こんにちは。
ついに台風が近づいてきましたね。
交通機関の混乱も考えられますので、皆さん外出する際は気をつけてください。
さて先月、8月22・23日の2日間にわたり上溝南高校にて「サイエンス・フレンドリー・プログラム(SFP)」が行われました。
最先端の科学技術を地域で学んでもらう場として、上溝南高校が企画したもので、地区の中学生・高校生、またその保護者の方が参加されました。
テーマは、「シルクは未来を救う~最先端環境科学の現場から~」
かつては養蚕が盛んだったこの地域とも関連付け、最先端のシルク研究と生物に学ぶものづくりの授業を行いました。
1日目は、教授による2時間の講義。
玉虫の発色、ハスの葉の撥水構造など、研究室ではおなじみの生き物の構造を生かしたものづくりなどを紹介しました。
また、インドネシアに生息し黄金の繭を生産する「クリキュラ」という蛾から新しいビジネスが生まれるという話など、広がりをみせる講義内容となりました。
2日目は食品にシルクを混ぜるとどうなるのか、を生徒たちが実際に実験。
高純度のタンパク質となるシルクは、体内で脂肪を吸収したり、食品の伸びや弾力を増加させる働きがあることを教授が説明。
モチとメレンゲにシルク溶液を混ぜ、入れないものと比べると伸びや泡立ちに違いがあることを確認しました。
(教室の様子)(メレンゲ(左:何も入っていない 右:シルク入りでなめらか))
また繭から1本の糸を引き出す実験も行いました。
蚕は繭を作るために、細い糸を途切れずに吐き出しています。
その長さはなんと1500m!
今回は1000mを目標に廊下で糸を引き出しました。結果は・・・・残念、90m。
しかし、100mある廊下の端から端まで糸は伸び、糸を引く生徒の姿は遠くに小さく見えるほど。
生徒たちもこの結果を驚き楽しんでくれました。
最後に長島教授から「さまざまな学問があるが、どれも突き詰めれば1つのところに行きつく。それは『平和』です。どの学者も武器は違えど、同じ平和のために戦っている。皆さんも好きなところから興味をもち、ぜひ一流を目指してほしい。」とメッセージがありました。
今回の「サイエンス・フレンドリー・プログラム」がきっかけになって、これからを担う彼らがいろいろなことに興味・関心をもつようになれば幸いです。


