ガゼボ(Gazebo/本名:Paul Mazzolini/1960年2月18日~)は、

レバノン出身のイタリアのシンガーソングライター、ミュージシャン、レコードプロデューサー。

 

 

 

1960年2月18日、パウル・マッツォリーニは、イタリア人外交官の父、アメリカ人歌手の母の間に、レバノンの首都で、「中東のパリ」と呼ばれたベイルートに生まれる。

父親の仕事の都合で、彼はデンマーク、ヨルダン、フランスに住んだ。アメリカンスクールで学んだおかげで彼は英語に堪能である。

 

彼はしばらくの間、ロンドンでギタリストとして働いていた。

また、デビュー前にはパンクバンドを組んでいたこともある。


 

1982年、デビューシングル“Masterpiece”が、イタリアのチャートで2位、スイス5位、西ドイツ(当時)35位のヒットになった。

 

パウル・マッツォリーニはデビューに際して、当時のラジオDJに対してアピールするにはキャッチーに聞こえる名前が必要だと考え、芸名を「Gazebo」(ガゼボ)と付けた。由来は西洋の庭園、公園、その他公共の広場などによくみられるパビリオンの一種の名前で、日本語では西洋風東屋(あずまや)とも言う。

 

 

1983年、シングル“I Like Chopin”(アイ・ライク・ショパン)をリリース。全世界で800万部を売り上げ、イタリアをはじめ西ドイツ、スペイン、オーストリアなど15か国でチャート1位になり、1980年代半ばの最も重要なイタロ・ディスコ・トラックの1つと見なされている。同曲を作曲したのは、歌手のリアン・パリスのためにヒット曲“ドルチェ・ヴィータ”を共同執筆したことで知られるピエル・ルイジ・ジャンビーニで、歌詞はパウル・マッツォリーニ即ちガゼボ自身によって付けられた。同曲は日本でもオリコンシングルチャート9位、オリコン洋楽シングルチャート1位となった。

 

また日本では、「小林麻美 with C-POINT」による日本語詞カヴァーのシングルが邦題“雨音はショパンの調べ”(作詞:Paolo Mazzolini/作曲:P.L.Giombini /日本語詞:松任谷由実/編曲:新川博)として1984年4月21日にリリース、3週連続オリコン1位、1984年年間12位のヒットとなった。なお、小林麻美と日本語詞を手掛けた松任谷由実は旧友であり、松任谷は後に“雨音はショパンの調べ”をセルフカヴァーした。

同年、シングル“Lunatic”もイタリア3位、西ドイツ4位、スイス6位、オーストリア13位とヒットした。

 

他にシングル"Gimmick!"、"Love in Your Eyes"とセルフタイトルの1stアルバム『Gazebo』をリリースした。

 

 

この年、フランス文学の学位を取得して大学での研究を終えた。

 

 

1984年、シングル"Telephone Mama"がイタリアでチャート10位に入るヒットとなった。同年はまた、シングル"First!"、アルバム『Telephone Mama』をリリース。

 

 

 


1985年、シングル"For Anita"、アルバム『I Like Chopin』、『Univision』をリリース。

 

 


1986年、シングル"Trotsky Burger"、"The Sun Goes Down on Milky Way"をリリース。

 

 


1987年、シングル"Give Me One Day ... / Diamonds Are Forever"、アルバム『The Rainbow Tales』をリリース。

 


1988年、シングル"Coincidence"をリリース。

 


1989年、シングル"Dolce Vita"、アルバム『Sweet Life』をリリース。

 


1991年、シングル"Fire"、"The 14 July"、"I like Chopin 1991"(Remix)、アルバム『Scenes from the News Broadcast』をリリース。

 

 

 

1994年、アルバム『Portrait』をリリース。

 


1997年、アルバム『Viewpoint』をリリース。

 

 

1998年11月21日、『ベスト』が発売。

 


2000年、シングル"Masterpiece 2K"(Remix)、アルバム『Portrait & Viewpoint』をリリース。

 

 

2002年10月2日、『ベスト・オブ・ガゼボ』が発売。

 

 

2006年、シングル"Tears for Galileo"をリリース。

 


2007年、シングル"Ladies!"、アルバム『Ladies! The Art of Remixage』をリリース。

 


2008年、シングル"Virtual Love"、アルバム『The Syndrone』をリリース。

 


2011年、"Queen of Burlesque"をリリース。

 

 

2013年、ライヴアルバム『I Like ... Live!』をリリース。

 

 

2014年、コメディ映画『セクシーショップ』に出演。

 


2015年、シングル"Blindness"、アルバム『Reset』をリリース。


 

2016年、シングル“Wet Wings”、アルバム『Wet Wings』をリリース。

 


2018年、シングル"La Divina"、アルバム『Italo by Numbers』をリリース。

 


Gazeboは、現在もツアーやアルバム制作に取り組んでいる。 さらに、彼は他のアーティストのプロデュースも行っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikiedia「ガゼボ (歌手)」「Gazebo (musician)」

 

 

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