長瀬 実夕(ながせ みゆ/1988年5月20日~)は、

日本の元歌手。ZONEの元メンバー「MIYU」。

 

 

 

北海道札幌市出身。

 

芸能事務所のランタイムミュージックエンタテインメントが運営していた芸能養成スクール「スタジオ・ランタイム」に入所。

1998年3月、スタジオ・ランタイムにて、TAKAYOを中心とした8人編成のダンス&ヴォーカルグループ「ZONE」に「MIYU」名義で加入する。この頃に、小室哲哉・松尾潔共同プロデュースによるメジャーデビューの企画が起ち上がったが、立ち消えになった。

 

 

1999年、4人編成となる。ラインナップは、TAKAYO(本名:大越貴代/V,G/1985年6月13日-/熊本県熊本市出身)、MAIKO(本名:栄舞子/Vo,B/1986年7月24日-/大阪府吹田市出身)、MIZUHO(本名:斉藤瑞穂/Vo,Ds/1986年12月12日-/北海道札幌市出身)、MIYU(本名:長瀬実夕/1988年5月20日-/北海道札幌市出身)。MIYUが最年少だった。

12月18日、1stシングル“believe in love”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:シゲ)でKnockers Recordsからインディーズデビュー。同シングルに収録の“僕はマグマ”(作詞:ZONE/作曲:森香/編曲:和田勝彦)のMVで「弾けない楽器を小道具として振り回すパフォーマンス」を行ったことで、これをきっかけにバンドルとしての活動をスタートする。

 

 


2001年2月7日、シングル“GOOD DAYS”(作詞:たくや/作曲:原一博/編曲:CHOKKAKU)でソニー・ミュージックエンタテインメント内のSony Recordsからメジャーデビュー。表題曲はメンバー出演によるエフティ資生堂「ティセラトゥインクルドリーム」CMソング。これを機に、メンバーは乗り気ではなかったが、所属芸能事務所のランタイムミュージックエンタテインメントによりバンドスタイルに方向転換した。だが、本作制作時にメンバーは「メジャーデビューと引き換えに自分たちから奪われてしまうことがある」と気付き、表題曲の選定、レコーディングの手順、バンドルというイメージ戦略まであらゆることに対して反発したという。オリコン20位。

 

5月23日、2ndシングル“大爆発 NO.1”(作詞:和田勝彦/作曲:和田克比古/編曲:彦摩呂)を発売、オリコン33位。

 

8月8日に発売された3枚目シングル“secret base〜君がくれたもの〜”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:虎じろう)以降は楽器を生演奏するようになった。表題曲は井上真央主演のTBS系列ドラマ30『キッズ・ウォー3 〜ざけんなよ〜』主題歌に起用された。ドラマ主題歌に起用されたのは自身初。今作で「第34回日本有線大賞」最優秀新人賞と、「第43回日本レコード大賞」新人賞を受賞した。オリコンチャート初登場2位を獲得。自身初のトップ3入りを果たした。また、シングルとしては初の年間チャート入りと、日本レコード協会からゴールドディスク認定を受けている。 累計出荷枚数は100万枚を突破している。

 

11月14日、4thシングル“世界のほんの片隅から”(作詞:一色そらん/作曲:KAIDO/編曲:KAIDO・JIN NAKAMURA)を発売、メジャーデビュー後としては唯一楽器を演奏しないで参加した楽曲。オリコン8位。

 

12月31日、『第52回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、“secret base〜君がくれたもの〜”を演奏した。

 

 

2002年2月14日、5thシングル“夢ノカケラ…”(作詞:n.machida・千空/作曲:町田紀彦/編曲:虎じろう)を発売、“secret base〜君がくれたもの〜”の続編として制作された楽曲。オリコン3位。同時発売で、1stアルバム『Z』をリリース、オリコン2位を記録した。

 

 

7月17日、6thシングル“一雫”(作詞:町田紀彦/作曲:羽岡佳/編曲:長岡成貢)を発売、オリコン3位。

 

9月26日、7thシングル“証”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:高橋katsu)を発売、オリコン3位。

 

11月27日、8thシングル“白い花”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:大坪直樹)を発売、オリコン3位。同時発売で、2ndアルバム『O』をリリース、オリコン3位。

 

 

12月31日、『第53回NHK紅白歌合戦』に2年連続2度目の出場、“夢ノカケラ…”を演奏した。

 

 

2003年4月16日、9thシングル“true blue/恋々…”(作詞:町田紀彦/作曲:吉松隆・町田紀彦/編曲:山原一浩/作詞・曲:町田紀彦/編曲:HIKARI)を発売、オリコン3位。

 

 

7月30日、10thシングル“H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:ha-j)を発売、オリコン3位。

 

10月29日、11thシングル“僕の手紙”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:山原一浩)を発売、オリコン2位。

 

12月31日、『第54回NHK紅白歌合戦』に3回連続3回目の出場。初代リーダーのTAKAYOが短期大学進学のためこの日を最後に脱退。

 

 

2004年、MIZUHOが2代目リーダーに就任。

2月4日、12thシングル“卒業”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:ha-j)を発売、TOMOKAが新加入後初のシングル。オリコン5位。

 

2月18日、3rdアルバム『N』をリリース、オリコン9位。

 

6月2日、13thシングル“太陽のKiss”(作詞・曲:町田紀彦/編曲:山原一浩/コーラスアレンジ:知野芳彦)を発売、表題曲はメンバー出演によるニベア花王『8×4』のCMソング。オリコン8位。

 

8月4日、14thシングル“glory colors 〜風のトビラ〜”を発売、表題曲はテレビ朝日系列『第86回全国高校野球選手権大会』とテレビ朝日系列『熱闘甲子園』オープニングテーマ、テレビ朝日系列『速報!甲子園への道』テーマソング。オリコン7位。

 

12月1日、ZONEの活動と並行して、本名「長瀬実夕」名義でシングル“Just 4 your Luv”(作詞:長瀬実夕/作曲:林有三/編曲:U-ZO & James for Dive-E Production)を Sony Recordsから発売、ソロ活動を開始した。オリコン16位。

 

12月15日、2ndソロシングル“snowy love”(作詞:長瀬実夕/作曲:渡邊崇尉/編曲:村山晋一郎)を発売、オリコン10位。

 

12月、MIZUHOも「春に高校卒業を控え今までの10代での経験を振り返りつつ見つめ直し、これからの自分の未来を考える時間を保ちたい」との理由で脱退を表明。

 

 

2005年、当初は残ったメンバーで活動を継続する予定だったが、シングル“笑顔日和”のジャケット撮影時に「MIZUHOのいない3人のZONEはZONEではない」との結論に至る。

3月9日、15thシングル“笑顔日和”(作詞:MIYU/作曲:町田紀彦/編曲:山原一浩)を発売、オリコン7位。

 

4月1日、日本武道館公演を以ってZONEは解散。解散後は個々でソロ活動を行う。

4月13日、初のベストアルバム『E 〜Complete A side Singles〜』を2枚組でリリース、シングルとアルバムを含め自身初のオリコン1位を獲得。

 


2006年4月19日、コンピレーションアルバム『ura E 〜Complete B side Melodies〜』をリリース、オリコン18位。

 

7月、再結成した「渚のオールスターズ」に「Miyu」名義で加入し、“君はボクの青空”(作詞:亜蘭知子/作曲:春畑道哉(TUBE)/編曲:渚のオールスターズ)で、愛内里菜、亜蘭知子とともにヴォーカルを務めた。オリコン24位。

 

 

2007年、レコード会社をCAMエンタテインメントに移籍し、本名「長瀬実夕」名義でソロ活動を再開。

10月10日、移籍後の1stシングル“Key〜夢から覚めて〜”(作詞:長瀬実夕/作曲:宮永治郎/編曲:本間昭光)をリリース、オリコン10位。

 

11月21日、1stソロアルバム『Gateway to Tomorrow』をCAMエンタテインメントからリリース、オリコン45位。

 

 

2008年2月13日、2ndソロシングル“Rose”(作詞:長瀬実夕/作曲:日比野裕史/編曲:本間昭光)を発売、オリコン26位。

 

4月29日、日比谷野外大音楽堂で開催された『NAONのYAON』に長瀬実夕と舞衣子(元ZONEのMAIKO)、元プリンセス プリンセスの富田京子と渡辺敦子を加えた当公演限定のスーパーバンド「ゾンプリ」を結成した。

5月21日、3rdソロシングル“茜”(作詞:長瀬実夕/作曲:空エス・長瀬実夕/編曲:中村太知・宮永治郎)を発売、表題曲は青田典子主演のテレビドラマ『ママの神様』の主題歌。オリコン21位。

 

11月19日、配信限定シングル“Miraculous Night”を発売。

11月30日、赤坂BLITZで開催された『POWER OF ART PROJECT Vol.2 by the MUSIC "JUST SAY NO!" 〜Stay clean, be happy〜』に長瀬と舞衣子、西村(旧TOMOKA)の3名で“笑顔日和”を披露し、3年7ヶ月ぶりに1夜限りの再結成を果たしている。


2011年、東日本大震災復興支援を目的として、長瀬(MIYU)と舞衣子(MAIKO)、西村(TOMOKA)の3名で“secret base〜君がくれたもの〜”のフレーズ通り、10年後の8月の期間限定で再結成。

8月14日、赤坂BLITZで開催された単発公演『「10年後の8月…」ZONE復活しまっSHOW‼︎〜同窓会だよ全員集合!〜』にてライヴ会場限定販売シングル “Lips”を発売。年内を期限に継続することとなる。

 

10月、TOMOKAが体調不良を理由に脱退、MIYUとMAIKOの2人体制になる。

12月20日、Zepp Tokyoで開催された『ガンバレ!!東北 チャリティーLIVE~SUPER GIRLS BAND”MESSAGE”~』にて新たに2012年以降の活動継続を発表した。

 

 

2012年6月6日、16thシングル“treasure of the heart 〜キミとボクの奇跡〜”(作詞:MIYU/作・編曲:丸山真由子)を発売、これがZONEとしてリリースする最後のシングルとなった。オリコン18位。

 


2013年、著しい不品行及び度々の業務不履行によりMIYUが所属事務所を解雇されたことを事務所側が発表、これにより芸能界を引退。

4月7日、最後に残ったMAIKOが単身でイベント『ZONE FINAL EVENT』をShibuya O-EASTで開催し、これをもってZONEの活動を終了した。

8月10日、『ZONEトリビュート〜君がくれたもの〜』が発売、ZONEを聴いて育った俗称「ZONE世代」の女性ミュージシャン10組の参加した。期間限定の2枚組盤では、特典としてメンバーが選曲したベスト・セレクション形式のベストアルバムが同梱された。オリコン5位。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「長瀬実夕」「ZONE」