人生を考えるのに遅すぎるということはない/講談社
¥1,512
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この本が、図書館で私を待っていました。
読むしかないでしょう(笑)




世の中には、同じような考えを持った人がいるものなんですね。
言葉というのは、非常に便利で、
心の中で何を考えているのかは、他人には分からない。
同じことを思っていても、思っているだけでは
誰にも伝わらない。

でもそれが、【言葉】になった途端に、蝶のように色々なところへ
飛び回る。そしてそれを見つけた、その時その言葉を必要としている
人たちによって心の中の虫かごに収められることになるのです。



「人生を考えるのに遅すぎるということはない」
まさにnever too late の精神そのものですからね。
飛んで火にいる夏の虫??
ままんが日頃から渇望している言葉ですよ。



【学ぶ】ということはつまり、昆虫学者が昆虫の標本を作るために
虫たちを集めるのと同じように、自分の求めている【言葉】を集める
作業
なのではないでしょうか。
【自分の人生に必要な考え方】それを学ぼうとすれば
【言葉】によって吸収するしか術がありませんから。
もちろん、身近に存在している人であれば【肌で感じる】というように
皮膚呼吸的に吸収することも出来るんですけれど。
なかなか、そういうわけにも行きませんからね~(*^▽^*)。



その点、ままんは田臥様から、言葉によって、また実際にその活躍を
見ることによって、そしてときには実物に接近してハイタッチなんか
することによって(笑)、色んな事を学ばせていただいているわけ
ですよ≧(´▽`)≦
実にありがたいことです。



さて、この本も実に興味深い。
タイトルは直接この本の中身を示すものではありませんが、
きっとこのタイトルを付けた人は「このタイトルにグッと来た人に
読んでもらいたい」と思ってこのタイトルを付けたんだと思います。



各ジャンルでそれぞれに成功を収めた人の半生が、自らによって
記されています。8人くらいでしょうか。
分野もそれぞれ、料理人から森を作った人、動物園の園長に、
お医者さん。
ここに文章が収められている人を見ましてもね。。。
やはりままんと引き合うものがあるんですね。
私の大好きな人ばかりでした。
中身を見て借りたわけではないんです。
タイトルだけで選んだんですが、やはりこういうタイトルを付ける人も
こういうタイトルの本に収められている人も、この本を選んだ私も
目に見えない何かでつながっているんですね。



すでに、他の本でお会いしたことがある人たちばかりでした。



この本に異論があるとすれば、この本に出てくる人たちは
ぜんぜん「遅すぎる」はずのない人たちばかりです。
生い立ちを読む限りでは、どなたもものすごく早い段階で自らの
志を立てて、実現に向けてひたすらに努力してきたように見えます。
そして、困難が訪れる度に様々な工夫をして、立ち向かってきた
人ばかり。



しかし、この本が言いたいのは、この人たちが早い段階から
きちんと人生設計をして、成功を収めたからと言って、
【いま、この本を読んでいるあなたの人生が
もう挽回不能であると言うことはないんだよ。】
ってことなんだと思います。
何らかのきっかけで、心にビビッと火がついて、
そこから人間はいくらでも猛烈にがんばることができるわけ。
この人たちはたまたま心に火がついたのが、早かった。
火がつくのが、例え大人になってからだったとしても【遅すぎる】
ということはないんだと思います。



私の大好きな日野原先生の文章も載っていました。
先生に関して言えば、36歳の時にはすでにお医者さまとして
ご活躍されていた。そこから何かに気付いて、新しく志を持って
活動し始めたとして、現在103才ですから、実行する期間は
70年近くあったことになります。
ほら、遅すぎるなんてことはないんですよ。
むしろ日野原先生は良く言ってらっしゃいますが
夢があるから長生きできる。
夢があるうちは死ぬ気がしない、なんて言ってます。
確かにやりたいことがあるとき、人間は猛烈にいきいきしますよね。
内側からパワーがみなぎってくる気がします。
ナチュラルキラー細胞が活性化している、なんて言ったりしますが
元気の基本はやはり精神力なんですよね。




人生の終わりがいつ来るのか、なんて誰にも分からない。
終わりが分からないんだとしたら【遅すぎる】ということもない。
いつが遅くて、いつなら早いなんて定義がないんですからね。
日野原先生みたいに、100年生きるんだとしたら初めの50年
なんて、どこを切っても【遅い】わけがないんです。



つまり【もう遅い】と感じるときは、単純にやる気がない、
精神力が衰えている時なんでしょうね・・・。
新しいことに取り組むのが面倒になっているだけなんです。



この本はきっと、新しいことを始めるのに【もう遅い】と感じて
いる人に、そんなことはないんだよ、と問いかけたいのだと思います。
遅い、と思っている人にこそ読んでもらいたいと思っているのかも
しれません。




この前、子供新聞に【100才おばあちゃんスイマー】
の記事が載っていました。
その方も、健康のために80才くらいから水泳を【始めた】という
ことだった気がします。
今ではたくさんの世界記録を保持しているんだとか。
志があれば、心は老化しないんですね。
そうすると体も衰えないんですよ。





田臥様もけがを克服して、【引退か】なんて噂を
すっかり払拭してしまいましたよね。
志が大きく強ければ、強いほど、肉体はそれに応えてくれる
のかもしれません。



なんとなく、世の中のおばちゃんたちがハイテンション
な理由が分かった気がしますよ。(^O^)(笑)
肉体が衰え始めたら、精神だけでも元気でいないと
本当に老け込んでしまうのかもしれません。
年を取るほどに【ヒョウ柄】の服を!!(笑)



改めて、ままんも子供たちに【恥ずかしい】となじられながらも
さらにハイテンションな人生を歩んで行くことを
心に決めましたよ~(笑)
乙女の元気に【恋心】は欠かせません!!まちがいない!!(笑)