松下電器オーサリングシステムを開発・運用開始 | 渋谷で働く編集者がお届けするITニュースblog

松下電器オーサリングシステムを開発・運用開始

松下電器は、ブルーレイROM向けMPEG-4AVCエンコーダおよびJava™対応オーサリングシステムを開発・運用を開始されました。

ニュース
松下電器産業株式会社
ブルーレイROM向けMPEG-4AVCエンコーダおよび
Java™対応オーサリングシステムを開発・運用開始
高画質かつ双方向性に優れたタイトル作成を実現
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060623-1/jn060623-1.html


【要旨】
松下電器産業株式会社は、ブルーレイディスク(BD)規格の再生専用ディスクであるブルーレイROMディスクによる映画タイトル制作向けMPEG-4AVCエンコーダ[1]及びJava™ [2]対応オーサリングシステム[3]を開発し、業界で初めて※運用を開始しました。(※:6月22日現在、当社調べ)

【効果】
本開発を用いることにより、フルハイビジョンレベル[4]の高画質でかつ双方向型インターフェースに優れたブルーレイROMタイトルの提供が可能となり、誰でも簡単に大画面で迫力ある映画コンテンツを、家庭等で楽しむことができます。

【特長】
・フルハイビジョン解像度コンテンツをMPEG-4 AVCにより高画質圧縮し、ハリウッドの映画関係者が、原画と同等レベルと認める高画質をHD解像度[7]で実現
・高圧縮画像[5]、双方向型メニュー、著作権保護方式に対応したブルーレイROM仕様[6]に準拠したタイトル作成が可能
・対話性に優れたAVナビゲーションを可能にするJava™に対応したタイトル制作を実現

【内容】
本システムは、以下の新技術により実現しました。 (1)動きが速い等、圧縮が困難な画像に対し、圧縮パラメータを変えることにより高速かつ高画質圧縮を可能とするMPEG-4 AVC高画質圧縮技術
(2)複数の画像、Java™、字幕等のデータを、タイトルのデータとしてひとつにまとめ、ブルーレイROM仕様への適合性を検証、さらに暗号化するブルーレイ仕様準拠データストリーム生成技術
(3)Java™の開発環境をオーサリングシステムに組み込み、かつ高効率、高速応答を簡易に実現するブルーレイ対応Java™作成技術

【特長の詳細説明】
1. フルハイビジョン解像度コンテンツを、MPEG-4 AVCにより高画質圧縮し、ハリウッドの映画関係者が、原画と同等レベルと認める高画質をHD解像度で実現
MPEG-4 AVC方式を用いて従来の圧縮方式(MPEG-2)比2倍以上の圧縮効率を実現し、ハリウッドの映画関係者を招いて行った、本エンコーダで作成したフルハイビジョンの映画コンテンツの主観画質評価にて原画と同等レベル画質との評価を得ました。

2. 高圧縮画像、双方向型メニュー、著作権保護方式に対応したブルーレイROM仕様に準拠したタイトル作成が可能
エンコーダとオーサリングシステムを組み合わせることで、ブルーレイROMの特徴であるフルハイビジョン画像の高圧縮、Java™を用いた双方向型メニュー、ブルーレイで新たに採用された著作権保護方式に対応し、ブルーレイROM仕様準拠のタイトル作成が可能になります。

3. 対話性に優れたAVナビゲーションを可能にするJava™に対応したタイトル制作を実現
Java™のプログラミング機能を活かし、ユーザの操作に応じて、特殊効果付きのポップアップメニューなど多種多彩なメニュー表示やゲームなどが可能になります。キーワードに従って個人の好みのムービーを再生するなど、オーサリング時に決められた固定的な再生シナリオだけでなく、ユーザが指定したシナリオの動的な再生が実現できます。


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