先日、腹部に激痛を感じてER (Emergency Room)へ行き、憩室炎と診断されました。初診は急性胆のう炎で、胆のうを摘出するという話で手配が進んでいましたが、最終的には憩室炎ということで、抗生物質での自宅療養になりました。その経緯を記したいと思います。
その日は、朝から少しお腹が痛い感じがしてダルかった。それでも食欲はあり、休むほどでもないので出社。オフィスでも普通にお弁当を食べ仕事。お腹は相変わらず鈍い痛みで、夕方にかけてダルさが増した気がします。色々と締め切りがありあっという間に定時、もう少し頑張ろうと思いつつも、やはりダルさが気になって帰宅。試しに熱を測ってみたら、なんと38.5℃、お腹も若干痛い、頭痛もする。それでも食欲はあるので夕飯を軽く食べて、シャワーを浴びて早々に寝ることに。寝て汗をかけば熱も下がるだろうと思いながら。
水分を十分とったので夜中に何度か目覚める。その都度お腹の痛みは増していく。AIに症状を説明して病院に行くべきかを相談。症状からすると虫垂炎の可能性があるとのこと。東京ラブストーリーのさとみちゃんもなった盲腸か。お毛毛をそるのかな。とにかくお腹の痛みは引かないので、朝6時頃病院に電話。受付番号に電話して、機械案内を潜り抜けて人にたどり着くのに約10分。メンバーIDとか、誕生日等を入力してから人にたどり着いたのに、改めて聞かれる二度手間がもどかしい。そして問診を経て出された答えが、「Emergency Roomに行ってください」。無駄な数十分でした。痛みは引かない。自分の入っている保険ではEmergency Roomは一回$150。お金のことが頭をよぎる。
妻を起こしてEmergency Roomに連れて行ってもらう。この日は息子の夏休み明け初日。学校送迎と被らない時間でよかった。家から車、車から受付、それぞれ短い距離なのに、歩くと腹痛に響くので、おじいちゃんのような足取りで果てしない距離に感じる。老人が長い横断歩道を青信号で渡り切れない気持ちが分かった。
入口の受付は愛想がなく、痛そうにしているに心配そうな素振りも見せない。もっと緊急な人をたくさん見ているので、歩いてやってきた患者は大したことがないのだろう。看護婦さんからまずは問診。電話でも説明した内容を繰り返す。問診で答えに詰まったというか何故聞かれるか分からなかったのが「Do you feel safe at home?」家で安全だと感じるか?なぜそんなことを聞くのだろうか。虐待とかも想定した質問なのかと首をひねりつつも、お腹の痛みは引かない。
受付には数名いたが、運が良かったのかすぐに診察室に通され、室内着みたいのに着替えてベッドの上に。血液を抜かれ、点滴を通され、ドクターの問診、触診。この時点ではまだ何が疑わしいか推測になるので、何も教えてくれない。お腹の痛みは、昨日は真ん中あたりが鈍かったと思うが、今日は右側で真ん中より若干下。押されるとグッと痛いが、離した反動も痛い。
まずは腹部超音波をしましょうとのこと。それからCT Scan。ベッドが移動式で、診察室からベッドに横たわったまま超音波の検査室に。自分で歩けるものの、これは楽でよかった。超音波のリモコンでグッと押されたら痛そう、と覚悟していましたが、そんなに圧迫されることなく無事に終了。塗られたゼリーみたいのをふき取る時が一番痛かった。
超音波の結果が出るまでしばし診療室で待機。点滴から水分補給で、若干冷たい水が腕から入ってくるのを感じる。お腹はまだ痛い。大した待ち時間がなく、超音波の結果を知らされる。acute cholecystitis。何それ?携帯で検索、急性胆のう炎。gall bladderとか頻繁に言っていたが、それが胆のうか。専門医に来てもらって説明があるが、摘出することになるだろうと。もう正直なんでもいいから、痛いので何とかしてほしい。専門医からは胆のうの機能や胆のうがなくなった場合の影響などを説明受ける。手術室が17時くらいまでは空かないのでそれまで待機。それまではやる事がないので妻と会社に状況説明し、読書をして待つことに。
ちょっとしたらCT Scanの用意ができたので、CT Scan室へ。痛み止めと抗生剤を投与されたので、痛みは少し緩和されている気がする。痛みに慣れたのか?ということで、ベッドごとではなく、歩いてCT Scan roomへ。造影CTとのことで、腕とおしりが温かく感じますと言われたが、そんなに感じなかった。ウィーンと上にリフトされ、ウィーンと輪っかにスライドされ、撮影終了。
CT Scanの結果が出るまで数十分。担当の先生が来て、CTの結果を見たら胆のう摘出は不要になったとな。根本原因はdiverticulitis。また発音できない、聞いたこともない単語。携帯で検索、憩室炎。日本語でも分かりません。胆のうなら辛うじて知っていましたが、憩室って何ですか?とにかく、胆のう摘出前提から180度方針転換。どういうことか?お医者さんによると、超音波では胆のうの炎症が確認できた。CT Scanによって、憩室の炎症が確認でき、恐らくそれが影響して胆のうも炎症をしているとのこと。胆石が詰まって炎症しているわけではないので、抗生物質で様子を見ようとのこと。アメリカでは憩室炎は左側に出来ることが多いので、右側は珍しいと。また妻と会社に状況報告。朝7時頃にERを訪問して、昼頃に解放。病院内の薬局までまたおじいちゃんの足取りでトボトボ。Augmentinという抗生物質を処方され自宅療養となりました。
自宅に戻ってからは、数日間の絶食で痛みは和らいできた。恐る恐る3日目からトロトロになった白米おかゆを一口。めちゃうまい。一回分は小皿程度にして、お腹が痛くなるようであればまた絶食という覚悟で食事を再開しましたが、そこからお腹が痛くなることなく。これまで、どんなに運動しても70kgを切ることなかった体重が、夢の68kg台に。
まだまだ様子見をして、数週間後には大腸カメラを受ける予定。昨年、健康診断で大腸カメラを受けた際には特に所見はなかったが、今回はどのような結果になるでしょうか。
憩室炎になりやすい人を調べたら、下記のようにある。
- 40歳以上の高齢の方
- 慢性的な便秘や肥満
- 喫煙の習慣
- 食物繊維不足の食生活
年齢だけは当てはまっていますが、他は当てはまらない。便秘は一切したことないし、肥満でもない。タバコは十数年前、結婚を機にやめました。食生活はアメリカに住んでいますが、ほとんど家で食べているのでバランス取れていると思います。それにしても、40歳以上って高齢なのか?
憩室炎は再発することがあるようなので、今後はより気を付けていきたいと思います。
