アレルギークイーン三女さん。
いまでも月に1回
アレルギー外来
にかかっています。
その日は朝からお弁当をもって、
幼稚園はお休みしての1日仕事。



いまどきの大病院、
カフェだのレストランだの売店だの
買い食いには困らない環境なんですが
三女さん、そこはアレルギークイーン。



美味しそうなパンやさんなんか
あっても自分の食べられるパンが
置いてないのは分かってるんです。
レストランがあっても、どうせ
うどんかラーメンくらいしか
食べられない。
それならお弁当が良いんですって。
せっかく幼稚園もお休みで、朝から
出かけるとあれば、わたし的には
レストランで良いじゃん・・・(^▽^;)
って思っちゃうんですよね。
遠いんですもの、病院が (・・;)
しかし、三女さんは断じてお弁当派!!
何度かさぼって
「今日はお弁当作ってきてない・・・」
ってことがあったら、ものすごく
怒られました(°д°;)



やっぱりね。
アレルギーのある人は
全然知らない人が作った食べ物を
食べることに抵抗があるようです。
”食べてはいけないもの”が入ってるんじゃ
ないだろうか、、、心配なんです。


そりゃそうだよね。
食べて痛い目に遭うのは自分。
自己防衛本能です。



【お弁当が良い】
というのは裏を返せば
私を信頼してくれている、ということ
ですから。
私もそこは期待を裏切らないように
頑張らなければいけない
部分なんですね。
買い食いは楽ですが、やはり
子供の健康を考えたら、お母さんの
手作りご飯が一番!!
これは食物アレルギーの子じゃ
なくても同じことなのでは
ないでしょうか。



さて、そんなわけで今月は
三女さんと、卒業式が終わり行き場の
なくなった長女さんを連れて、3人で
アレルギー外来に行ったわけです。



そしたら、待合室で
すごいお母さん
に遭遇してしまったんですよ・・・。
病院ですからね、
子供はいやがりますよね。
泣いてる子がいたんです。
2才前くらいですかね。
まだ、はっきり言葉が話せないくらいの
男の子でした。
なにか処置を受けたんでしょうか。
泣きながらベビーカーに乗せられて
診察室から出てきました。
泣き叫んでいる感じでした。


一際目立つ大きな声。
私も経験ありますよ。
こういうときって気まずいですよね。
みんなお利口なのに、
なんでうちの子だけ
騒いでるの~~??(@Д@;
ってちょっとパニクったりします。
その子のお母さんも、きっと
そういう思いだったんだと想像出来る
わけですが、泣き叫ぶ息子に突然
「うるせえなあ~~
ヾ(。`Д´。)ノ」
怒鳴りつけました。



・・・・えええ!!??
(゜д゜;)
その場にいた人みんなが驚きました。
慰めるとか、抱きしめるとか
そういうことしないんだ(;´Д`)ノ



「お前マジむかつくんだよ
だまれっっ!!
このやろー!!(◎`ε´◎ )」


ご立腹です。
でも・・・相手は2才の子供です。
おそらく我が子でしょうよ。
(@Д@;
病院・・・ただでさえ恐い場所なのに
お母さんまで恐い(°д°;)



あとから思えば、あのお母さんも
「周りの人に申し訳ない」
という気持ちで、
「静かにしておくれヽ(;´Д`)ノ
という思いだったんだと
思うわけですよ。
他にやりようが思い付かなかった
そういうことだったんでしょうね、
きっと。


そうよね・・・。
そういうときどうすればいいのか
なんて学校では教えてくれません。
確かに、誰かが教えてくれる
ものではないのかもしれない。
さすれば、知らない人がいても
おかしくないのかもしれません。



【公共の場で子供が騒いだら。】


【なんとなく、まずい。】


これは分かりますよね。
まずここに気付いたのであれば
お母さんは普通の人だったのでしょう。


でもね、そのあとお母さんも怒鳴って
しまったら【騒いでる子供】
大差ないですからね。(-"-;A
そこがちょっと違っていたわけです。
惜しかったんですよ。



なんかね、こういう
惜しいお母さん
優しいお母さん
してあげたいと思いました。
(;´Д`)ノ


三女さんの診察が終わって、
会計に行こうとしたら隅のベンチで
先ほどのお母さんが、すやすや眠る
男の子を抱きしめて座っていました。
とても疲れて見えました。
でもこの親子に愛情がないようには
見えませんでしたよ。


そうだよね。
疲れるよね、病院。
混んでるし、子供は早く帰りたいとか
騒ぐしさ。
それはみんな同じ気持ちです。



このお母さんだって、
心に余裕があれば
あんなに我が子を怒鳴りつけることは
なかったんだと思うわけです。


あのお母さんを、怒鳴らせていたものは
一体何だったのか。
私はあのとき何かをすべきだったのか。


こんなことを思うようになったのは、
きっと私の心に余裕が出来てきたって
ことなんだろうな・・・と思います。



【鬼母多し】
なんて言われちゃう時代ですけれど
普通の母を【鬼母】にしている何かに
気付かないといけませんよね。