ある日のこと。
息子が、夏休みの短期教室に行ったまま帰って来ません。
いつも終わってから友達と遊んでいるようなので、
少し遅いくらいなら気にも止めないんだけど、最終日の今日はやたらと遅かったのです。
何事もないとは思うけれど、気になって迎えに行ってみました。
お腹がすいてイライラしていた私は「遅くまで何をやってるの!」と
怒鳴りたい気持ちでいっぱいだったけれど、
いやいや、待て。
「心配だったから来たんだよ」という気持ちだけは伝えて、
頭から怒りつけるのだけはやめよう、と思いながら向かったところ・・・。
会場に着いてみると、本人はのんびりと友達とくつろいでいて、
私の顔を見つけるとバツが悪そうに近づいてきて「ごめんなさい」と。
あとから考えてみると、不思議なもので謝られると
何かと怒る理由を探してしまっていたんですね。無意識に。
あー、これが私の場合、一つの怒るパターンなんだな、と気づきました。
普段、すぐに謝りなさい、と子どもには言っているのに
謝ると怒る理由を探されていたら、子どもは謝れなくなってしまいますよね。
話を戻すと、結局 友達に遊ぼう、と誘われおやつももらって
帰るタイミングを逃したようです。
話を聞いていると、お友達たち(複数)が来て「○○くんのお母さん?
ぼくたち今まで一緒に遊んでたんだよ。」と
怒られていそうな雰囲気を察して、心配そうな顔で声をかけに来てくれました。
すると、その子のお母さんも「すみません、うちの子たちが引き留めたみたいなんです」
と説明しに来てくれました。
私が迎えに行ったことで、その場はお開きとなったのですが、
なんていうか・・・そのお友達たちは短期教室で知り合ったらしいのですが、
「○○くん、バイバーイ!!」「またねー」と、息子のことをとても慕ってくれているようで、
お母さん方も「お母さんが迎えに来てくれたのは○○くんのことが大好きだからだね」
と言ってくれて。
そんな暖かい言葉を聞き、とてもほんわかした気持ちになりました。
そして、家では一番怒られている息子があんなに暖かい雰囲気に囲まれていたなんて、と
知らなかった一面を知ることができて、
頭から怒鳴らないで良かった、ととても嬉しく感じた出来事でした。
と同時に、それだけ家でガンガンに怒っているんだな、私、と少し反省((-_-;)