今日の記事は、いわゆる「吃音あるある」だと思います。
私のどもりは、どちらかというと軽症だと思うのですが、
出ない時にはとことん出ないです。
過去に事務員をしていた頃、
出張していた営業さんが、フェリーから電話してきたことがあって
「〇〇さん、居る?」と聞かれ、
席を外している、ということがどうしても言えず、
無言な状態にしびれを切らした営業さんが「あんた誰?」と聞くも
自分の名前もどうしても言えなくて
怒って電話を切られたことがあります。
フェリーからの電話代ってムチャ高いし、営業さんが怒るのも無理はないです。
(ってか、フェリーからの電話っていつの時代よ?って話ですよね。
営業さんをつかまえるのに、寄る予定のお客さんへ片っ端から電話して
寄ったら会社に電話入れるように言って下さい、ってつかまえてた時代です。
まだ携帯がほとんど普及していなかった時代。とても懐かしいです。)
前置きが長くなりましたが、
自分の名前やら会社の名前が言えなくて、つまる場面も結構あったのですが、
おかげで、声やしゃべり方で私って分かってもらえることもあるのです。
昔だったら取引先の方、
今だったら子どものお友達のお母さんや幼稚園。
子どもがお友達の家へ遊びに行って、迎えに行った時、
ピンポンしてインターホン越しに話した時に
名前が出てこなくて 「あ・・・」 となっただけで
「は~い、chieさんね」と返してもらえる。
幼稚園もしかり。昔からいる先生だと「あ・・・」だけで私と分かってもらえる事もあります。
みんながみんな そうとは限らないけど、
やさしい人はいるな、と感じます。
顔パス ならぬ 声パス。
なかなか良いなぁ。