最近、バイト先で「小さい頃にそろばんを習ってきた子の成績」について話をする機会がありました。



よく聞くところでは算数ができる子になるって言われてるけどどうなんだろうか?



まず、「そろばんやってた(る)=算数ができる」は概ね正しいのではという印象があります。



しかし、なぜできるのか?

思うに、そろばんをやることで計算に伴うイメージが定まること、これが無茶苦茶デカイです。


算数を習うときどのように習うかというと、身近な例(ジュースを5人で分けました等)を挙げて理解を促すように思います。


その癖実際に計算させるときは丸っきり筆算任せであり、結局何がどうなってるのか!?と困ってしまう子が多いそうです。


そろばんをやってる子はここで計算のイメージとして珠が動く様子が頭に入っている。(手を動かして暗算する子を見ますね)



それ事態は機械的に覚えさせられたとしても、大きな数に対応した具体的イメージ(しかも計算する様子もイメージできる)があることは大きな意義があります。



最初で躓かなければ絶対に覚えられる内容であるのだから(何せ反復の量が馬鹿にできない)、ここで問題になるのは苦手意識を植え付けられるか否かでもあります。



もちろん、苦手意識のない子は今後グンと伸びるでしょう。




また、手を動かすということもとても良いことであることが脳の研究からよく言われます。


小さい頃に考えて手を動かす経験ができるのは貴重でしょう。


さらに、そろばんは小さい子に数という概念になれてもらう入り口として、大変素晴らしいアイテムです。



そろばんを扱わない子にとって数とは10本の指で数えられるものでしかないわけですから。



そろばんを習ってきた子に算数ができる子が多い理由はこんなところにありそうです。