Dorcus sukitti
ミャンマー カチン産
ドルクス最高峰の一角と呼ばれていますが
癖の塊で苦戦されてる方も多いはず

過去に4回、産卵セットを行ってみて
わかってきたことも少なからずあります。

うちで羽化した個体2019/5

アンタエウスを彷彿させる湾曲のある迫力ある大アゴ
ビルドアップした前胸とコロコロした風体

小型ドルクスの至高の様な佇まいです。

ただ、ドルクス属か?というと少し違うような気がします。

わからなかったら『これをやれ系セット』の
フェロールと天然カワラ材埋め込みセット

確かにこのセットで少しばかりとれたことがあります。


しかし2018年に
ある産卵セットにて1回で30頭相当を産卵させた事があります。

今回それを 新説として公開できる部分は公開します。


用意するもの
・成熟したスキットオオクワガタ
・完熟系マット
・砂埋め霊芝
・コバシャ小か中

何個か仮説として
・あまりカワラが有効じゃない
・マットにも産卵する
・オス メス共に特異な形状の前脚
etc.

まず、幼虫に話が飛びますが
カワラ菌糸に対して強くありません
マットとカワラ菌糸を半々にして『移行』作業をするとカワラ菌糸を摂食します。

このタイプ『メカクシクワガタ』系に準じていると考えセットしましたら
マットにも卵があるのを発見しております。

何故、『メカクシクワガタ』に準じているかというと
ドルクス属の中でかなり異質な前脚構造しております。
水掻きみたいな広がりがあり
例えばミヤマクワガタのような形状です。
こういうタイプは良く熟したマットに反応し材表面やマットの境目に産むのが多いです。

そこで!

今回はちょうど良い大きさの霊芝がありましたので半カットせずぶちこみます。
底面にもマットを詰めていき


材を埋め込みます。

約8ヵ月ほど休眠させてれば同居でも大丈夫かと思いますが ハンドペアリング推奨します。
こいつら交尾欲が強い為、成熟が完了していれば直ぐに交尾します。

設定温度は、皆が思ってるより高めです。

マットの名前などは
生体自体が高額な為(失敗したらメーカーにご意見…)、写真で判断していただくと助かります。


これで前回みたいにとれるのか?
答え合わせは7月ごろになりますが

完全攻略をめざして頑張ろうと思います。