広石武彦(ひろいし たけひこ/1965年1月24日~)は、
日本のヴォーカリスト、ロックミュージシャン。
1965年1月24日19時5分、広石武彦が誕生。福岡県北九州市出身。
1981年、地元北九州市にてバンド「UP-BEAT UNDERGROUND」を結成。バンド名は、ニューヨーク・パンクの代表的バンド「ラモーンズ」(Ramones)の楽曲“Do You Remember Rock and Roll Radio?”の歌詞と、同じくニューヨーク出身のルー・リード(Lou Reed/1942年3月2日-2013年10月27日)が率いる「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」(The Velvet Underground)に由来する。結成当時のギタリスト兼バンドリーダーとして、広石の同級生で後に映画監督となる青山真治が在籍していた。
1984年、バンド名を「UP-BEAT」に改める。
1986年5月21日、12インチ・シングル“Kiss...いきなり天国”(作詞:柴山俊之/作曲:大沢誉志幸/編曲:UP-BEAT・ホッピー神山)でビクターインビテーションからデビュー。ラインナップは、広石武彦(Vo)、岩永凡(いわなが ひろし/1965年10月20日-/G)、嶋田祐一(しまだ ゆういち/1964年11月17日-/Ds)、東川真二(ひがしかわ しんじ/1964年7月24日-/G)、水江慎一郎(みずえ しんいちろう/1965年7月2日-/B)。
10月21日、2ndシングル“VANITY -BRANDNEW-”(作詞・曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT・是永巧一)を7インチ(EP)で発売。
11月11日、LP(アルバム)『IMAGE』を発売。
1987年2月14日、3rdシングル“PRISONER OF LOVE”(作詞:Sage Uwe/作曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT)を発売。
7月21日、4thシングル“KISS IN THE MOONLIGHT”(作詞・曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT・佐久間正英)を発売、フジテレビ系ドラマ『同級生は13歳』主題歌に起用され、オリコン26位のヒット。注目を集める。
9月15日、2ndアルバム『inner ocean』を発売、オリコン26位。
1988年1月21日、シングル“NO SIDE ACTION”(作詞・曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT・西平彰)を発売、本シングルより8cmCDでも発売。オリコン19位。
5月25日、シングル“Blind Age”(作詞:広石武彦・柳川英巳/作曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT・佐久間正英)を発売、オリコン20位。
9月7日、シングル“DEAR VENUS”(作詞・曲:広石武彦・柳川英巳/編曲:UP-BEAT・佐久間正英)を発売、オリコン18位。
10月21日、3rdアルバム『HERMIT COMPLEX』を発売、オリコン7位。
1989年3月21日、8thシングル“Once Again”(作詞・曲:広石武彦・柳川英巳/編曲:UP-BEAT・佐久間正英)を4枚目のアルバム『UNDER THE SUN』からの先行発売。
9月21日、シングル“Tears Of Rainbow”(作詞:広石武彦/作曲:広石武彦・UP-BEAT/編曲:UP-BEAT・佐久間正英)を発売、『UNDER THE SUN』からの先行シングル第二弾。オリコン24位。
10月21日、4thアルバム『UNDER THE SUN』を発売、オリコン4位。
1990年2月1日、シングル“Rainy Valentine”(作詞・曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT・佐久間正英)とベスト・アルバム『HAMMER MUSIC』を発売。アルバムは自己最高タイのオリコン4位を記録した。これを最後に、音楽性が異なっていったとの理由から、東川真二(G)と水江慎一郎(B)が脱退。メンバーは3人になる。
6月21日、3人体制になって初のリリースとなる11thシングル“Angel's Voice”(作詞・曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT・ホッピー神山)を発売、オリコン29位。
7月21日、5thアルバム『Weeds & Flowers』を発売、オリコン11位。
9月21日、シングル“Weeds & Flowers〜最後の国境〜”(作詞:広石武彦/作曲:広石武彦・UP-BEAT/編曲:UP-BEAT・ホッピー神山)を発売、オリコン41位。
11月21日、シングル“Sister Tomorrow -Still I Miss You-”(作詞:広石武彦/作曲:広石武彦・UP-BEAT/編曲:UP-BEAT・ホッピー神山)を発売、オリコン42位。
1991年5月21日、シングル“All Right”(作詞・曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT・佐久間正英)を発売、オリコン40位。
7月19日、6thアルバム『Big Thrill』を発売、オリコン23位。
1992年6月21日、シングル“明日へ”(作詞:広石武彦/作曲:広石武彦・岩永凡・嶋田祐一 & ホッピー神山/編曲:UP-BEAT & ホッピー神山)を発売、本作からレーベルを同じビクター内のスピードスターに移籍。関西テレビ 阪急ドラマシリーズ『めざせ!金メダル 新・山口香物語』主題歌。オリコン97位。
6月21日、7thアルバム『GOLDEN GATE』を発売、オリコン29位。
1993年4月16日、シングル“Good Luck Angel”(作詞:岩永凡・柳川英巳/作曲:岩永凡/編曲:UP-BEAT)を発売、8枚目のアルバム『Pleasure Pleasure』からの先行シングル。オリコン39位。
5月21日、8thアルバム『Pleasure Pleasure』を発売、オリコン26位。
1994年1月21日、バンドにとって初のミニアルバム『A DAY 〜Best Melodies Series Ⅰ〜』を発売、オリコン38位。
7月21日、シングル“REBEL YELL 〜運命のシナリオ〜”(作詞・曲:広石武彦・柳川英巳/編曲:UP-BEAT・潮崎裕己・田中NOB)を8枚目のアルバム『NAKED』と同時発売。
1995年7月21日、最後のリリースとなる18thシングル“A DAY WITH YOU”(作詞・曲:広石武彦/編曲:UP-BEAT)と9thアルバム『NAKED』を同時発売。アルバムはオリコン35位を記録した。
8月30日、渋谷公会堂でのライヴをもって、UP-BEATが解散。
11月、広石はソロ・シンカーとして、東京を中心に活動を開始。
1998年、1stソロアルバム『PRIVATE TRACKS』を発売。
2000年、1stソロシングル“SOMEDAY I WILL”を発売。
同年、1stソロライヴアルバム『LIVE MANIAX』を発売。
2002年、2ndソロシングル“ALL I WANT TO SAY”を発売。
同年、2ndソロライヴアルバム『LIVE MANIAX II』を発売。
2003年、3rdソロシングル“FAKE MASTER”を発売。
2004年、4thソロシングル“The Muses”を発売。
2005年、2ndソロアルバム『Being Here』を発売。
2006年春、広石のソロ活動のリハーサルにて、セッションが盛り上がり、斉藤律、堀江毅らと新バンド「T4R」を結成。そのためメンバーのほとんど(T3以外)は当時の広石ソロプロジェクトのメンバーから構成される。なお、バンド名はメンバーのイニシャルから命名された。
7月、T4Rとして初ライヴ。以降都内で年間数回ほどのマイペースな活動を続ける。
2008年、T4RのライヴDVDを発表。
2010年10月、T4Rとして初の都外公演(大阪)を催行。
2011年12月、UP-BEATのオリジナルメンバーである水江慎一郎と、潮崎裕己、吉田 遊介、山崎淳、水江英樹、平野隆晃とともに「up-beat tribute band」として活動。
2013年9月21日、T4Rの1stアルバム『T4R』を発表。
2014年、5thソロシングル“Pretty Jive”を発売。
2015年、up-beat tribute bandの活動を終了。
2016年、「Respect up-beat」を始動、ライヴ活動中。
5月15日、T4Rの4曲入りシングル『SONGS 4 U』を発売。
6月4日、T4Rの4曲入りシングル第二弾『SONGS 4 U II』を発売。
2017年3月5日、Justy-beatを原宿ASTRO HALLにて実施。
7月15日、T4Rの4曲入りシングル第三弾『SONGS 4 U III』を発売。
2018年4月6日、T4Rの4曲入りシングル第四弾『SONGS 4 U IV』を発売。
2019年3月21日、T4Rの8曲収録のシングル第五弾『Songs 4 U V』を発売。
現在、ソロ活動とバンド活動(T4Rなど)を平行して行っている。
2022年4月27日、UP-BEATのコンピレーションアルバム『BEAT-UP 〜UP-BEAT Complete Singles〜』が発売。UP-BEAT初の、シングル音源を完全収録+秘蔵映像を収録したDVDも付属したベスト。
2023年1月24日、広石58歳「リアルバースデー」ソロライブを大塚ハーツプラスにて実施(開場:18:30/開演:19:00)。なお、ライヴ配信はDANKEの下記より。配信は2月7日21時までアーカイブで視聴可能。
(参照)
Wikipedia「広石武彦」「UP-BEAT」