棚橋 静雄（たなはし しずお/1938年7月25日～）は、
日本のミュージシャン、歌手。
ロス・インディオスのヴォーカル担当、バンドのリーダー。
東京都出身。青山学院大学卒。
1962年、グループの前身「トリオ・ロス・ペペス」にアルパ（インディアンハープ）を加え、ラテンバンド「ロス・インディオス」（LOS INDIOS）を、チコ・本間（ちこ ほんま/本名：本間保睦/1940年8月25日-2007年12月25日）らラテンが好きな男性だけで結成。棚橋はリーダーに就任し、リードヴォーカルを担当、日本におけるラテン音楽の楽器演奏のパイオニア的存在の本間を軸に、ラテン音楽を中心とした音楽活動を行う。
1968年、シングル“コモエスタ赤坂”（作詞：西山隆史/作曲：浅野和典）を発売。
同年、シングル“知りすぎたのね”（作詞・曲：なかにし礼）を発売。この頃のラインナップは、棚橋、本間の他、シルヴィア加入以前は棚橋とツインヴォーカルを取っていた真谷五郎（Vo,G）、秋葉洋（G）、吉川裕二（Ds,Perc）、巻島昇（Pf,El）。
ムード歌謡が全盛期の最中、いずれもヒットソングとなり、ロス・インディオスは一躍有名歌手グループとなる。
1979年、初代女性ヴォーカリストとしてシルヴィア（本名：松田 理恵子〈まつだ りえこ〉/1958年3月21日～2010年11月28日）を迎える。
9月21日、シルヴィアとのデュエットソング“別れても好きな人”（作詞・曲：佐々木勉/編曲：渋谷毅）を「ロス・インディオス&シルヴィア」名義でシングル発売、オリコン最高位4位を記録し、1年後に150万枚を売り上げるミリオンセラーとなった。
1980年2月、ロス・インディオス&シルヴィアでシングル“それぞれの原宿”(作詞：中原葉子/作曲：中村泰士) を発売、オリコン最高43位、売り上げ6.4万枚。
12月31日、『第31回NHK紅白歌合戦』にロス・インディオス&シルヴィアとして初出場、紅組で“別れても好きな人”を演奏した。
1981年7月、ロス・インディオス&シルヴィアでシングル“うそよ今夜も”(作詞・曲：六ツ見茂明)を発売、 オリコン最高95位、0.6万枚。
12月31日、『第32回NHK紅白歌合戦』にロス・インディオス&シルヴィアで2年連続2回目の出場、“うそよ今夜も”を演奏した。
1982年3月、ロス・インディオス&シルヴィアでシングル“雨にしのんで”(作詞：来生えつこ/作曲：来生たかお) を発売。
9月、ロス・インディオス&シルヴィアでシングル“おもい手”(作詞：なかにし礼 作曲：黄霑) を発売。
12月31日、『第33回NHK紅白歌合戦』にロス・インディオス&シルヴィアで3年連続3回目の出場、“コモエスタ赤坂”を演奏した。
1983年、数々のデュエットソングを発表し、デュエットブームの一翼を担ったシルヴィアが脱退し、ソロ活動を始める。
同年、ロス・インディオスには後任女性ヴォーカリストとしてフローレス（嵯峨聖子・大岡恵子）が参加。
1987年、3代目女性ヴォーカリストとして阿部幸美が参加。
1988年、4代目としてルナが参加（1992年まで）。
1993年、5代目として、デビュー曲“私のハートはストップモーション”のヒットで知られる桑江知子（くわえ ともこ/1960年1月18日-）が参加（1998年まで）。
1998年、6代目として、坂田真由美が参加（2000年まで）。
2001年、7代目として、MAIKOが参加（2002年まで）。
2002年、8代目女性ヴォーカリストALICIA（アリシア/1973年6月2日-2011年7月6日）が参加。
2007年12月25日、チコ・本間が急逝。67歳没。
2010年11月28日、シルヴィアこと松田 理恵子が東京都港区の病院で、長男である歌手の中山貴大に看取られ死去。52歳だった。
2011年7月6日、ALICIA（アリシア）が心不全で死去。38歳没。
2012年、ロス・インディオス結成50周年を迎え、9代目として「Nina」（ニーナ）が参加。
2016年、10代目の女性ヴォーカリスト「Reina」（レイナ）を迎え、ロス・インディオス＆レイナとして活動。
2022年、ロス・インディオス結成60年を迎える。
3月16日、ロス・インディオス 60周年記念シングル“淋しがりや”（作詞：田久保真見/作曲：弦哲也）を発売。
（参照）
Wikipedia「ロス・インディオス」
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