旅の理不尽 アジア悶絶編 (ちくま文庫)/宮田 珠己

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表紙からして独特かつ強烈なインパクトだが、内容も負けず劣らず凄まじい新たなタイプの旅行記である。


著者の宮田珠己氏はサラリーマンでありながら、有給やら何やら休みを取ってはアジアを中心に旅行に繰り出していたが、とうとう旅行好きが高じて会社を辞めたという経歴の持ち主である。

この本は、そもそも自費出版していたものが出版社の方の目にとまったという経緯で出版されることになったらしい。



さてその内容だが、公共の場で読むことは決してオススメできない内容である。

ニヤけた顔を周囲にさらすことになるだろう。


とにかく、面白い。

いろんな国へ行った際の話が掲載されているのだが、その土地の風土とかお構いなしに自身の等身大の経験を書いている。


その文章のリズムもまたいいのである。

サクサクっと読めて、プッと噴き出してしまうこと必須!

その他にも実にへんてこなテーマ(大仏、迷路、ウミウシ……)で本を書かれているので、また読んで紹介しようと思っている。



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