持田 香織(もちだ かおり/旧芸名:持田 かおり/1978年3月24日 - )は、

日本のシンガーソングライター。Every Little Thingのヴォーカリスト。

 

 

東京都江東区出身。亀戸生まれ。

 

子役として、数々のテレビCM、モデル雑誌で活躍。

小学校時代は、一輪車クラブに所属しており、一輪車で登下校していた。

高校時代は、バトントワリング部に所属。高校の先輩には森尾由美がいる。

 

その後、「持田かおり」の芸名で『週刊ヤングマガジン』誌上で公募されたアイドルグループ「黒BUTAオールスターズ」第2期メンバーとして芸能界入り、テレビ東京『黒BUTA天国』出演。

 

1993(平成5)年7月10日、同グループ名義のシングル“あなたにお願い申し上げます。”でCDデビュー。後にシングル“もう一度”(テイチク)でソロデビューを果たすが、この時は特にヒットすることはなく、一旦芸能界を離れ、学業に専念する。なお、“もう一度”はブレイク後の1998(平成10)年6月17日に再発売され、オリコン最高位14位を記録している。

 

1995(平成7)年、持田は「TRFになりたい」とエイベックスの扉を叩く。当時エイベックス専務の松浦勝人は持田の歌声に可能性を感じ、『友&愛』元店長で音楽プロデューサー志望の五十嵐充を紹介、彼に曲を作るよう指示し、毎週日曜日に収録しデモテープを送らせた。デモを聴いた松浦は「いける」と直感し、自らプロデュースを担当。持田の声質に惹かれた五十嵐は早速ヴォーカルレッスンを開始、当初は持田をソロで売り出す予定だったが、持田が高校卒業目前だったことに加え、松浦の勧めもあり、五十嵐とのユニットでのデビュー話が進む。しかし、目指すサウンドには何かが足りないと思った五十嵐はギターの必要性を訴え、大学バンドの仲間だった伊藤一朗を誘う。こうして持田香織(Vo,作詞)、伊藤一朗(G,作・編曲)、五十嵐充(リーダー,サウンドプロデュース,Key,作詞・作曲・編曲)の3人が揃い、Every Little Thing(以下、略称「ELT」)が誕生。なお、持田と伊藤が初めて会ったのはデビュー1か月前だった。

 

1996(平成8)年8月7日、1stシングル“Feel My Heart”でエイベックス・ディー・ディーからデビュー、オリコン最高位24位、約10万枚を記録。90年代に圧倒的人気を博したZARDや当時のavexを牽引していた小室哲哉率いるglobe等の成功手法を採り入れ、人気に火がつく。 

 

1997(平成9)年1月22日、3rdシングル“Dear My Friend”でオリコン9位、49万枚のヒット。

 

4月9日発売の1stアルバム『everlasting』で、1stアルバムながら初のオリコン1位獲得かつ初のミリオンとなる192万枚を記録し、大ブレイクを果たす。

 

6月発売の4thシングル“For the moment”で、シングルでも初登場1位を獲得。

 

8月6日、5thシングル“出逢った頃のように”発売、オリコン3位。

 

10月、6thシングル“Shapes Of Love”発売、オリコン3位。

 

12月31日、NHK紅白歌合戦に初出場、“Shapes Of Love”を歌唱。

 

1998(平成10)年1月7日、7thシングル“Face the change”リリース、オリコン1位。

 

2月11日、8thシングル“Time goes by”を発売、オリコン2位、シングルで初ミリオンを達成。

 

4月、2ndアルバム『Time to Destination』が352万枚というELT最大のヒットを記録。

 

6月17日、9thシングル“FOREVER YOURS”発売、オリコン1位。

 

9月30日、10thシングル“NECESSARY”発売、オリコン2位。

この頃、五十嵐の楽曲の世界観やシンセサイザーを駆使したサウンド、持田の歌声とファッションが10代・20代を中心に支持され、1990年代後半を代表するグループに成長していった。

 

1999(平成11)年1月27日、11th シングル“Over and Over”発売、オリコン4位。

 

3月3日、初ベストアルバム『Every Best Single +3』と12thシングル“Someday, Someplace” を同時発売、ベストアルバムはオリコン1位にダブルミリオン(225万枚)を記録、シングルはオリコン4位に達した。だが、リーダーの五十嵐がプロデュースのための十分な時間を確保したいという意向を持ち、本作リリース後は表立った活動のほとんどない期間を過ごす。

 

 

12月31日、紅白歌合戦に出場し、久しぶりに表舞台に復帰。

 

2000(平成12)年1月、13thシングル“Pray/Get Into A Groove”、2月14thシングル“sure”と3月3rdアルバム『eternity』リリース後、3月をもって五十嵐がプロデュース活動専念のため脱退。

4月から持田と伊藤の2人になる。

 

6月、15thシングル“Rescue me (Single Mix)”以降、五十嵐のELTの楽曲への関与はなくなる。

10月、五十嵐脱退後の初の新曲となる16thシングル“愛のカケラ”のリリースをもって、正式に2人体制での活動がスタート。オリコン2位。

 

2001(平成13)年1月1日発売の17thシングル“fragile”はフジテレビ系『あいのり』主題歌として使用され久々の1位獲得、83万枚というシングルでは自身2番目のヒットを記録。同年オリコン年間カラオケチャートで1位を獲得し、3年連続年間TOP10入りを果たした。

 

2月21日、18thシングル“Graceful World”発売、オリコン5位。

3月22日、4thアルバム『4 FORCE』発売、オリコン2位。

 

10月17日、19thシングル“jump”発売、オリコン7位。

 

2002(平成14)年5月15日、20thシングル“キヲク”発売、オリコン4位。

 

8月16日、21thシングル“ささやかな祈り”発売、オリコン5位。

 

12月18日、22ndシングル“UNTITLED 4 ballads”発売、オリコン1位。

 

2003(平成15)年3月19日、5thアルバム『Many Pieces』発売、オリコン1位。

 

11月12日、シングル“また あした”発売、オリコン3位。

 

2004(平成16)年3月10日、6thアルバム『commonplace』発売、オリコン1位。

 

10月20日、尊敬する井上陽水によるプロデュース(「持田香織 produced by 井上陽水」名義)で、シングル“いつのまにか少女は”(作詞・作曲:井上陽水)を発売。ソロとしては11年ぶりで、1973(昭和48)年3月の井上陽水“夢の中へ”のカップリング曲のカヴァー。トリビュート・アルバム『YOSUI TRIBUTE』にも収録されている。

12月15日、“恋文/good night”を発売、オリコン1位。

 

2005(平成17)年10月26日、28thシングル“きみの て”を発売、オリコン2位。

 

12月31日、NHK紅白歌合戦に8回連続出場(1997年 - 2004年)。

 

2006(平成18)年3月24日に発売された、誕生日が同じで7つ違いの女優、綾瀬はるかの歌手デビュー曲“ピリオド”の作詞を小林武史と共作した。

8月9日、7thアルバム『Crispy Park』発売、オリコン1位。

 

8月30日、31stシングル“スイミー”を発売、関西テレビ・フジテレビ系火曜22時ドラマ『結婚できない男』主題歌。オリコン16位。

 

2007(平成19)年10月31日、33thシングル“恋をしている/冬がはじまるよ feat.槇原敬之”発売、表題曲は「サッポロ 冬物語」CMソング。カップリング曲は初代「サッポロ 冬物語」CMソングだった同曲を槇原をコーラスに招いてカヴァー。オリコン7位。

 

2008(平成2)年2月13日、34thシングル“サクラビト”発売、オリコン9位。

 

3月5日、8thアルバム『Door』発売、オリコン2位。

 

2009(平成21)年1月28日、約4年3ヶ月ぶりに自身3枚目となるソロシングル“雨のワルツ”を「持田香織とSAKEROCK」名義で発売、オリコン11位。これを機にソロ活動を本格的に開始。

 

3月、田島貴男と「Caocao」を結成、フィンガー5の楽曲“個人授業”をカヴァー。綾瀬はるか主演の映画『おっぱいバレー』の主題歌となる。

※演奏は1:30頃から開始。

 

8月12日、1stソロアルバム『moka』発売、オリコン9位。

9月、36thシングル“DREAM GOES ON”で脱退以来9年ぶりに五十嵐が曲提供、オリコン6位。

 

11月発売の37thシングル“冷たい雨”、2010年2月発売の10thアルバム『CHANGE』でも上記3作品以外の収録曲で五十嵐が作詞・作曲・編曲を担当した。

 

2010(平成22)年3月24日、9thアルバム『CHANGE』発売、オリコン8位。

 

8月25日、2ndソロアルバム『NIU』発売、オリコン10位。

 

2011年9月21日、10thアルバム『ORDINARY』発売、オリコン2位。

 

2012(平成24)年6月6日、“美しき麗しき日々”が発売、日本テレビ系ドラマ『クレオパトラな女たち』に、ソロでは初のドラマ主題歌として抜擢された。 オリコン29位。

 

2014(平成26)年2月19日、11thアルバム『FUN-FARE』発売、オリコン7位。

 

2015(平成27)年7月26日、三重県桑名市のナガシマスパーランドで開催された「TOKAI SUMMIT」のステージにて、スポーツトレーナーの一般人男性との婚約を報告。

8月8日に婚姻届を提出した。

9月23日、12thアルバム『Tabitabi』発売、オリコン4位。

 

2016(平成28)年6月5日、シングル“まいにち。”を配信リリース。

8月7日にデビュー20周年を迎え、同日には代々木第二体育館で記念コンサートを行った。それ以降、ユニットとしては目立った活動(半年に数回の新譜リリース配信のみ)はなく、それぞれソロ活動として拠点を置いている。

9月21日、6月に配信リリースした“まいにち。”を48thシングルとして発売、オリコン63位。

 

 

2017(平成29)年7月5日、“RIDE IT OUT”(作詞:Kaori Mochida・Andy Platts/作曲:Andy Platts)を配信リリース、メナード「フェアルーセント」2017 CMソング。

 

2018(平成30)年5月23日、“浴びて! 光”(作詞:Kasekicider./作曲:Kota Hashimoto)を配信リリース、メナード「フェアルーセント」2018 CMソング。

 

2019(平成31)年3~4月、ソロ活動10周年を記念した全国ツアー「KRASYS presents 持田香織10周年記念コンサートツアー2019[てんとてん]」を開催。 

8月28日、ELT単独ライヴ「Every Little Thing 23rd Anniversary Concert」を行った。

10月8日、ソロ名義で6thデジタルシングル“まだスイミー”を配信リリース。13年ぶりの続編となるドラマ『まだ結婚できない男』の制作にあたり、「『結婚できない男』といえば“スイミー”」と主演の阿部寛から主題歌続投の熱望を受けて、制作スタッフが持田にソロでのセルフカヴァーをオファー、歌詞を一部書き換えてリリースしたもの。ビルボードジャパン8位。

 

2020(令和2)年4月13日、7thソロ・デジタルシングル“ジャスミン”を配信リリース。

 

同年、冬のファンクラブイベントより、ファンクラブ限定でメンバーの持田、伊藤と放送作家の川上とも子によるラジオコンテンツ「かみあわせ」を開始しており、定期的な配信をしている。

 

2021(令和3)年3月21日、持田の新曲“スタートライン”を発表。 メナード「フェアルーセント」CMソング。メナード公式サイトにて公開中。

https://www.menard.co.jp/beauty/cm/fairlucent.html 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「持田香織」「Every Little Thing」