『押見修造』先生の作品は、全部好きで過去作も全て読んでいるのですが、この漫画は他の漫画と比べて・・・
圧倒的にセリフ量が少ない!!
なので読もうと思えば、ものの数分で読めてしまう。
だがしかし!!
絵から伝えてくる表現性が、物凄く高い。
もう読んでいて、読者に感想お任せしますっていう感じで、圧倒的な絵力で心に訴えかけてくる。
主人公、静ちゃんのお母さんの狂気が、絵から伝わってくる。
そして、そこにセリフが少ないだけに、物凄く怖さが増す。
やっぱり最強の怖さって、無言だよね。
何を考えてるかわからないけど、その考えを知ろうと考えるから怖さが増していく。
しかも、単行本の最終ページに、毎回とんでもない展開を含んで終わっていくから、より一層惹きつけられてしまう。
ついに!ついに!ついに!
お母さんの口が開いた今。
家族は一体、どうなっていくのだろうか??