加藤 高道(かとう たかみち/1960年1月21日~)は、日本の歌手、作詞家、作曲家、ものまねタレント。兄:久仁彦とデュオ「狩人」として活動する他、ソロでも活動。

 

 

 

1960年1月21日、加藤高道が誕生。愛知県岡崎市出身。後にデュオを組む兄:加藤久仁彦(かとう くにひこ/1956年9月19日-)がいる。

 

 

デビュー前に高道は、兄の久仁彦と同じ音楽学校に通っていながら、別々にソロ歌手を目指していた。だが、経済上の事情から継続出来なくなり「もう辞めたい」と講師に申し入れたところ「兄弟デュオでやるのならば1人分の授業料で構わない」と慰留され、これをきっかけに、久仁彦と兄弟フォーク・デュオ「狩人」(かりうど)を結成。
その後、デモテープが売れっ子作曲家の都倉俊一(とくら しゅんいち/1948年6月21日-)の耳に留まり、デビューを目指すことになる。

 

 

1977年3月25日、シングル“あずさ2号”(作詞:竜真知子/作・編曲:都倉俊一)でワーナー・パイオニアからデビュー。この時、高道は17歳だった。同曲は累計80万枚のセールスを記録し、オリコン最高位4位に到達。同年の「第10回新宿音楽祭」で金賞、「第19回日本レコード大賞」では新人賞を受賞した。

 

なお、デビュー同期は、榊原郁恵、高田みづえ、荒木由美子など。ニューミュージック界では、 松山千春、長渕剛、サーカスなどがいる。

4月~1978年3月、NHK総合テレビ『レッツゴーヤング』で、「サンデーズ」の一員としてほぼ毎回出演した。

8月25日、2ndシングル“コスモス街道”(作詞:竜真知子/作・編曲:都倉俊一)を発売、オリコン5位。

 

10月25日、1stアルバム(LP)『狩人FIRST 出逢った人に』を発売。

 

12月10日、3rdシングル“若き旅人”(作詞:竜真知子/作・編曲:都倉俊一)を発売、オリコン16位。

 

12月31日、『第28回NHK紅白歌合戦』に初出場、“あずさ2号”を披露した。

なお、兄弟仲が非常に悪かったことでも有名であり、「仕事の直前まで口論」、「本番前に取っ組み合って、顔に傷がついた」、「一緒に取材を受けていても机の下では蹴り合った」等の逸話がある。

 

 

1978年3月10日、4thシングル“青春物語”(作詞:山上路夫/作・編曲:都倉俊一)を発売。

 

4月~1979年3月、NHK総合テレビ『レッツゴーヤング』に、今度は司会者としてレギュラー出演。

5月25日、2ndアルバム『狩人SECOND メモリアル』を発売。

 

7月10日、5thシングル“みちのく夏愁”(作詞:竜真知子/作・編曲:都倉俊一)を発売。

 

10月25日、6thシングル“国道ささめ雪”(作詞:ちあき哲也/作曲:杉本真人/編曲:船山基紀)を発売、不二家「エクレール」CMソング。オリコン38位。

 

11月25日、1stライヴ・アルバム『KARYUDO First LIVE』を発売。

12月31日、『第29回NHK紅白歌合戦』に2年連続2度目の出場を果たし、“国道ささめ雪”を披露した。

 

 

1979年2月25日、7thシングル“アメリカ橋”(作詞:奥山侊伸/作曲:信楽順三/編曲:田辺信一)を発売、1976年9月21日に発売された湖東美歌のシングルのカヴァー。オリコン28位。

 

3月25日、3rdアルバム『狩人THIRD アメリカ橋』を発売。

 

6月25日、8thシングル“悲しみ・クライマックス”(作詞:中里綴/作曲:上原徹/編曲:船山基紀)を発売。

 

8月10日、9thシングル“女にかえる秋”(作詞:浅野裕子/作曲:平尾昌晃/編曲:船山基紀)を発売。ポーラ化粧品「'79秋のキャンペーン」ソング。

 

8月25日、4thアルバム『インカ・風の音』を発売。

 

 

1980年1月25日、10thシングル“白馬山麓”(作詞:喜多條忠/作曲:平尾昌晃/編曲:船山基紀)を発売。

 

4月10日、11thシングル“ブラックサンシャイン”(作詞:伊達歩/作・編曲:都倉俊一)を発売。B面収録の“君ひとりで旅するならば”(作詞:葛原直樹/作曲:加藤高志/編曲:松井忠重)は MBS制作TBS系ドラマ『花かぶら』主題歌。

 

7月25日、5thアルバム『Beautiful Express―美しき瞬間』を発売。

 

8月25日、12thシングル“クィーン・オブ・シックスティーン”(作詞:さがらよしあき/作・編曲:馬飼野康二)を発売。

 

10月25日、13thシングル“風が吹けば”(作詞:阿久悠/作曲:小林亜星/編曲:松任谷正隆)を発売。TBS系テレビドラマ『一人来い二人来いみんな来い』主題歌。

 

 

1981年4月25日、14thシングル“そして20才”(作詞:竜真知子/作曲:杉本真人/編曲:松井忠重)を発売。

8月25日、15thシングル“いつも夕暮れ”(作詞:白石ありす/作曲:福留順一/編曲:信田かずお)を発売。

 

9月25日、6thアルバム『宛名のない手紙』を発売。

 

 

1983年7月23日、16thシングル“日本海”(作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:信田かずお)を発売、オリコン66位。

 

11月16日、7thアルバム『日本海・狩人 あずさ2号から、そして…今。』を発売。

 

12月21日、17thシングル“南十字星が見える町から”(作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:信田かずお/ホーン・アレンジ:新田一郎)を発売。

 

 

1986年12月1日、18thシングル“カルチェラタンの空”(作詞:内藤綾子/作・編曲:都倉俊一)をクロスレーベルから発売。

 

 

1994年に結婚したが、その後離婚。

 

 

1995年1月25日、19thシングル“あずさ2号 -ニュー・ヴァージョン-”(作詞:竜真知子/作曲:都倉俊一/編曲:若草恵)をY.J.サウンズから発売。テレビ東京系『徳光のTVコロンブス』エンディングテーマ。

9月25日、20thシングル“今の君なら誰だって愛したい”(作詞:三浦徳子/作曲:都志見隆/編曲:船山基紀)を発売。テレビ東京系『徳光和夫の情報スピリッツ』エンディングテーマ。

 

 

1996年5月25日、中森明菜のヒット曲をカヴァーした21stシングル“ミ・アモーレ (Meu amor é・・・)”(作詞:康珍化/作曲:松岡直也/編曲:奥居史生)を発売、ノエビア「コスメティック・ルネッサンス」CMイメージソング。

 

 

2000年、1stソロ・アルバム『TAKAMICHI-ONE』をリリース。

同年、ソロ・シングル“兎のコン”を「TAKAMICHI」名義でリリース。

 

 

2001年、2ndソロ・アルバム『Enslave』をリリース。

同年、ソロ・シングル“シャドウ”、“ラ☆エンジェル”、“ヴィーナスの宵祭り”を「Takamichi」名義でリリース。

 

 

2003年6月25日、煙草のポイ捨て撲滅運動に参加し、高道が作詞、久仁彦が作曲を手掛けたキャンペーンソング“どんポイ! (Don't Poi!)”(作詞:加藤高道/作曲:加藤久仁彦/編曲:藤太薫哉)を22ndシングルとしてガウスエンタテインメントから発売。

同年、初のレギュラーラジオ番組として『狩人 ときめきの扉』がスタート。“どんポイ! (Don't Poi!)”を主題歌として起用した。

 

 

2004年3月25日、23rdシングル“夢をのせて”(作詞:加藤高道/作曲:加藤邦彦/編曲:藤井弘文)と、24thシングル“ブラボー!ムッシュ・ルモンド(地球讃歌)”(作詞:加藤修滋/作曲:M.Fugain/編曲:藤井弘文)を有限会社あずさ2号から同時発売。“ブラボー!ムッシュ・ルモンド(地球讃歌)”は、「EXPO 2005 日本国際博覧会(愛・地球博)」イメージソング。

11月25日、25thシングル“霧につつまれた恋”(作詞:荒木とよひさ/作曲:鈴木邦彦/編曲:若草恵)をガウスエンタテインメントから発売。

 

 

2005年、3rdソロ・アルバム『THANKS』をリリース。

 

 

2006年3月19日、デビュー30周年コンサートと、プロ野球OBチームマスターズリーグとの野球試合を東京ドームで開催し、主催者側発表で2万人の観客を集めた。

この頃、岡崎友紀、伊藤咲子、三善英史らと「青春コンサート」と銘打った懐メロコンサートで全国を回る。

6月7日、26thシングル“磐越西線”(作詞:木下龍太郎/作曲:市川昭介/編曲:若草恵)を徳間ジャパンから発売。これが解散前最後のシングルとなった。

 

同年、4thソロ・アルバム『FOREVER』をリリース。

 


2007年、5thソロ・アルバム『君へ・・・』をリリース。

4月26日、同年12月31日をもって狩人を解散することを発表。

12月31日、狩人が解散。

 

 

2008年以降、高道はソロ歌手活動と並行して、「歌手の人材派遣業」を展開。

一方、兄の久仁彦は、アマチュアのボクシング選手としての活動と、ソロ歌手活動を行った。

 

 

2009年2月18日、岡崎友紀とのデュエット・シングル“永遠の誓い”(作詞:岡崎友紀/作曲:加藤高道)を発売。

同年、6thソロ・アルバム『ダイヤモンドダスト』をリリース。

同年、ソロ・シングル“永遠の誓い”をリリース。


 

2010年8月、高道は、江木俊夫(元フォーリーブス)、あいざき進也、晃(フィンガー5)とともに「s4」を結成し、ライヴや同窓会コンサートなどで全国ツアーを展開。

 

12月25日、狩人として愛知県のホテルトヨタキャッスルにて「クリスマスディナーショー」を開催。

 

 

2011年6月1日、s4メジャー・デビュー・シングル“夢のつづき”をソニー・ミュージックダイレクトから発売。 

 

12月7日、s4メジャー・デビュー・アルバム『夢のつづき』をソニー・ミュージックダイレクトから発売。

 


2012年7月18日、5年ぶりに狩人の再結成を発表。きっかけは、解散前のラストシングルとして発売した“磐越西線”が、2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに、地元の福島県で人気が再燃していたことだった。しかしながら、すでにデュオを解散していたため、加藤兄弟はこの曲を2人で歌うことができずにおり、もどかしさを感じていたといい、「被災された福島県の人々をこの曲で勇気付けられるのなら」として、狩人としての活動再開を模索する。

同年には正式に狩人を再結成することとなった。
8月18日放送のNHK『思い出のメロディー』に出演して“あずさ2号”を歌唱。

11月6日の『NHK歌謡コンサート』では“コスモス街道”を歌唱。

 

 

2013年、7thソロ・アルバム『一途に...』をリリース。

 

 

2015年、ソロ・シングル“一途に”をリリース。

4月8日、ワーナー・パイオニア時代の狩人のシングル・コレクション・アルバム『あずさ2号 ワーナー・イヤーズ・コンプリート・シングルス』をウルトラ・ヴァイヴから発売。

 

 

2018年、8thソロ・アルバム『・・・逢いたい・・・』をリリース。

 

 

2019年、「TAKAMICHI」名義でソロ・シングル“TIAMO♡奄美”(作詞・作曲:高道/補作:朝井敏伸/編曲:藤井弘文)を発売。カップリング曲は、“奄美の恋人(スウィングホテル)”(作詞:松井康子/作曲:渡辺高章/編曲:岩上峰山)。

 

 

 

2020年、9thソロ・アルバム『高道60記念アルバム』をリリース。

4月22日、「ヒデとロザンナ」で知られるロザンナのデビュー50周年記念アルバムから、「タカ&ロザンナ」名義でデュエットした“関係ない”がシングルカット。

 


2022年1月、久仁彦が所属事務所をトップカラーからボイス・バラードに移籍。

この頃、「高道 with パンダ」名義で“パンダPandaパンダ”を発表。

 

 

2023年7月20日に兄弟の実父が亡くなったことを告白。

9月7日、高道は女優でタレントの岡元あつこ(1973年10月6日-)との再婚を発表した。

 

 

現在、加藤兄弟は各々個別での歌手活動を行いながら、狩人としても活動している。

近年、高道は「狩人・高道」として夢グループ主催「夢スター歌謡祭 春組対秋組歌合戦」に出演、全国各地を回っている。

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「加藤高道」「狩人」

 

https://voice-ballard.wixsite.com/karyudo

 

 

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