お山の水場以来の観察会。

秦野のお山の水場に広場で渡りのヒタキあたりかと思っていたものの肝心なお目当てが来ない。

鳥友さんがコメントでオバシギが見てみたいといった事を書かれていたので一度一緒に見に行ったものの干潟のシギの観察会に。

と言っても行って見たらもういなくなってましたというのも悲しいので前日下見に出かけて見ることに。

 

土曜日の朝、すっきり晴れてこの日が本番だったらという好天。

二俣新町駅まで電車を乗り継ぎ駅から歩いて公園に着いたのは7時半ごろ。

この日の干潮は中潮の午前8時頃。

海岸に出ると干潟は広がっているがそれほど広くない。

 

①朝、晴れた干潟の向こうに富士山が。しかし人も少なく鳥も微妙か・・・。

 

手前にいるのはカモメくらい。見渡してもシギはいないよう。

少し歩いていくと沖の方に小型のシギの小さい群れ。そして手前でほとんど動かずのんびりしている3羽の、これはミユビシギか。

 

 

②干潟にいる間穂とのど同じ場所にいたミユビシギ。

 

どっちを見ようか迷っていると東の方から一羽飛んで潮だまりに。

見るとオバシギが。まだいたようだ。

オバシギはのんびり水の中で貝を漁っては丸のみにしている。

 

③とりあえずこの日まではまだいた事を確認したオバシギ。翌日もいてくれ・・。

 

中腰になって写していたら結構な枚数になってしまったので場所を変えてと波打ち際近くにいる小型のシギの方へ。

こちらはミユビシギにトウネンのよう。しかし数は非常に寂しい気が。

 

 

④トウネン、ミユビシギの群れにハマシギが2羽いたが、この時期こんな少ないものだったろうか。

 

手前の方に戻ると相変わらずオバシギは潮だまりをうろうろ。

少し写してから今度は干潟の西側の方を見て回ることに。

 

 

⑤他を見ていて戻ってくるとほとんど同じ場所でのんびり状態だったオバシギ。

 

途中、ネットの横を歩いていくとその網目にすっぽり入るようにオオソリハシシギとダイゼンがじっとしている。

オオソリハシシギは幼鳥か、こちらを見ながらも逃げる様子はなく思わず近くでじろじろと眺めてしまった。失礼しました。

 

 

 

⑥この時期ネットの周辺でシギが見られることもあるのでよく見ると二羽。

警戒心が薄いのかゆっくり近づいてもほとんど様子見くらいで動かない。

 

干潟の西の波打ち際近くまで行くとウミネコが休んでいる。

その周囲を歩き回っているのはミヤコドリ。

東の順光側から近づいたので少し距離はあったが赤い目がよく見れた。

 

 

⑦三番瀬の干潟はだいたい海側から日が当たりなかなか(自分は)うまく写せないがちょうどいい感じの向きで目の赤いのが良く見えた。

 

ミヤコドリを眺めているとすぐ近くに小型のシギがすぐ近くに飛んできて着地。

こちらを気にしているようだが、飛び出さずしばらくじっと様子を窺っていたが徐々に動きだしすぐ近くを歩きだす。

 

 

 

⑧トウネンを撮ろうとするとだいたいくちばしを下にした写真ばかりで苦労するがこの時は近くで見やすかった。

 

久しぶりにトウネンが近くに見れてさらに近づいてくるかと待っていると突然飛び出した。

見回すとお兄さんがずんずん近づき手前のミヤコドリを飛ばしたのに反応したらしい。仕方がない・・・・・が、勿体ない。

とりあえずミヤコドリが西の端に寄っていったのを機にぼちぼち戻ろうと海岸に歩いていく。

オバシギはどうなったかと思って眺めて見るとまだ潮だまりに。

今年は春もまともに見れていなかった分の見貯めとしばらく写して撤退。

 

 

 

⑨近くにいるとついつい何度も。しかしオバシギだいたいまともに見れるのは秋の幼鳥ばかり。夏羽の成鳥は随分長い間まともに見ていないような。

 

10時台のバスに乗り二俣新町駅へ。

ホームで南船橋への電車を待っているとある鳥友さんから葛西にいるので谷津で合流しましょうという連絡が。

では先行っていますと返事をして谷津干潟へ。

干潟の東側の遊歩道を歩いていくがなんか寂しそう。

 

⑪お目当てのシギが翌日空振りならこれで許してもらおうサギ三昧。

 

東の通路から干潟の方を観察している方に声をかけるとオオソリハシシギとダイゼンは水の引いた干潟の中央近くにいるという。

カメラを向けると確かに。しかし遠い。

前回は干潟東端の川の流れに沿ったあたりを小型のシギが歩いていたがこの日は見当たらない。

見ている方の話では干潟の北側にトウネンなどがいるという。

北側に回って観察窓や柵越しに干潟を眺める。

たしかにトウネン、それにコチドリかメダイチドリらしい鳥があちこちに。

しかし天気が良すぎて向こう正面からの日光を反射した地面はまぶしくおまけに写りもさっぱり。

シギたちは東の方へとおそらく潮の満ちて陸が減っていくのにあわせて歩いていく。

しばらく待っていると東側の通路側からも見えるように。

 

 

⑫干潟の北側にトウネン、コチドリ、メダイチドリあたりが群れている。そして潮の状態によってかどんどん東の方へと移動していく。

 

そしてトウネンの群れが歩いているのを見ているとその中に少し様子の違うのが。

頭にツッパリ兄ちゃんの剃りこみ(どういう表現だ)のような白い縞。

キリアイだ。観察センターのフィールドノートにあったものの見れるとはあまり思っていなかったのでびっくり。

しかし思い思いに動くトウネンに混じりすぐに見失ってしまう。

 

 

⑬トウネンに混じってキリアイ発見。以前は谷津、三番瀬どちらかでだいたい毎年見れていたものだが、ここでも随分久しぶりだ。

 

葛西から合流の鳥友さんにも教えてあげたいが、まだ来ない。

とやきもきしていると通路からはかなり離れた先の方を歩いているのは、最初はキアシシギかと思ったが足が赤い。アカアシシギだ。

これも観察センターの記録にのっていたが淡水によくいるシギは長居しないのであまり見れるとは期待していなかった。見れてびっくりというところ。

 

⑭いきなり現れてあららと思っているうちに小型のシギとは逆行して奥へと歩いていったアカアシシギ。

 

その後合流した鳥友さんと主に東側からシギチドリを見ていく。

午後2時くらいになってくると潮がだいぶ満ちてきて干潟の中央部はほぼ水没。

一か所に固まっていたダイゼンそしてオオソリハシシギは何かの拍子に一斉に飛び出し干潟の外へ。

 

⑮周囲に陸がなくなるまで水位が上がると集まっていた大型のシギは近くに来ずいきなりの飛び出し。残念。

 

小型のシギは干潟の東の端の方に残る「島」に吹き寄せられるように集まってくる。

ごちゃごちゃと狭いところに寄せ合い動き回る中にキリアイがいるのは見つかりなんとか鳥友さんにも見てもらう事ができた。

 

 

 

⑯カメラの設定か、もちろん腕もだが、いまいち背景にばかり焦点が、で近いのにまともに写っていないキリアイ。そしてメダイチドリは暗すぎ。下手。

 

さらに水位があがり島が狭くなるとばらばらとシギたちは飛び出し貝殻、石の積もった通路から距離のある島に飛んでいきそこで休息の態勢に。

見えるには見えるもののさすがに遠いのでここで打ち止め。

鳥友さんともお別れして帰ることに。

 

いい天気の中お目当てにしていた鳥は一通り見れて結果としては十分。

しかし、この日は下見。

ここで運を使い果たしていたら翌日のガイドはまたお山の夏鳥みたいに不振になりはしないかと帰りの電車で真剣に心配してしまった。

 

しかし、鳥友さんの鳥運はポンコツガイドの乏しい鳥運にかかわらず、そして自力でキリアイを見つけるぐらいと全くの杞憂に終わるくらい。

まあガイドにできることは道案内くらいのものだし。

ということで翌日の成果はこちらを。

(これで一回分さぼっても大丈夫か、いやそういうわけにもいかないか)

 

9月15日(日)初めましてヽ(´∀`)ノ | 気まぐれ日記~今日はどんな日だった? (ameblo.jp)