業界初、携帯端末向けワンセグ・3セグ放送受信ソフトの提供を開始 | 渋谷で働く編集者がお届けするITニュースblog

業界初、携帯端末向けワンセグ・3セグ放送受信ソフトの提供を開始

テクノマセマティカルは、富士通の高性能メディアプロセッサFR-Vと組込みLinuxによるプラットフォーム上で、業界で初めて、地上デジタルテレビ(ワンセグ)放送と、今秋から放送予定のデジタルラジオ(3セグ)放送の受信ソフトを開発し、同ソフトウェアの提供を開始されました。

株式会社 テクノマセマティカル
ニュースリリース
業界初、携帯端末向けワンセグ・3セグ放送受信ソフトの提供を開始
高性能メディアプロセッサFR-Vプラットフォーム上で実現
http://www.tmath.co.jp/html/news/news20060628.html


株式会社 テクノマセマティカル(本社:東京都品川区、代表取締役社長 田中正文 以下、テクノマセマティカル)、は、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭 以下、富士通)の高性能メディアプロセッサFR-Vと組込みLinuxによるプラットフォーム上で、業界で初めて、地上デジタルテレビ(ワンセグ)放送と、今秋から放送予定のデジタルラジオ(3セグ)放送の受信ソフトを開発し、同ソフトウェアの提供を開始しました。

なお本製品は、6月28日から東京ビッグサイトで開催される組み込みシステム開発技術展(ESEC)でデモ展示を行います。

モバイル向けのデジタル放送として、既にサービスが開始されている地上デジタルテレビ(ワンセグ)放送に加えて、今秋からデジタルラジオ(3セグ)の商用サービスが予定されています。これに伴い、ワンセグ放送および3セグ放送を安定して受信する機器が求められています。これらの機能を実現するためには、H.264のように大量の演算が必要な映像圧縮規格を高速かつ低消費電力で処理できる、柔軟なプラットフォームが必要となります。

これに対して、高速・低消費電力の富士通製高性能メディアプロセッサFR-V (FR461)と、地デジチューナーを始めとする多種の無線通信インターフェースを備える組込みLinuxプラットフォーム上に、テクノマセマティカルの高速・低消費電力ミドルウェアを組み合わせました。これにより、業界で初めて、一つのプラットフォーム上でワンセグ放送と3セグ放送の受信を実現しました。

ワンセグ・3セグ放送の受信にあたっては、データ放送向けのページ記述言語BML (Broadcast Markup Language)をサポートする富士通製HTMLブラウザInspiriumと、独自の数学的アルゴリズム「DMNA」により演算量を劇的に削減したテクノマセマティカル製ミドルウェア TS-DEMUX、H.264ビデオデコーダを組み込みました。また、FR-Vプラットフォームの試作端末 (注1)上で実際に動作を検証しました。また、同端末上では、ワンセグ・3セグ受信機能に加えて、H.264方式による無線テレビ電話等の機能を実現しています。


業界初、携帯端末向けワンセグ・3セグ放送受信ソフトの提供を開始

株式会社 テクノマセマティカル