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北インドのゴールデントライアングルとよばれるデリー、アグラ、ジャイプールの3都市は、ユネスコ世界遺産が5つもある人気地区です。

 

ラジャスタン州の野生動物保護区サリスカに行く途中、ジャイプールに立ち寄りました。

 

ジャイプールはデリーから250km位の所にあります。街並みがピンクに塗られており、別名「ピンクシティ」と言われるところです。

ここで有名なのは、世界文化遺産である天文台史跡「ジャンタル・マンタル」と「ハワー・マハル」です。

 

 

ハワー・マハルは風の宮殿と呼ばれ、ピンク色の砂岩で外壁が造られている5階建ての建物です。

宮廷女性が外を見るとき、外から姿を見られないように窓が小さくなっています。が、この小窓から風(ハワー)が吹き込み、涼しい状態を保つような構造になっているということです。

 

また、このジャイプールは、宝石の集積地としても有名です。インドの宝石の殆どがこのジャイプールで加工されていると聞いたことがあります。

宝石を買い込む資金のない私たちですが、見るのは大好きです。

鑑定眼力?を養うためですから、なるべく高級そうな店を覗きます。高級なものを見慣れるとボロッちいのが見分け易いのです。

 

ある店に入り「ブルーサファイヤをみたい」と言います。店主が「如何ですか?」と陳列しているケースを取り出します。「こんなのではなくて・・」というと、「じゃあこれはどうですか?」と陳列外のケースを持ってきます。「ふ~ん、こんなのでもなくって、もっといいもの・・」というと、「マダム、これはとてもいいものなのですよ。ほら、こんなに輝いて・・・」と説明が始まります。「でも、こんなものは、いりません!」と、席を立って出て行こうとすると、店主は慌てて引き留めにかかります。「マダム!ちょっと待って下さい!」と、鍵をじゃらじゃらさせて、「金庫にまだありますから」という。金庫からこれまで出したブルーサファイヤとは全然違う立派な石を出してきます。「うう~~ん、やっぱり違うな・・」と、唸るような石ばかり。店主も「おっ、分かってくれる?」と喜びだす。でも、そこで収まってはいけません。ここはインドですから・・。もっと奥が深い。「んん~~、これもいいけど、もっとある?すごいヤツ!」ここまでくると客と店主の域を超えた親近感が育っちまいます。それで、店主も、とっておきのを見せたくなる!「ちょっと待って!家に行って取って来るから・・」と、大急ぎで店を飛び出し走り出します。「お気を付けて~~」と送り出してから2~30分待つと、宝石の入った金庫を大事そうに抱えて戻って来ます。にんまり顔で「どうだ!?これは!」とばかりに、目の玉が潰れそうなスゴイ石をご披露してくれます。

インドで「いいもの」を見たい時、私たちは必ずこの段取りでいきます。取って置きのモノを持っている店は殆どこれでOKです。宝石も、カーペットも、ショールも。

 

インドの人はパターン化されているのか?と不思議になります。お店に入った後の経過は北も南も大体同じです。それに皆自宅に取りに行って2~30分で戻って来ます。皆さん店舗のご近所にお住まいなんですね。

 

総括として、インドの店舗の特徴として、「いいものはすぐには出さない!」ようです。それに、「取って置き」は必ず自宅保管がお決まりでした。