「ヘイアウ」とは、儀式や祭事が行われていた聖域のことで、魂のこもった石を積み上げて造られています。いわば聖殿のようなものです。
目的によって様々な種類があったようですが、1819年以降、キリスト教の普及に伴い、カメハメハ2世によって、カプ(禁止)制度が廃止されたため、ヘイアウが使われなくなったということです。
上は丘の上にあるプウコホラ・ヘイアウから、少し海岸の方へ下がった所にあるヘイアウです。
使われていた石は崩落し、聖所の形は残っていませんが、神聖な気に満ち満ちています。
ゴロゴロした石が、碧い海に溶け込むようになだれ込み、
石が海を、海が石を、浄化しているかのような光景です。
訪れる人も稀なのか、誰にも遭遇せず、ただ、激しく岩にあたる波の音だけが時空を超えて響きます。
思いっきり岩にぶつかって上がる
純白の飛沫、
この清々しさを、何に例えようか?
陽が移ろいて、逆光となる。
キラキラと銀色に光る海を描く、
神の技。



