宿泊は「源泉かけ流し温泉」にひかれて神戸ベイシェラトンホテルです。このホテル、温泉が出来てから結構混雑しています。以前はエレベーターに乗ってもめったに人に会うこともなかったのに、今ではエレベーターに乗ろうとすると某国の団体サンに突き飛ばされそうになるほどです。日本国経済の発展の為と、長い間の閑寂さに耐えたこのホテルの吉兆のために、寛い心で対応しています。何処に行っても彼らは自由奔放。彼らと出くわすと 押しきられっぱなし。こちらの自国であることを忘れそう。
"ここはどこ? 異国の地かと 勘違い"
温泉に行くと、彼らはまっしぐらに湯船の方へ。
体は洗ったかな?
"湯浴み前 注意書きなど くそ食らえ〜っ!"
入浴後、べちょべちょの体で脱衣場へ。お作法が日本人とは違います。
"湯上がりや 日中の差が出る 後始末"
エレベーターでも、レストランでも、廊下でも大きな声で会話するのが彼等の特徴。
"子が叫び 親が応えて また叫び
雄叫びの中 家族団欒"
寂れたこのホテルを知っているだけに、古い顧客としては今の盛況ぶりを心から喜んでいます。温泉効果もさることながら、スタッフの皆さまの努力も功を奏していると思います。
今回ベッドのサイドテ-ブルにアロマのディフューザーが置いてありました。
「匂いの強いものはご遠慮下さい」といってアロマに苦情を言う施設が多いのに、ここには
「やわらかく落ち着いたアロマの香りで ごゆっくりおくつろぎください」と書いてあります。
ん〜〜なかなかいいじぁあないの。
でもちょっぴり香りが強いかも?
夜中の2時頃気がついて、ボトルの蓋を開けて匂いを嗅いだのが運のつき。
匂いが鼻粘膜に貼り付いて、なかなか寝付けなくなってしまいました。
ボトルには"Better Sleep"と書いてあるんですけど・・・。
スタッフの熱意は充分伝わりました。「お疲れ様、ありがとう!」と言っておこう。何もしないより何かワザを出した方が建設的。キツイオイルでも好感が持てました。
アロマと言えば、暗い思い出が甦ります。
以前、頻繁にセミナーや講演会を主催していた時、名古屋の国際会議場を何度か借りたことがあります。
ある日、2日間のセミナーを終え「お疲れさま~」と引き揚げようとしたら、会場の管理担当者に呼び止められました。若いお姉さんです。
「アロマの臭いがします。こんなことじゃあ次回からお貸しできません」
「えっ? どういうこと?」
「オイルの臭いがしますよね」
「ぜ~んぜん」
「臭いからお貸しできません」
「オイルのセミナーをやったわけでもないのにどうしてですか?」
「臭いますから」
意味不明の事を言う人でした。普通のセミナーをやっただけなのに変な言いがかりをつけてきた。
あとで聞いたら40名程の参加者のうち何人かがアロマオイルを持っていたらしい。それでも苦になるほどには匂っていなかった。匂ったとしても彼らが持っていたのはオーガニックのナチュラル高級アロマオイル。鼻の穴全開で嗅ぎたくなるほどいい匂い~~。でもその日はぜんぜん気がつかないほどでした。
臭いと苦情がでるほどではなかったし、もし匂っていたとしても、そこまで立ち入って参加者の管理はできません。
よくよく考えて見てください。会場は大都会名古屋の国際会議場なんですよ。海外の方向けのイベントだって当然あります。キツイ香水やオーデコロンを振りかけた方も参加します。そういうことはどう対処するおつもりか? たいして匂わないアロマオイルのボトルを持っているのがダメならば、キツイ匂いの化粧はどうなの? 体臭だってダメだろう。タバコ臭い人はどうなのよ。
担当者と話しても埒があかない。「上司と話がしたい」と言っても取り次いでくれないし、みかぎって「もう借りることはありません」と言って引き揚げました。
あまりの不条理に納得がいきません。所有者である名古屋市役所に電話してみました。案の定あちこちの部署にたらい回しにされた後、どこかの課長が応対してくれました。管理を民間会社に委託しているのでなんとも対応できないとのこと。
こうなったら最後までやるしかないと覚悟を決め、何とか管理会社を聞き出しました。名古屋はその会社の大阪管轄だというのでそこに電話をし、「責任者と話がしたい」と申し出ました。部長らしき人に、経緯を説明し、現場の人たちの行き過ぎを正すよう求めました。
暫くして、国際会議場の例の担当者から電話がありました。
「済みませんでした。今度またウチの予約をお願いします」
「多分もう借りることはありません。参加者の方に不快な思いをさせたくありませんから」
この事があったので、今回神戸シェラトンが、客室にアロマオイルを導入したことに驚きました。そして感心しました。何か新しいことをやってみる姿勢こそホテルマンの意気込みだあ~~🔥👊

