八幡野海中清掃。。。
晴天です
どこに行ってしまったのだ・・・梅雨は。。。
本日は『八幡野水中清掃』でした!
ビーチ&港内清掃班、ボート清掃班とで総勢40人超えの近隣ショップスタッフ&お客様が集まり盛大に?行われました。
そんな私ボート班。
港を出てから、10分近く離れたポイント。って言っても、ダイビングポイントではなく某釣りポイントの真下。。。
目立つゴミはというと釣具に、釣りエサの袋、空き缶、空き瓶など、そのほとんどが釣り客によると思われるもの・・・・
ちょっと沖に出て見るとそれほどゴミは目立たず、きれいなものです。
ビーチには実際潜ってはいないのですが、上がってきたものを見ると、古タイヤ、空き缶、空き瓶、使えなくなった生活用品、そして特に目立ったのがタバコのフィルター・・・・
ビーチボート共に40分程度の潜水時間で拾ったゴミを分別&集計したところ、軽トラ一台分約500Kgです。
この結果・・・どうなんでしょうか?
この短時間にこの人数、限られた狭い範囲でこれだけのゴミ。
どれだけ我々人間が、自然にゴミを投棄してるかが、まじまじとわかる結果じゃないですか?
別に釣りをするのが悪いとも思わないし、海のそばでジュースを飲むのもタバコを吸うのもバーベキューするのも良いとは思うのですが、そのゴミをそのまま投棄てしまうのはどうかと・・・
書く言う僕も、つい数年前まではそんなことこれっぽっちも気にはしていませんでしたが・・・・
とあるデータによると、水中にてゴミが分解されるまで
ガラスのボトルなどは約100万年
釣り糸約600年
タイヤなどゴム製品約100年
アルミの缶約100年
ビニール袋約20年
ペットボトル約30年
タバコーフィルター約3年
新聞紙や紙類でさえ数ヶ月かかるそうです。。。
自分が生まれてすぐに捨てたゴミ・・・・自分が死んでも、自然環境に異物を残し続けてるんですよ・・・・
もちろん海だけじゃないと思います。
山にしろ林にしろ道端にしろ、我々の行く先々には、多くのゴミが落ちています。
大きなものから小さなものまで・・・・
山や林なんかは、海以上に分解の処理スピードって遅いと思うんですよね。
海は波やウネリなんかで削れたりなんだりで、割しと処理スピードは早いでしょうから。
我々人間が出来ることって、ゴミになるようなものをなるべく使わない、作らないことも大事だと思うんですが、
それだと、どうしても生活に不便を感じることや、生計を立てられない業者さんだっているわけで、それが一番大事だとは思いません。
では、何が出来るかって考えると、
ゴミを自然に捨てない、捨てられたゴミを見つけたら拾ってちゃんとした場所に捨てる。
ちゃんとゴミの分別をする。リサイクルをする、物を大事にする。。。。
一個人が心がけて出来ることってこの辺だと思うんですよね。
あくまでも僕個人の考えですけど・・・
我々ダイバーしか出来ないことって、やっぱ海の中の清掃ですよね。
1回のダイビング中に見つけるゴミ拾ってみませんか?
もちろん水中だけでなく、ビーチも。。。
ただ水中環境にはそのゴミを住処としている多くの生き物がいます。
ただ闇雲にゴミを拾えば良いって訳じゃないと思います。
そのゴミが本当に拾って良いものか?はたまた拾うことによって、生き物にダメージを与えてしまうゴミなのか・・・
なかなか難しい判別ではあると思います。
しかしそれがほんとにゴミなのか?それが住処なのか?
それがわかるのは、常日頃その海を潜っている現地のインストラクターさん達。
僕もその一人・・・・
決してお金になるものではないし(たまにはあるかもしれないが・・・)、ちっちゃな魚を見せる時間を削るのはもったいないかもしれませんが・・・・
そんなブリーフィング、そんなガイディング、出来るようになりたいものですね・・・・
そんなこんなで、今回の八幡野海中清掃!っていうと横文字好きの僕にはしっくりこないので
『YAWATNO水中クリーンナップ』僕にとっては大変意義のあるもんでした!
来年はお客様が参加できる形にしてみたいし、八幡野以外でもこのようなイベントがあれば、はりきって参加&告知したいと思っていますので、その際は皆様ご協力ください。
きっと一人では出来ません。二人でも出来ません・・・・
一人の人ががんばっても、二人でがんばっても、きっと何も変わりません・・・
ただ、多くの人が一人づつほんの少しの意識を持ってすれば、きっと何かが変わるはずです。
『ゴミだらけの海より、ゴミのないきれいな海に潜りたい。』
そんな思い皆さんお持ちですよね???