チャンミン(朝:창민/英:Changmin/本名:シム・チャンミン[朝:심창민/沈昌珉/英:Shim Chang-min)/1988年2月18日~)は、韓国出身のシンガーソングライター、俳優。歌手グループ「東方神起」のメンバー。


 

 

1988年2月18日、シム・チャンミンが誕生。大韓民国の首都ソウル出身。

 

中学生の時、学校の前で事務所関係者からスカウトされる。

 

2002年秋、14歳の時、オーディション「第6回SMベスト選抜大会」大賞受賞、歌部門で1位となり、SMエンターテインメント練習生となる。夜遅くまで塾とレッスンに通い、学業と音楽に明け暮れる日々を過した。

 

2003年、韓国大手芸能事務所のSMエンターテインメント(以下「SME」)が、メンバー全員がメイン・ヴォーカルを務められる「アカペラ・ダンス」という新たなスタイルのボーイバンドを企画。自社所属の練習生から、ジュンス(1987年1月1日-)、ユンホ(1986年2月6日-)、チャンミン、ジェジュン(1986年1月26日-)、ユチョン(1986年6月4日-)の5人が選抜された。グループ名は当時、SME内で中国本格進出の切り札として位置付けられていたことから、漢字が通用する中国や日本をはじめ世界に広く知られるグループになるようにと漢字4文字で「東方の神が起きる」という意味を込めて「東方神起」と名付けられた。各人にも芸名が与えられ、同年12月26日にSBSの特別番組で初披露された。


2004年1月14日、東方神起としてシングル“HUG”でデビュー。デビューには総額80億ウォンに上る多額の投資がなされ、韓国内チャートで最高位12位を記録したデビュー曲は『SBS人気歌謡』の「ミュティズンソング」に3週連続で選ばれ、同年末の主要音楽賞でも本賞や歌手賞を受賞するなど、予想を覆す活躍で瞬く間に同国のトップグループへと伸し上がった。彼らの成功が与えた影響は大きく、SS501など他のアイドルグループの結成を促す効果をもたらし、後の韓国アイドル界再興の端緒をも開くこととなった。

3月に台湾で1stシングルのライセンス盤を発売したのを皮切りに海外進出を開始。

11月、結成時からの目標であった中国進出の手始めとして、現地で中国限定の中国人メンバーを選抜するためのオーディション番組を製作することを発表した。

11月25日、シングル“HUG”を日本でリリース、オリコン77位。

 

 

2005年4月27日、40億ウォンを投じて日本での活動も本格的に開始、SMEの提携先であるエイベックスのレーベル「rhythm zone」から日本語曲“Stay With Me Tonight”で正式に日本デビューを果たし、オリコン37位を記録した。日本ではアイドル色を薄めアーティストとしてのイメージで売り出し、またJ-POP歌手として継続的に活動するため、当時日本でブームとなっていた韓流からは距離を置いて活動をした。

 

7月13日、2ndシングル“Somebody To Love”を発売、オリコン14位。

 

同年、チャンミンは慶熙大学校 芸術デザイン学部ポストモダン音楽科に首席で合格。

9月、韓国で2集(2ndアルバム)『RISING SUN』を発表し、同月に蚕室総合運動場主競技場で5万人以上の観客を集めるショーケース・ライヴを開催した。

 

 

2006年2月、ソウル・オリンピック公園体操競技場でグループ初となる単独公演。

3月、チャンミンは慶熙大学校に2006年度生として入学した。

3月23日、日本における1stアルバム『Heart, Mind and Soul』を発売、オリコン25位。

5・6月、日本で初のライヴツアーを催行。

7・9月、マレーシアとタイで「ライジング・サン・ファースト・アジア・ツアー」と題した韓国国外では初となる大規模公演を成功させた。

8月16日、7thシングル“Sky”を発売、オリコン6位。

 

9月29日、韓国で3集『“O”-正・反・合』を発表。プロモーション中にユンホがファンを装った女から接着剤が入った飲料水を飲まされる災難に遭ったものの、同アルバムは年間1位となる30万枚超の売上を記録し、同年のゴールデンディスク賞で大賞を受賞した。また、この他MKMFでは「今年の最高アーティスト賞」、ソウル歌謡大賞やSBS歌謡大典では大賞を受賞し、韓国の主要音楽賞を制覇する活躍を見せた。

11月8日、8thシングル“miss you / “O”-正・反・合”を発売、オリコン3位。

 

 

この間、中国への本格進出はメンバーの追加が先延ばしになるなど事実上頓挫していたが、日本での活動は不祥事でジェジュンが一時活動を自粛するハプニングがあったものの継続的に進められていた。そうした中、徐々に知名度や人気が高まってゆく。

 

 

2007年3月14日、2ndアルバム『Five in the Black』を発売、オリコン10位。

6月13日、11thシングル“Lovin' you”を発売、オリコン2位。

 

6月、日本武道館での2日連続公演を成功させる。

8月1日、12thシングル“SUMMER〜Summer Dream / Song for you / Love in the Ice〜”を発売、オリコン2位。

 

9月19日、13thシングル“SHINE / Ride on”を発売、オリコン2位。

 

11月14日、14thシングル“Forever Love”を発売、オリコン4位。

 

12月19日、15thシングル“Together”を発売、オリコン3位。

 

 

2008年1月16日発売の16thシングル“Purple Line”で初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得。

 

1月23日、3rdアルバム『T』を発売、オリコン4位に達した。
2月6日、「TRICK企画」の一環として、チャンミンが先陣を切って17thシングル“Two hearts / WILD SOUL(CHANGMIN from 東方神起)”を発売、オリコン13位。

 

 

2月13日、TRICK企画第二弾の18thシングル“Runaway / My Girlfriend(YUCHUN from 東方神起)”を発売、オリコン8位。

 

2月27日、TRICK企画第三弾の19thシングル“If...!? / Rainy Night(JUNSU from 東方神起)”を発売、オリコン12位。

 

3月5日、TRICK企画第四弾の20thシングル“Close to you / Crazy Life(YUNHO from 東方神起)”を発売、オリコン9位。

 

3月21日、TRICK企画第五弾となる21stシングル“Keyword / Maze(JEJUNG from 東方神起)”を発売、オリコン7位。

 

4月23日、22ndシングル“Beautiful you / 千年恋歌”を発売、オリコン1位を獲得した。

 

そして、自身初の日本でのアリーナツアーと前年からソウル、台湾、マレーシア、タイ、中国で断続的に行われていた2度目のアジアツアーを同年6月までに終える。

7月16日、23rdシングル“どうして君を好きになってしまったんだろう?”を発売、2作連続でオリコン週間シングル1位を獲得した。

 

9月、日本での成功を受けて、韓国でのオリジナル・アルバムとしては2年ぶりとなる4集『MIROTIC』を発表、史上初のソウル広場でのショーケース・ライヴをもって韓国への本格復帰を果たした。本作4集は市場全体のフィジカル・セールスが落ち込むなか46万枚を売り上げて、自身2度目となるゴールデンディスク賞の大賞を獲得した。ジェジュンは、この成功を「国民的アイドルグループから生まれ変わったようだ」と評した。

10月15日、24thシングル“呪文-MIROTIC-”を発売、3曲連続でオリコン1位。

 

同年末、ジェジュンが主演映画の撮影を行う。

同年末、日本で自身初となる日本レコード大賞ノミネート(優秀作品賞受賞)とNHK紅白歌合戦出場を果たす。

 

 

2009年1月21日、25thシングル“Bolero / Kiss The Baby Sky / 忘れないで”を発売、4曲連続でオリコン1位。

 

2月からソウル、タイ、中国を巡回するアジアツアーを開始した。

3月25日、日本で新たにバーニングパブリッシャーズのバックアップを受けてアルバム『The Secret Code』をリリースし、オリコン2位に到達、東方神起の作品としては初めて日本レコード協会からプラチナ認定を受けるヒットへと導いた。

 

4月22日、27thシングル“Share The World / ウィーアー!”を発売、テレビアニメ『ONE PIECE』の主題歌に起用された。オリコン1位。2009年のオリコン年間ランキングでは30位にランクイン。アニメ部門で年間1位を獲得した。テレビアニメ『ONE PIECE』の主題歌としては歴代1位の売上を記録している。

 

 

7月1日、28thシングル“Stand by U”を発売、オリコン2位。

 

7月には韓国出身歌手としてはピやリュ・シウォンに続き3組目となる、デビュー以来の目標であった東京ドーム公演を2日連続で開催、成功させた。
7月、ユンホやチャンミンも韓国でテレビドラマへの主演が決まるなど、それまであまり見られなかったソロ活動にも本格的に挑戦し始めた。

7月末、ジュンス、ジェジュン、ユチョンの3人が急激に関係が悪化していたSMEからの離脱を図るべく、専属契約内の契約期間や収益配分に関する規定の不当性を訴えて、SMEとの専属契約の効力停止を求める仮処分をソウル中央地方法院に申請。これにより、東方神起は突如、分裂の危機に直面した。同裁判所は残る2人に対する信義とファンクラブ会員への公人としての責任を重んじるべきとして、和解を勧告。3人側は「契約内容に画期的な変更があるならば可能性はある」としたが、SME側は「合意のもとで更新してきた契約」という立場を固守した為、調停に失敗。

10月、同裁判所は専属契約に公序良俗に反する規定があるとして一部を認容、専属契約の効力を一部停止して、SMEとの契約は残るものの、本案訴訟が終結するまで3人のSME以外での芸能活動を認める仮処分を決定した。

直後、ユンホとチャンミンは東方神起を作り上げたSME以外で活動するつもりはないとして3人に復帰を呼び掛けたが、この要求を聞き入れることなく3人はSMEと決別。

11月から3人は独自の活動を開始した。このため、グループ活動はアジアツアーが中止になるなどエイベックス管理下にある日本を除き休止状態に陥った。
分裂した訴訟組、残留組双方の関係がその後悪化している旨、日本側所属事務所社長からのTwitter情報等を基に報道がなされたが、3人側が本案訴訟を提起しなかったため事態に進展が見られなかった。

 

 

2010年に入ると日本でも作品が発売されるのみでグループの活動は行われなくなった。

1月27日、29thシングル“BREAK OUT!”を発売、オリコン1位。

 

2月17日、ベストアルバム『BEST SELECTION 2010』を発売、オリコン1位。

3月24日、30thシングル“時ヲ止メテ”を発売、オリコン1位。

 

4月3日、エイベックス側が日本でのグループ活動休止を発表し、これをもって東方神起は活動全面休止に至った。

その後、エイベックスと独自に契約を結んで新ユニット「JUNSU/JEJUNG/YUCHUN」を結成したジュンス、ジェジュン、ユチョンの3人とは対照的に、ユンホとチャンミンの2人は当面の間、揃って表舞台に立つことはなかった。だが、3人の活動は新所属事務所の代表者の前科をエイベックス側がコンプライアンス上の問題と看做し始める。

9月、JUNSU/JEJUNG/YUCHUNの活動が休止。

10月、3人はグループ「JYJ」として正式に韓国での活動を始めるなど事務所への復帰の可能性が見えない状況が続いた。

11月、SMEは5人での活動を断念し、ユンホとチャンミンだけで東方神起の活動を再開することを表明。同時に、一旦訴訟組に付いていたエイベックスもSMEとの関係を再構築し、2人となった東方神起の日本での活動を支援することを明らかにした。

 

 

2011年1月、東方神起は、韓国で「SMミュージック・パフォーマンス」(SMP) に回帰した歌をタイトル曲にした5集『Keep Your Head Down』を発売。

1月26日、日本で同タイトル曲の日本語版シングル“Why? (Keep Your Head Down)”を発表し、新たな活動を開始。シングルはオリコン1位を達成した。

 

この2人だけで東方神起の名を使うという状況に対してJYJの3人は、事務所を離れたとはいえ我々もまだ東方神起であるとして遺憾の意を表した。ユンホとチャンミンは、分裂の原因であるJYJとSMEの対立が解消されるまで、サイクルの早い韓国で忘れられつつあるグループを誰かが守らなければならないと、2人での活動再開の事情を説明した。

7月20日、32ndシングル“Superstar”を発売、オリコン2位。

 

同年、チャンミンが建国大学校に編入。

9月28日、日本での5枚目となるアルバム『TONE』を発売。2人での活動再開した初の日本語アルバム。アルバムとしては自身初のオリコン1位を獲得した。

 

11月30日、33rdシングル“Winter〜Winter Rose / Duet -winter ver.-〜”を発売、オリコン2位。

 

 

2012年3月14日、34thシングル“STILL”を発売、オリコン1位。

 

7月11日、35thシングル“ANDROID”を発売、オリコン1位。

 

11月公開の映画『黄金を抱いて翔べ』に、チャンミンは「モモ(チョウ・リョファン)」役で出演。


2013年1月16日、36thシングル“Catch Me -If you wanna-”を発売、オリコン1位。

 

3月6日、6thアルバム『TIME』を発売、オリコン1位。

 

3月、映画『黄金を抱いて翔べ』でチャンミンが日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

4月、第22回日本映画批評家大賞 新人男優賞(南俊子賞)をチャンミンが受賞。

6月、チャンミンが建国大学広報大使に任命される。

6月12日、37thシングル“OCEAN”を発売、オリコン2位。

 

9月4日、38thシングル“SCREAM”を発売、オリコン2位。

 

10月、映画『黄金を抱いて翔べ』が韓国でも上映された。

11月27日、39thシングル“Very Merry Xmas”を発売、オリコン2位。

 

12月、デビュー10周年を記念して、タイトル「Time Slip」に合わせ、2人は東方神起のこれまでの活動をファンと振り返りながらコンサートを開催。デビュー曲“HUG”から “Catch Me”などヒット曲をはじめ、日本でリリースした曲、季節感あるキャロルなど多彩なステージを披露し、ファンへ感謝の気持ちとさらなる活動への期待を伝えた。


2014年2月5日、40thシングル“Hide & Seek / Something”を発売、オリコン2位。

 

3月5日、7thアルバム『TREE』を発売、オリコン1位。

 

同年、映画『Mimi-劇場版-』に「ミヌ」役でチャンミンが主演。前編は5月9日、後編は5月16日に公開された。

6月11日、41stシングル“Sweat / Answer”を発売、オリコン2位。

 

11月5日、42ndシングル“Time Works Wonders”を発売、オリコン2位。

 

12月17日、8thアルバム『WITH』を発売、オリコン1位。

 

12月、「TVXQ! SPECIAL LIVE TOUR -T1ST0RY-」を開催。公演タイトル「T1ST0RY」は東方神起の歴史を網羅する意味で、「東方神起(TVXQ!)」と「HISTORY」、デビュー10周年を意味する数字を組み合わせて造られた言葉である。ソウル公演を皮切りに同ツアーを開始した後、翌15年2月から日本でも兵役前最後となるライヴツアーを行った。

 

 

2015年2月25日、43rdシングル“サクラミチ”を発売、オリコン2位。

 

6月14日、ライヴツアー「T1ST0RY」のアンコール・コンサート「T1ST0RY - &...!」をソウルで行ったのを最後に、2人の兵役義務のため東方神起の活動は事実上休止。

7月、チャンミンが義務警察の特技兵に志願し合格、11月19日に入隊した。

 


2017年4月にユンホが除隊。

8月18日をもってチャンミンも除隊し、約2年に及ぶ兵役を終了した。

8月21・22日の2日間でソウル・東京・香港をまわる「東方神起 ASIA PRESS TOUR」を行い、グループとしての活動を再開した。

12月20日、44thシングル“Reboot”を発売、オリコン2位。

 

この頃、仁荷大学校 大学院 文化経営学専攻 修士課程に在学。


2018年7月25日、45thシングル“Road”を発売、オリコン2位。

 

9月19日、9thアルバム『TOMORROW』を発売、オリコン1位。

 

11月18日、46thシングル“Jealous”を発売、オリコン1位。

 


2019年7月31日、47thシングル“Hot Hot Hot / ミラーズ”を発売、オリコン2位。

 

10月16日、10thアルバム『XV』を発売、オリコン1位。

 


2020年1月22日、48thシングル“まなざし”を発売、オリコン3位。

 

6月12日、交際中の一般女性と9月5日に結婚することを公表。

 

 

2022年8月17日、49thシングル“UTSUROI”を発売、オリコン2位。

 

 

2023年2月1日、50thシングル“PARALLEL PARALLEL”を発売。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「チャンミン」「東方神起」