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以前聞いた講演会で、
幸せという漢字についての
お話がありました。
幸せという漢字は、
何を表しているの?
漢字の成り立ちには、
①象形(しょうけい)文字
目に見えるものの
形を線でえがいた
絵をもとに作られた漢字
(日・月・木など)
②指事(しじ)文字
形として表しにくいことがらを、
点や線で示し、
その図をもとに作られた漢字
(上、下、本など)
③会意(かいい)文字
象形文字や指事文字などを
二つ以上組み合わせ、
もともとの漢字とは
別の意味を表す文字となった漢字
(明・岩・森など)
④形声(けいせい)文字
発音を表す漢字と、
意味を表す漢字が
組み合わさってできた漢字
(晴・問・味など)
があります。
さて問題です。
『幸』という漢字は、
どのように成り立っているのでしょう?
答えは
・
・
・
象形文字なんです。
では、
何の形を表しているのでしょう?

娘は
「笑った顔かな?」
と言っていました。
私は
「クロスした両手を
胸に当てているところかな?」
と思いました。
どちらも「いいね!」と
言いたくなる予想ですよね。
ところがこれ、
「手足を縛られている人」の形
なんだそうです。
なぜそれが幸せ?
意外ですよね?
身動き取れないのに、
なぜそれが幸せなの?
なんにもしなくていいから?(笑)
いえいえ。
そうではありません。
これ、
「体は縛られているけれど、
心までは縛れないから」。
そうなんです。
意外だと思ったのは、
『手足を縛られている=不幸』
だと思ってしまったから
なんですよね。
体は動かないけど、心は自由!
見方、感じ方が変われば、
幸せの形も変わるのです。
そして講演中に、
パネリストの方が
ふと疑問に感じたらしく、
私たちに質問をしました。
「幸せの反対語って、
なんだろうね?」
幸せの反対は、
不幸って思いますよね。
でもこれは
“反対語”ではありません。
上がるの反対は、下がる。
入るの反対は、出る。
「上がらない」「入らない」
ではないですね。
不幸は「幸せではない」なので、
反対語とは言えません。
この質問が気にかかって、
モヤモヤしていました。
わからない言葉は、
辞書で調べてみよう!
ということで、調べてみました。
すると、なんと!
え?
幸せ?![]()
幸せの反対語は幸せ?![]()
そうなんです。
幸せの反対は幸せ。
この【幸】という漢字は、
裏返しても
上下逆さまにしても、
【幸】なんです。
その時に『幸せではない』と
感じていても、
それを乗り越えると、
もっと大きな幸せが待っています。
幸せでないと
感じている状態は、
“幸せのはじまり”なのです。
やっぱり、
この世は幸せで溢れているんです![]()
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本当の幸せは、選択の自由があること。
そして、わたしたちは
本当は、
いつでも選択ができるということ。
自分で決める。
これが究極の幸せなんだと思います。

