにめったに
お目にかかれないわけですから
その価値はまさにレアメタル級。




現代人のモラルはもはや
きれい事の足下にも及ばない
レベルにまで成り下がっている
気配を感じさせますよね。



我々が子供の頃はね~

お天道様さまは
何でも知ってるよ

とか

ウソをつくと閻魔様に
舌を抜かれるよ

とか

そんな根拠のない戒めに
震え上がって育った訳ですよ。



いまやどうですか?
この個人至上主義。



水木しげる先生が著書の中で
おっしゃってましたよ。
《人間というのは
闇の中でこそ
想像力を育むものだ》と。



子供の頃に早く寝ろ、といって
暗い部屋に無理矢理閉じ込められる。
でも、眠れない。
そんなとき、闇の中に
色んなものを見るんですよ。
色んな音を聞いて、なぜだか
《なにかが》自分を責めている
ような感覚に襲われる。
そして今日あったことを色々と
回想するわけです。


あんなことした!(゚Д゚;)

こんなこともした!!(;´Д`)


だから《なにか》が怒って
ボクを食べに来る!!
(゚Д゚;)


《ごめんなさい!!
明日からもうしません!!
だからボクを食べないで!!(T.T)》



そうやって、無事に朝を迎えると
『あ~良かった、許されたんだな。』
今日は良い子でいよう、と
子供が自ら心に決めるんですよ。



これ、すごいと思いませんか??
親があーだこーだひとつも
言ってないんですよ。
『校長先生のありがたいお話』
みたいなうんちくをひとつも
こねないで、子供が自ら
お利口でいよう、と思える
素晴らしいプログラム。


《自ら過ちを認め
明日の改善点とする》


ビジネスプログラムみたいですよね。



それを成し得るのが《闇》。
闇の力です。




ですから、水木先生は
今の社会が荒れているのは
《大人が子供から
闇を奪ったからだ》
とおっしゃってます。




そしてすでに
我々大人世代がね
闇を知らない世代なんですね。



わたくしは個人的には
長いことボロ長屋に住んで
おりましたので、
闇の恐怖とボロの恐怖。
良く分かっているつもりです(^_^;)



夜中にぼっとん便所に
行くのはマジで辛かった。
下の世界からは風鳴りがします。
ヒュゴ~~~台風
あそこには
絶対なんかが住んでたってっ!!(゚Д゚;)


台所に水を飲みに行くと
リアルに真っ黒くろすけがいました。
戸を開けると同時に
しゃーっっっ!!!
って。
大量のゴキ○リね(^◇^;)


台風が来ればリアルに家は
壊れそうでした。
『お母さ~ん、大丈夫かな~?(ノД`)』
『寝てしまえば何も分かるまい( ̄0 ̄)』
そ、そういうもん??(゚Д゚;)



そういうね、
恐怖っていうんですかね。
畏れ、怖れ、恐れ。



そういうものが現代社会からは
ぽっかり姿を消してしまって
いるんですね。



親とか警察とか
そんなものよりはるかに恐ろしい
魑魅魍魎(ちみもうりょう)たち。



もう漢字を見ただけで
正体不明な様子は良く分かります(笑)



やっぱりね。
人として生きるからには
太古の昔から存在する
魑魅魍魎たちに遠慮をしつつ
自然に畏れを抱き、敬意を払いながら
光の魔力に溺れることなく
闇の深さを受け入れて
あらゆるものに感謝をして
慎ましく振る舞うことが
大切なのではないかと
思う今日このごろです。
( -_-)



何事もさ~
自分勝手は良くないよ。
(-.-)y-゚゚




相田みつをの詩を
高らかに読み上げる次女を見て
そんな風に思った、
侍ままん三十路の初夏のこと。