リンリン(Letilia Barber/鮑樂德/姉/1959年1月3日~)、ランラン(Katharine Barber/鮑家德/妹/1959年1月3日~)は、香港出身の双子姉妹の元歌手。

双子姉妹によるポップデュオ「リンリン・ランラン」で知られる。

 

 

 

1959年1月3日、鮑樂德と鮑家德は、アメリカ人の父と中国人の母の間に、一卵性双生児のハーフとして、イギリス領香港(当時)に生れる。

 

1972年から香港で「樂家姊妹」(The Lokka Sisters/ロッカーシスターズ)として活躍。

 

来日後にオフィス星野(岡山県)でダンスや日本語を学び、サンミュージックプロダクションに紹介をされる。

 

1974年、日本テレビのテレビ番組『スター誕生!』でアシスタントとして「リンリン・ランラン」はデビュー。

4月15日、シングル“恋のインディアン人形”(作詞:さいとう大三/作・編曲:筒美京平)をリリースして、日本ビクターからレコードデビュー。オリコンシングル週間チャートで最高27位、8万4千枚のセールスを記録する自身最大のヒット曲となる。姉のリンリンが向かって左で、妹のランランが向かって右で歌う。ロングのお下げ髪に、インディアンのような衣装を着て歌い、アジア系の雰囲気も持っていたため、先住民族と誤解されることも多かった。

 

 

なお、日本ビクターの音楽ソフト部門のうち、製造部門を除く制作・営業・宣伝および出版事業などの部署が同年4月25日に分離・独立し、「ビクター音楽産業株式会社」(当時/現:株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)となる。

7月、1stアルバム『恋のインディアン人形 / リンリン・ランラン ファースト・アルバム』を発売。

8月25日、2ndシングル“陽気な恋のキューピッド”(作詞:さいとう大三/作・編曲:筒美京平)を発売。

 

 

11月、2ndアルバム『陽気な恋のキューピッド / リンリン・ランラン No.2』を発売。

11月10日、3rdシングル“恋のパッコンNO.1”(作詞:さいとう大三/作・編曲:穂口雄右)を発売。

 

 

人気絶頂期に東京・芝公園(最寄り駅は御成門駅)に当時あった中国料理店「留園」のテレビCMに出演し、「♪リンリンランラン留園 リンリンランラン留園 留園行って幸せたべ~よ!」とCMソングを歌ったこともあった。

 

 

1975年2月25日、4thシングル“ノックは暗号”(作詞:阿久悠/作曲:井上忠夫/編曲:馬飼野康二)を発売。

 

 

5月、3rdアルバム『夢の世界』を発売。

6月10日、5thシングル“恋の雨音”(作詞:阿久悠/作・編曲:都倉俊一)を発売。

 

 

8月25日、6thシングル“恋はラブ・ラブ”(作詞:千家和也/作・編曲:穂口雄右)を発売。

 

 

 

1976年7月10日、7thシングル“小さなプロポーズ”(作詞:千家和也/作曲:辻明/編曲:高田弘)を発売。

 

 


日本での活動が下火になってからも、香港で桜田淳子、岩崎宏美などの楽曲を広東語でカヴァーしたレコードをリリースした。日本でおなじみであったお下げ髪は香港でもしばらく続けていた。

1970年代末ごろ、芸能界を引退。

その後はアメリカ合衆国で生活。

姉のリンリンは1980年に結婚し、アリゾナに在住。

妹のランランは1982年に結婚し、カリフォルニア州で暮らしている。

 

1987年、日本のテレビの歌番組に出演、“恋のインディアン人形”を歌唱した。

 

1990年代に、テレビ番組の企画により、何度か限定再結成した。

 

 

2008年12月17日、ベストアルバム『GOLDEN☆BEST リンリン・ランラン』が発売。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「リンリン・ランラン」