ビービー・レクサ (Bebe Rexha/出生名:Bleta Rexha/1989年8月30日~)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター。

 

 

 

1989年8月30日、ブレタ・レクサは、北マケドニア出身のアルバニア人の家族のもとに、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンにて生まれる。

彼女の父親、フラムール・レクサは、ユーゴスラビアの一部だった北マケドニアのデバールで生まれ、21歳で米国に移住。また、彼女の母親であるブクリヘ・レクサは、北マケドニアのゴスティバルにルーツを持つアルバニア人の家族に米国で生まれた。 「bletë」(ブレタ)はアルバニア語で「蜂」を意味する。そして彼女は「私の両親はアルバニア人で、人々は私を略して『ベベ』と呼ぶようになった。」と説明した。レクサにはフローレントという名前の兄弟がいる。

 

6歳の時、彼女は家族とともに近くのスタテンアイランドに引っ越した。

 

レクサはレッスンを受けてトランペットの演奏を学び、その後独学でギターとピアノの演奏を学んだ。

彼女はスタテンアイランドのトッテンビル高校に通い、そこで合唱団で歌い、さまざまなミュージカルに参加した。

高校の合唱団に在籍中に、自分がコロラトゥーラ・ソプラノであることに気づいた。 レクサは音楽的な影響としてコールドプレイ、クランベリーズ、ローリン・ヒル、アラニス・モリセット、カニエ・ウェストを挙げている。

レクサは10代の頃、全米録音芸術科学アカデミーの毎年恒例の「グラミーキャリアデー」イベントで演奏する曲を提出した。 レクサは他の約700人の応募者を抑えて「ベスト・ティーン・ソングライター」賞を受賞した。その結果、彼女はタレントスカウトのサマンサ・コックスと契約を結び、サマンサ・コックスはレクサにマンハッタンのソングライティングクラスに入学するよう勧めた。

 

 

2010年、バンド「Black Cards」のヴォーカルとしてデビュー。

 

 

2011年、Black Cardsはシングル"Dr. Jekyll and Mr. Fame"をリリース。

 

 

2012年にバンドを離れワーナー・ブラザース・レコードと契約、ソロ活動とともに他のアーティストへの楽曲提供を開始した。

 

 

2013年、エミネム(Eminem/1972年10月17日-)とリアーナ(Rihanna/1988年2月20日-)に提供した“The Monster”は、米音楽誌『ビルボード』の総合シングル・チャート「Billboard Hot 100」(以下「全米」)でトップを獲得、さらに2015年のグラミー賞にて「Best Rap/Sung Collaboration」を受賞する程の大ヒットとなった。

 

 

2014年、ソロ・シングル"I Can't Stop Drinking About You"と"I'm Gonna Show You Crazy"をEPから先行リリース。"I'm Gonna Show You Crazy"はスウェーデン30位・ノルウェー17位と、北欧でヒットした。

 

 

同年、シングル"Gone"が豪州87位を記録した。

 

 

2015年5月12日、EP『I Don't Wanna Grow Up』をリリース。ここから、自身がリリックを共同執筆し、ジー・イージー(G-Eazy)と共演した"Me, Myself & I"が全米7位・全英13位を記録、さらに各国でトップ10ヒットとなった。

 

 

同年、彼女自身が共同執筆に参加し、Nicki MinajとAfrojackとともにフィーチャーされたデヴィッド・ゲッタ(David Guetta)の"Hey Mama"がシングル・リリース、全米8位・全英9位をはじめ、各国チャートでトップ10入りするヒットになった。

 

 

2016年、Nicki Minajをフィーチャーしたシングル"No Broken Hearts"がカナダとドイツでチャート入りした。

 

同年、 自身がリリック執筆に参加し、共演もしたマーティン・ギャリックス(Martin Garrix)のシングル"In the Name of Love"がリリース、全米24位・全英9位をはじめ、再び各国でトップ10入りする世界的ヒットになる。

 

この年、EP『All Your Fault: Pt. 1』からの先行シングル“I got you”が全米43位を記録するヒットになった。

 

 

2017年2月17日、自身2枚目のEP『All Your Fault: Pt. 1』をリリース、全米51位・カナダ31位をマーク。

 

8月11日、前作の続編となる3枚目のEP『All Your Fault: Pt. 2』をリリース、全米33位・カナダ30位をマークした。

 

10月24日、3rd EPから“Meant to Be feat. Florida Georgia Line”をリカット、全米2位・全英11位をマーク、『ビルボード』誌の2018年年間シングルチャートでは3位を獲得するなど自身最大のヒット曲となった。

 

同年、Machine Gun KellyとX Ambassadorsと共演した"Home"をシングル・リリース、全米90位・全英64位をマークした。

 

 

2018年6月22日、デビュー・スタジオ・アルバム『Expectations』をリリース、『ビルボード』誌の総合アルバム・チャート「Billboard 200」(以下「全米」)13位を獲得し、全英でも33位に達した。同作品からはリードシングル“I'm a Mess”が全米35位・全英77位とヒットし、2018年12月に行われた第61回グラミー賞の最優秀新人賞、Best Country Duoの2部門にノミネートされた。

 

 

同年、David Guetta および J Balvinと共演した"Say My Name"をシングル・リリース、全英91位を記録した。

 

 

2019年、シングル"Last Hurrah"をリリース、全米98位・全英50位を記録。

 

同年、Jax Jonesを起用した"Harder"をリリース、全英23位に達した。

 

 

2020年、Doja Catと共演した"Baby, I'm Jealous"を次のアルバムから先行シングルとしてリリース、全米58位・全英86位に入った。

 

同年、同じく先行シングル"Sacrifice"がオランダで62位に達した。

 

 

2021年5月7日、2ndアルバム『Better Mistakes』をリリース、全米140位。

 

 

2022年、David Guettaと共演した"I'm Good (Blue)"を次のアルバムから先行リリース、全米4位・全英1位を獲得したのはじめ、世界各国でチャート首位を占める世界的ヒットになる。

 

 

2023年4月28日(日本は5月26日発売)、3rdアルバム『Bebe』をリリース。

 

6月18日、ニューヨークで行われた公演の終盤、観客の一人から携帯電話を投げつけられ顔面を負傷。公演を打ち切る出来事があった。

同年、再びDavid Guettaとの共演による"One in a Million"をシングル・リリース、オランダ48位・全英79位をマークした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「ビービー・レクサ」「Bebe Rexha」「Black Cards」

 

 

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