ジョジョ(JoJo/出生名:Joanna Noëlle Levesque/1990年12月20日~)は、アメリカ合衆国のポップ・R&Bシンガー・ソングライター、音楽プロデューサー、俳優。

 

 

 

1990年12月20日、ジョアンナ・ノエル・レヴェックは、アメリカ合衆国バーモント州ブラットルボロー(Brattleboro, Vermont)で生まれる。母親はアイルランド人とアメリカ先住民とのハーフで、自身はイングランド、ポーランド、スコットランド、フランスの血も引いている。

その後、ボストン郊外で育ったが、家が貧しかったため、家族はワンルームのアパートで生活していた。

 

2歳の時には、母親の歌う童謡や賛美歌などを自分でアレンジして歌っていたという。

 

3歳の時に両親が離婚し、母親とともにニュージャージー州に移り住んだ。

 

6歳の時、CBSテレビの子ども向けオーディション番組に出演し、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin/1942年3月25日-2018年8月16日)のヒット曲“リスペクト”(Respect/原曲は1965年オーティス・レディング)を披露、主催者であったビル・コスビーをはじめとする多くの観客から賞賛を浴びる。

 

 

2003年、テレビ番組『アメリカズ・モスト・タレント・キッズ』に出演した彼女にレコード・プロデューサーのヴィンセント・ハーバートが注目し、彼のレコードレーベル、ブラックグラウンド・レコード(Blackground Records)のオーディションを受けるよう依頼、同レーベルと契約することとなる。

 

 

2004年2月24日、デビュー・シングル“Leave (Get Out)”をリリース。米音楽誌『ビルボード』の「US ビルボード メインストリーム トップ 40 チャート」(以下「ポップ」)で最高位を記録し、彼女は13歳で同チャートのトップに立った史上最年少のソロ・アーティストとなった。また、同誌の総合シングル・チャート「Billboard Hot 100」(以下「全米」)で最高12位、全英チャートでは2位を獲得。さらに、同曲は「Radio Disney Music Awards」の「Best Video That Rocks」賞を受賞、翌2005年5月には、「第54回 2006 BMI Pop Awards」を受賞した。またMVがMTV Video Music Awards のBest New Artistに最年少でノミネートされた。

 

6月22日、デビューアルバム『ジョジョ』(JoJo)をリリース。『ビルボード』誌の総合アルバム・チャート「Billboard 200」(以下「全米」)最高4位・全英22位になった。後にアメリカレコード協会(RIAA)からプラチナ認定を受け、現在までに全世界で400万枚以上を売り上げている。

9月6日、Bow Wowと共演した"Baby It's You"をアルバムからリカット、全米22位・ポップ7位・全英8位に達した。

 

 

2005年2月15日、シングル"Not That Kinda Girl"をリリース。

 

11月21日、同年に米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」と「リタ」の被災者救済プロジェクト「Hurricane Relief」のため、アメリカの4大レーベル(EMI、SONY BMG、Universal Music Group、Warner Music Group)と全米レコード協会(RIAA)が手を組んで制作したチャリティ・アルバム『Come Together Now』に賛同し、女優のシャロン・ストーンがソングライターに加わって書いた表題曲"Come Together Now"に、セリーヌ・ディオンなど約30人のアーティストとともに参加、『ビルボード』誌「アダルト・コンテンポラリー」チャート39位を記録した。

 

 

 

2006年、雑誌『Teen People』が発表した、同年の「25歳以下のホットなスター25人」の一人に選ばれた。

同年、アメリカ映画『愛しのアクアマリン』(Aquamarine)に、主人公の親友「ヘイリー」役で出演。

7月24日、新しいアルバムからシングル“トゥ・リトル・トゥ・レイト”(Too Little Too Late)を先行リリース、全米3位・ポップ2位・全英4位を記録し、自身のシングルの中で最大のヒットとなった。本曲は「Radio Disney Music Awards」において「Best Artist Or Song Your Teacher Likes」と「Favorite Karaoke Song」を受賞した。

 

10月17日、2ndアルバム『ザ・ハイ・ロード』(The High Road)をリリース。全米3位・全英24位。ここからは他に、"Anything"がポップ38位・全英21位になった。

 

 

 

2011年9月6日、シングル"Disaster"を発売、全米87位・ポップ29位を記録した。

 

 

2014年2月14日、EP『#LoveJo』を配信限定でリリース。

 

 

2015年8月20日、EP『III』を配信限定でリリース。

12月18日、EP『#LoveJo2』を配信限定リリース。

 

 

2016年10月14日、3rdアルバム『Mad Love』をアトランティックからリリース、全米6位・全英46位。ここからは、Wiz Khalifaをフィーチャーした"Fuck Apologies"が全英104位をマークした。

 

 

 

2018年4月21日、神奈川県厚木基地のスプリングフェスにおいて、午前と午後の二回にわたりミニコンサートを披露した。

12月21日、1stアルバム『ジョジョ』と2ndアルバム『ザ・ハイ・ロード』を再レコーディングして、それぞれ『ジョジョ(2018)』、『ザ・ハイ・ロード(2018)』としてワーナーからリリースした。

 

 

2019年2月14日、ジョジョはR&BシンガーソングライターのPJモートン(PJ Morton)とデュエット・シングル“セイ・ソー”(Say So)をリリースした。“セイ・ソー”はモートンのアルバム『ポール』のリード・シングルとして収録された。

 

10月11日、ジョジョはシングル“ジョアンナ”(Joanna)と同曲のMVをリリースした。

 

10月25日、ジョジョはアラバマ出身のラッパー、チカ(Chika)とシングル“サボタージュ”(Sabotage)をコラボし、次のアルバムからの最初のシングルとなった。

 

 

2020年3月13日、新しいアルバムからのリード・シングル“Man”を先行リリース、ポップ38位に入った。

 

5月1日、4thスタジオ・アルバム『グッド・トゥ・ノウ』(Good to Know)をワーナーから発売、全米33位。以前と同様、ジョジョは再びアルバムの全楽曲を共作、リード・シングルとして“ホワット・ユー・ニード”(What U Need)をリリースした。アルバムをサポートするツアーは翌2021年4月に始める予定だったが、後にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックにより中止となった。

 

 

7月10日、『グッド・トゥ・ノウ』をアコースティック・ヴァージョンでリテイクしたアルバム『Good to Know (Acoustic)』をリリース。

 

10月2日、ジョー・バイデンの2020年大統領選挙キャンペーンの公式賛歌として、ダイアン・ウォーレンが書いた“ザ・チェンジ”(The Change)をリリースした。

 

10月30日、ジョジョは初のホリデー・アルバムとして5枚目のスタジオ・アルバム『ディセンバー・ベイビー』(December Baby)をリリースした。

 

 

2021年、ジョジョは『覆面歌手』の第5シーズンに「ブラック・スワン」として出場、2位でフィニッシュし、番組初の女性準優勝者となった。

9月24日、ブラックグラウンド・レコードとエンパイア・ディストリビューションはジョジョのオリジナル・デビュー・アルバムと『ザ・ハイ・ロード』をストリーミングサービスに再リリース、ジョジョを驚かせた。彼女はこれらの再リリースから経済的に利益を得ておらず、その代わりに2018年にアルバムを再録音したものを聴くようファンに奨励し、ツイッターで「2018年に再録音されたバージョンのストリームが私をサポートし、活動を続けるのに役立っている」と書いた。

同年、次のアルバムに先立ち、リード・シングル“Worst (I Assume)”をリリース。

 

10月1日、6thスタジオ・アルバム『Trying Not to Think About It』をCDと配信でリリース。翌日から6日間のツアーが始まった。

 

 

2022年、ジョジョはスタン・ウォーカー(Stan Walker)のアルバム『オール・イン』(All In)に参加、彼女も共作した曲“リメンバー・アス”(Remember Us)で共演した。

 


2023年4月11日、ジョジョはミュージカル『ムーラン ルージュ』(Moulin Rouge! The Musical)の主役「サティーヌ」でブロードウェイ・デビューを果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「ジョジョ (歌手)」「JoJo (singer)」

 

 

 

(同年デビューした日本のソロ・アーティスト)