『Huvsgul フブスグル 2』

朝起きてみると、快晴。昨日まで曇りがちで少し肌寒かったんですが、晴れると暖かくて気持ちいいです。

朝食。ボーブ（揚げパン）、サラミ、フライドエッグ。

午前中は、周りを散策。こちらがゲル・キャンプの全景。

日の光が強いので、昨日とは景色が全く違って見えます。湖と草原の美しいコントラスト。

透明度50mはあろうかという湖。真夏でもドライスーツを着ないと潜れないくらい水温は冷たいです。

夏でも雪に覆われた山々。

咲き乱れる花。

放牧されている馬たち。夕方にはまた乗りたいと思います。

ランチ。パスタは伸び切っていますが、ソースは悪くありません。

午後はフブスグル湖観光と言うことで、遊覧船に乗ります。車で1時間ほどの船着き場まで行き、そこから乗船。小ぶりな船ですが、海のないモンゴルではこれが最大の船だそう。

元々漁船か貨物船だったものを転用したと思われる、質実剛健な船。

夏の観光シーズンと言うこともあり、お客さんで満員。私以外は全員モンゴル人の方々。海がないモンゴルでは船に乗る機会は皆無と言ってよく、多くの人にとってはこれが初めての経験なんだとか。道理でみなさんテンションが高い訳です。

船上からのフブスグル湖の景色。

自然の景色も美しいですが、私としてはモンゴルのみなさんのカラフルな伝統衣装が興味深いです。

船上は船長さんのマイク・パフォーマンスで大盛り上がり。最後はダンス・ミュージックがかかってみんな踊りだす始末。面白かったです。

キャンプに戻り、いよいよ乗馬。今日はウランバートルから来てくれているガイドさんも一緒に乗ることに。ガイドさんは都会育ちのため、乗馬は3回目だそう。馬を所有している現地ガイドを含め、3人で出発。

ガイドさんが不慣れなことを察して、馬がなかなか言うことを聞かないので、私が手綱を持って引っ張ってあげます。

騎乗からの美しい景色。

チベットでも見かけたヤク。

途中、現地ガイドが自分のゲルに招いてくれます。

振舞ってくれたのが、自家製ヨーグルト。

自家製チーズ。

パンに付けて頂きます。どちらもすごく美味しい。モンゴルで今まで口にしたものの中で、一番美味しいです。

今日私が乗った馬は最初頑固だったんですが、30分ほどかけて躾けたら息が合いました。まだ2回しか乗っていませんが、モンゴルの馬は基本的に賢くて、良く走ってくれます。そのことを現地ガイドに話したら、本当はもっと走る馬を何頭も飼っているそう。ただ、観光客は乗馬に慣れていないことがほとんどなので、あまり走らない大人しい馬ばかりをキャンプに連れてきているんだとか。事前に頼んでおけば、良く走る馬ばかり何頭か連れてきて、好みの馬を選ばせてくれるそう。是非また再訪して、2、3日乗馬三昧といきたいところです。

乗馬を終えてキャンプに戻ると、韓国人の夫婦から話しかけられます。どうやら、カメラのバッテリー充電器を忘れたそう。同じニコン製のカメラを持っているのを見かけたので、充電器を貸してくれないかとのこと。私もケニアで充電器が入ったスーツケースがロスバゲになった時に色んな人に助けてもらったので、もちろんOKです。ところが、カメラの型が微妙に違うようで、バッテリーが充電器に上手くはまりません。非常に小さな突起があって、使えないようになっています。設計の仕様がそもそも違うんなら仕方ありませんが、この無意味な突起は明らかにわざと。メーカーとしては充電器を使い回さずに新たに買ってほしい、ということなんでしょうが、不親切だとしか思えません。改善を期待したいところ。

ディナー。ビーツのサラダが、ロシアの影響を感じさせます。メインはチキンの煮込み。悪くありません。