前に少し触れましたが、
うちの三女は食物アレルギー持ちです。

子育てサークルのHPに寄稿したものがあるので
紹介します。

いつものテンションとはちがって
結構まじめです(笑)

    
   
    


『我が家のアレルギークイーン』


うちには3人の娘がいる。
母:アトピー体質、花粉症、父:かつて小児ぜんそく、
というアレルギー×アレルギー血筋。
長女は風邪を引くと、たいてい咳から始まるぜんそくタイプ。
小さい頃は咳き込んで寝付かれないなど、「ぜんそく気味」と診断された。
次女は乾燥肌タイプ。赤ちゃんの頃はおむつかぶれに悩まされ、
大きくなってからも季節の変わり目には関節の内側などががさがさになる。
いわゆる軽いアトピー。
しかしこの二人に関しては健康、一般人の範囲であった。


三女、三人目にして「ザ・アレルギークイーン」であった。
結論から言うと、4才になった現在。
見た目はほぼ普通の人、多少かさかさ、お肌弱いのかなー?
と言う程度で普通に幼稚園にも通っている。食物アレルギーがあり、
卵と牛乳、落花生は完全除去。食べられない。

間違って食べるとアナフィラキシーショックを起こす恐れがあり、かなりの重症だ。
しかし幼稚園給食では、アレルギー食に対応してくれている。
だから、毎回お弁当箱にみんなとは違い、名前を書いた紙が張ってあるものの、
同じ雰囲気の中で楽しく食事ができているようだ。

このように、現在は非常に「普通」のお子様として社会に溶け込んでいる。
しかし、アレルギークイーンのここまでの道のりは大変に険しいものだった。

現在までの道のりを大まかに振り返ってみる。

生まれてしばらくは、上のどの子よりもきれいな肌をしていた。
上の二人は多かれ少なかれ幼児湿疹と言われるような、
良く分からないぷつぷつができていた。

おむつかぶれもなく、なんて育てやすい子なのかしらと喜んだ。
1ヶ月検診の頃、左のほっぺに500円玉くらいの赤い湿疹が出てきた。
それがしばらくするとじゅくじゅくし始め、いつも汁が出ているようになった。

6ヶ月になる頃、鼻風邪を引いて体調を崩した。
それまでプルンとつややかだった体が一晩でがさがさのアトピー肌になった。
顔も全体がアトピー独特の硬い肌になり、頭の中も皮がむけた。
当然かゆがるようになり、手には手袋をはめ、
頭にはほおかむりをして掻かないようにしていた。

たった一晩で出たものだが、さっぱり治らなかった。
しかし、肌はがさがさでも血が出たり、じゅくじゅくと汁が出ている感じではなかった。
全体から見るとまだ良い頃だ。

この頃、小児科で血液検査をした。
だいたいの食べ物においてアレルギー抗体が見られるので、
お母さんは母乳をあげている限りはアレルゲンを食べてはいけない、と言われた。
卵、牛乳、小麦、大豆、それにお米、私が食べてはいけなかった食べ物リストだ。


我が家のアレルギークイーン(2)に続く→






p1