あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

元日はどのように過ごされましたか?

私は、プチ嵐ロスを紛らわすように
爆笑ヒットパレードを観たり、
溜まった録画を消費したりしました。


これは観たい!って
ピンポイントで録画をしたけど、
なかなか観る時間が取れなくて。
一年ほど寝かせていた番組が
やっと観られました。


何を観たのかというと、

NHKスペシャル
『認知症の第一人者が認知症になった』


〝君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する″かつての先輩医師の言葉を胸に、自ら認知症であるという重い事実を公表した医師がいる。認知症医療の第一人者、長谷川和夫さん(90)。「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発、「痴呆」という呼称を「認知症」に変えるなど、人生を認知症医療に捧げてきた医師だ。NHKはこの1年、長谷川さんとその家族の姿を記録し続けてきた。認知症専門医が認知症になったという現実をどう受け入れ、何に気づくのか。カメラには、当事者としての不安、家族の葛藤…その一方、専門医ならではの初めての気づきも記録されている。認知症になったら、不確かな状態がずっと続くと思っていたが、正常な状態も確かに存在するということ。言葉が分からくなって話せないのではなく、「自分の言葉」に自信がなくなり、殻に閉じこもってしまうということ。確かさを取り戻すためには、他者との絆が重要であること…。
人生100年時代を迎え、誰もが認知症になりうる時代。長谷川さんが気づいた新たなメッセージを届け、認知症新時代を生き抜くための「手がかり」と「希望」を紡ぐ。
(番組サイトより抜粋)


番組の中で、
印象的なシーンがありました。


長谷川さんは、奥さんと娘さんに
支えられています。

ある日、長谷川さんは町内会で
講演をすることになりました。

奥さんが付き添い、
スタッフとして娘さんがサポート
しています。


出掛ける前に娘さんは
「軍歌とか歌うの、止めてよ」って
声をかけるんですね。


プログラムとしては、
町内の会議が終わった頃に登壇、
講演をした最後に歌を歌うことに
なっていました。


ところが、長谷川さんは登壇するなり、
「では、はじめに歌を歌います」って、
打ち合わせと違うことを始めるんです。


娘さんは慌てて壇上へ駆けていって
制止します。
「順番が違う!
 まだ資料も配っていないのに!」

それでも長谷川さんは歌い始め、
娘さんは急いで資料配り始めます。


娘さんとしては、
医師として活躍したお父さんが
間違ったことをしたり言ったりして、
それが記録に残ることを避けたい。


自宅へ帰って来て、
「なんではじめに歌なんか歌ったの?」
と責める娘さんに対して、

「会議の後で、みんな疲れていた。
 始めに歌を歌ったから、
 あの場が和んだだろう?」と。


認知症だっていう目で見ていると
本人は正しく判断しているにも関わらず、

自分の期待と違うことをされると
「認知症がゆえの間違った判断」
に見えてしまう。


これは、
コミュニケーション全般において
同じことが言えると思ったんです。


子育てもそう。夫婦関係もそう。
部下の育成もそう。
私で言うと、
受講生さんもクライアントさんもそう。


相手のことを「できない」という目で
見てしまうと

全てが「できない、間違っている」と
見えてしまって、
不適切な対処をしてしまうんだな。


「この子はいつもそうだから」
「この人は、こういう人だから」
「また、こんなことして!」
って感じてしまうんですよね。


コーチングをはじめた頃の私は

クライアントさんの話を聞いていて、
解決策やアドバイスばっかりが
頭に浮かんでいました。


アドバイスをしてしまうのって、
コーチングの基本である
「相手は解決する力を持っていると
信じる姿勢」に欠けているんです。


手取り足取りしてしまうのは、
相手が自力でなんとかできると
思っていないからなんですよね。

私はこれを、子育てで痛感しました。


ひまわりの首根っこを掴んで
グイグイ引っ張っていました。
放っておけば、自力で伸びるのにね。


自分のあり方を
改めて考えさせられるような
新年の始まりでした。


最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

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