✤✤✤✤✤✤✤✤
以前聞いた講演会で、
幸せという漢字についての
お話がありました。
幸せという漢字は、
何を表しているの?
漢字の成り立ちには、
①象形(しょうけい)文字
目に見えるものの
形を線でえがいた
絵をもとに作られた漢字
(日・月・木など)
②指事(しじ)文字
形として表しにくいことがらを、
点や線で示し、
その図をもとに作られた漢字
(上、下、本など)
③会意(かいい)文字
象形文字や指事文字などを
二つ以上組み合わせ、
もともとの漢字とは
別の意味を表す文字となった漢字
(明・岩・森など)
④形声(けいせい)文字
発音を表す漢字と、
意味を表す漢字が
組み合わさってできた漢字
(晴・問・味など)
があります。
さて問題です。
『幸』という漢字は、
どのように成り立っているのでしょう?
答えは
・
・
・
象形文字なんです。
では、
何の形を表しているのでしょう?

娘は
「笑った顔かな?」
と言っていました。
私は
「クロスした両手を
胸に当てているところかな?」
と思いました。
どちらも「いいね!」と
言いたくなる予想ですよね。
ところがこれ、
「手足を縛られている人」の形
なんだそうです。
なぜそれが幸せ?
意外ですよね?
身動き取れないのに、
なぜそれが幸せなの?
なんにもしなくていいから?(笑)
いえいえ。
そうではありません。
これ、
「体は縛られているけれど、
心までは縛れないから」。
そうなんです。
意外だと思ったのは、
『手足を縛られている=不幸』
だと思ってしまったから
なんですよね。
体は動かないけど、心は自由!
見方、感じ方が変われば、
幸せの形も変わるのです。
そして講演中に、
パネリストの方が
ふと疑問に感じたらしく、
私たちに質問をしました。
「幸せの反対語って、
なんだろうね?」
幸せの反対は、
不幸って思いますよね。
でもこれは
“反対語”ではありません。
上がるの反対は、下がる。
入るの反対は、出る。
「上がらない」「入らない」
ではないですね。
不幸は「幸せではない」なので、
反対語とは言えません。
この質問が気にかかって、
モヤモヤしていました。
わからない言葉は、
辞書で調べてみよう!
ということで、調べてみました。
すると、なんと!
え?
幸せ?
幸せの反対語は幸せ?
そうなんです。
幸せの反対は幸せ。
この【幸】という漢字は、
裏返しても
上下逆さまにしても、
【幸】なんです。
その時に『幸せではない』と
感じていても、
それを乗り越えると、
もっと大きな幸せが待っています。
幸せでないと
感じている状態は、
“幸せのはじまり”なのです。
やっぱり、
この世は幸せで溢れているんです
✤✤✤✤✤✤✤✤✤
本当の幸せは、選択の自由があること。
そして、わたしたちは
本当は、
いつでも選択ができるということ。
自分で決める。
これが究極の幸せなんだと思います。