相川 七瀬(あいかわ ななせ/1975年2月16日~)は、日本の歌手、カラーセラピスト。

 

 

大阪府大阪市東淀川区上新庄出身。

中学1年生の時に「中学3年生までオーディションを受けさせて」と母に頼み込んだ。

 

1990年、中学3年生の時、最後と15歳で臨んだソニー主催オーディションに不合格。

芸能界を諦め高校に進学するが、1年程経った頃、オーディションの審査員であり後にプロデューサーとなる織田哲郎から直接電話を受ける。この時は自分の中で芸能界は終わった夢として一度は断るも、織田から伝えられた自宅の電話番号へさらに一年経た頃に改めて連絡して上京。歌手デビューのためボイス・トレーニングを開始する。

 

 

1995年11月、織田プロデュースによる“夢見る少女じゃいられない”(作詞・作曲・編曲:織田哲郎)でエイベックスのmotorodレーベルから歌手デビュー。

 

相川をトータルプロデュースするに当り、織田はそれまで主流だった「前向きなガール・ポップ」ではなく、「前向きじゃないダークなロック」を全面に打ち出した。

 

 

1996年2月9日、2ndシングル“バイバイ”を発売、オリコン19位。

4月17日、3rdシングル“LIKE A HARD RAIN”(作詞:相川七瀬・織田哲郎 / 作・編曲:織田哲郎)で、初のシングルA面で歌詞共作にして初のトップ10入りとなる8位。

6月5日、4thシングル“BREAK OUT!”リリース、オリコン4位。

 

7月、1stアルバム『Red』を発売。オリコンのアルバムチャート初登場1位、総売上245万枚を超すダブル・ミリオンの大ヒットになった。

 

10月、5thシングル“恋心”を発売、ミリオンセラーを記録し自身最大のヒット曲となる。年末には第47回NHK紅白歌合戦に初出場、“夢見る少女じゃいられない”を披露。 

 

 

1997年2月13日、6thシングル“トラブルメイカー”を発売、自身2番目の売り上げを記録。オリコン2位。

 

5月1日、7thシングル“Sweet Emotion”を発売、『ハイチュウ』CMソング、全国民放ラジオ「ラジオ新時代」キャンペーンソング。オリコン2位。

 

7月、2ndアルバム『paraDOX』発売、オリコン初登場1位、総売上143万枚を記録。

 

自身初の全国コンサートツアー「Live Emotion '97」20公演を敢行、チケット発売後1時間で完売し、6万5千人を動員、最終の9月9・10日には日本武道館で公演。デビュー後わずか1年10か月での日本武道館ライヴであった。同年も紅白出場が有力視されたが、アルバムジャケットの海外撮影と日程が重なったこと等から見送られた。

11月12日、8thシングル“Bad Girls”を発売、オリコン5位。

 

 

1998年2月4日、9thシングル“彼女と私の事情”を発売、オリコン6位。

 

5月8日、10thシングル“Nostalgia”を発売、オリコン7位。

 

7月、オリコン初登場1位になったアルバム3rd『crimson』を発表後、全国40公演の「Live Emotion '98 crimson」コンサートを催行。

 

10月、最終大阪公演が終了後、髪の毛をばっさり切り、約2か月ドイツを一人旅。 

11月6日、11thシングル“Lovin' you”を発売、オリコン8位。シングルA面曲では初の相川七瀬単独作詞。

 

 

1999年3月17日、12thシングル“COSMIC LOVE”を発売、オリコン6位。

 

同年、トレードマークの赤いロングヘアを金髪ショートヘアに変え「第2期相川七瀬」と銘打ち5月19日、ベスト・アルバム『ID』発売。オリコン1位になり、第12回日本ゴールドディスク大賞「ベスト・ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

 

7月23日、13thシングル“世界はこの手の中に/Heat of the night”発売、オリコン7位。

 

9月29日、14thシングル“Jealousy”を発売、オリコン8位

 

12月8日、15thシングル“China Rose”を発売、オリコン13位。

その後、次作「FOXTROT」制作中、年末年始にかけ雑誌取材のためカナダ旅行。 

 

 

2000年、プロデューサーに布袋寅泰を起用、歌唱するロックの曲調の幅が広がった。

2月16日、4thアルバム『FOXTROT』を発売、オリコン3位。

 

2~5月、全国ツアーライヴ「Live Emotion 2000 "FOXTROT"」32公演を催行、ラストは沖縄。

5月31日、布袋初プロデュースの16thシングル“midnight blue”(作詞:相川七瀬・布袋寅泰/作・編曲:布袋寅泰)を発売、 テレビ東京系『ASAYAN』EDテーマ。オリコン10位と久々にトップ10に返り咲く。

 

7月、小学館より絵本『ぼくはくじら』を発表し、絵本作家デビュー。

8月9日、17thシングル“SEVEN SEAS”を発売、布袋寅泰プロデュース第二弾。花王「ソフィーナ・AUBE」CMソング。オリコン10位。

 

8月12日、台北市西門町で予告無しのゲリラ・ライヴを敢行、雨の中3,000人を集客。

 

 

2001年1月31日、18th“NO FUTURE”、19th“〜dandelion〜”と、シングル2枚同時発売、各々オリコン15位・17位。

2月21日、アルバム『Purana』を発売、オリコン7位。

 

2月16日、自身の誕生日であるこの日、一般男性と入籍。

妊娠後もスタジオ作業は継続し、出産直前まで制作に携わり、各方面で活躍するミュージシャンとのコラボレーションによる初のバラード集ミニアルバム『The Last Quarter』を発表。

9月、第一子の男児を出産。

12月、絵本第二弾『くじらサンタ』を発表。

 

 

2002年10月9日、アン・ルイスの代表曲をカヴァーした21thシングル“六本木心中”を発売、現時点では自身最後のオリコントップ10入りとなる10位。

 

 

2003年2月13日、22thシングル“Shock of Love”を発売、作詞は大黒摩季が担当。オリコン39位。

 

この頃、前世療法で自身が深く癒されたことをきっかけに、独学でセラピーを勉強し、11月には英国の団体からカラーセラピストの最高位免許「ティーチャーレベル3」を当時最年少で取得。翌年には、セラピーや占星術に関連する学校を設立する等、多方面に進出。デビュー以来ともにしてきた織田の元を離れ、新たに岡野ハジメをプロデューサーに迎える。

11月27日、岡野初プロデュースの23thシングル“R-指定”(作詞:相川七瀬/作曲:yasu/編曲:岡野ハジメ・小池敦)発売、オリコン37位。

出産後、ほぼ2年振りのライヴハウスツアー「THE GIG '03 LIVE IT NOW」を敢行。

12月31日、ナガシマスパーランドにて初のカウントダウンライヴを行う。

 

 

2004年2月、2年半振りの7thアルバム『7 seven』を発売。

2月18日、25thシングル“Round ZERO〜BLADE BRAVE”を発売、表題曲はテレビ朝日系『仮面ライダー剣』の前期(1 - 30話)主題歌。オリコン11位。

 

同月22日にNHKホールで行なわれた「日中友好歌謡祭」に出演、「愛ノ詩 -マジェンタレイン-」を歌う様子が中国でも実況。

3月、カラーセラピー本『恋のダイス&ルーレット』と不思議体験記『バリコワ』出版。

5月8日からは、約4年振りとなる全国ホールツアー「Live Emotion "7 seven"」を、7月から毎年恒例のライヴTOUR AIKAWA NANASE "7 seven" THE GIG '04を行う。

7月、英国やアイルランドでジェニファー・エリソン(Jennifer Ellison)が相川の2ndシングル“バイバイ”のカヴァー“Bye Bye Boy”を唄い、英国チャートで13位を記録。

9月にはライブのDVD『Live Emotion 2004 SEVEN』を発売。

11月8日、デビュー10年目となる。

12月31日、長崎ハウステンボスで2回目のカウントダウンライヴを行う。

 

 

2005年1月12日開始のテレビドラマ『87%-私の5年生存率-』に岡田江梨子役で、

ドラマ初挑戦にしてレギュラー出演。

2月、自らプロデュースしたアルバム『THE FIRST QUARTER』発表。フュージョン系のマイルドなサウンドが中心。

 

7月7日、同年から「七瀬の日」と題して7月7日にSHIBUYA-AXでライヴを毎年開催。サポートメンバーにはPATAや真矢、D.I.E.、CRAZY COOL JOE、マーティ・フリードマン等が参加。

10月19日、配信先行シングル“R.U.O.K?!”が iTunes Music Storeにて配信開始。

 

11月11日に韓国の釜山で第2回アジア・ソング・フェスティバルに出演。

11月9日リリースのアルバム『R.U.O.K?!』は韓国、香港でも発売された。

 

年末には、翌年から全国展開する洋服ブランド「VAL VALENZA」の春夏イメージキャラクターを委嘱され、ファッション誌の広告、各店舗で1日店長などを務めた。

同年から年末ライヴをキリスト品川教会グローリアチャペルで行う。

 

 

2006年1月1日、ライヴアルバム『7.7.7.』(DVD,CD2枚の3枚組)発売。

6月、シンガポールで第20回“Singapore Arts Festival”に出演。

7月に台湾で“Formoz Festival 2006”に出演などアジア地域でも活動を行う。

 

 

2007年、妊娠9か月の時期もライヴを普通に敢行し、後で助産師に叱られたという。

9月9日、自宅出産で第2子となる男児を無事出産。

この頃から音楽雑誌の他に、主婦・子育てする母親を対象とした育児雑誌にも活動の場を広げ、インタビュー等が掲載されるようになる。

 

 

2008年5月、2年振りの新曲“PRISM”を配信限定リリース。

 

 

2009年2月、4年ぶりのアルバム『REBORN』を発売。

2月16日~3月3日、自身初のクラブツアー「AIKAWA NANASE CLUB TOUR '09 REBORN -STYLE-」を全国7箇所で行う。

8月25日、パチンコ台「CR相川七瀬〜時空の翼〜(藤商事)」が発表される。

9月、小説『ダリア』を上梓。

11月11日、久々に織田哲郎プロデュースによるシングル“tAttoo”(作詞:あさのますみ、織田哲郎 / 作・編曲:織田哲郎)を発売、表題曲の歌詞は声優の浅野真澄(クレジット「あさのますみ」)が織田と共作した。オリコン56位。

 

 

2010年、2月16日に渋谷のduo music exchangeにてバースデイライヴを開催。

同日、デビュー15周年ベスト・アルバム『ROCK or DIE』を発売。

9月29日、アルバム『稲垣潤一 / 男と女3-TWO HEARTS TWO VOICES-』の冒頭でWinkのデュエットカヴァー“愛がとまらない”を発表。

11月3日、ライヴDVD『AIKAWA NANASE Live Emotion 999』を発売。

11月8日にデビュー15周年を迎えた相川が、「新たなロックシーンを築くこと」を目標にデビュー16年目に向け新プロジェクトとしてガールズバンド「Rockstar Steady」を始動。

12月8日、Rockstar Steady名義でDVDシングル“Fine Fine Day”を発売、オリコン187位。

 

 

2011年2月16日、「Rockstar Steady」として1stアルバム『Gossip』を発売、オリコン140位。

 

 

2012年9月18日、難産ながらも無事、第3子となる女児を出産。

 

 

2013年2月16日、ソロとしては4年ぶりのオリジナル・アルバム『今事記』を発売。

 

 

2014年3月5日、30thシングル“桜舞い降りる頃、涙色 feat.mayo”を発売、オリコン72位。 

 

 

2015年8月26日、31thシングル“満月にSHOUT!”を発売、オリコン62位。 

 

 

2016年7月6日、32thシングル“ACROSS”をはts倍、オリコン63位。

10月26日、12thアルバム『NOW OR NEVER』を発売、オリコン65位。

 

 

2018年6月20日、13thアルバム『ROCK GOES ON』を発売、リードトラック“お祭り騒ぎ”(作詞:相川七瀬、稲村太佑/作・編曲:稲村太佑)は「アルカラ」の稲村太佑が楽曲提供し、レコーディングにはアルカラのメンバーが参加、また相川と稲村が登場するMVも製作された。オリコン92位。

 

 

 

2020年、デビュー25周年を迎え、祭りを通じて「地域活性に携りたい」という思いから國學院大學神道文化学部を受験し合格した。

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「相川七瀬」

公式サイト